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博多座『エリザベート』王子の楽

■日時:2023年1月30日(月)17:00
■会場:博多座 3階A列 サブセンター
■出演:愛希れいか、井上芳雄、佐藤隆紀、立石俊樹、
未来優希、涼風真世、上山竜治、原 慎一郎、井伊 巧

ありがたいことに王子の楽に参戦できました。
sasaのマイ楽でもあります。

そして、初めての愛希エリザ。

エリザといえば、花總さんがレジェンドでしたし、
これまで他にいいなあと思う方もいなかったのであんまり期待してませんでした。

が!愛希さん、歌が上手でビックリ!
音程も高音もパーフェクト。
やはりこれは若さでしょうか、歌声にハリがあって
キラキラ輝いてます。
そして噂は聞いてましたが、強い!
表情も最初からものすごい圧を出していて
半ばステージで仁王立ち状態。
歌も強いから「私が踊る時」にはエリザの強さにあわせて
トート閣下も強くなる。
二人あわせてものすごい迫力でしたよ。

古川くんを観たわけではないけど、
やっぱりねえ、王子は立ち姿ひとつ取っても違うのよ。
闇広でルドルフと一緒に歌うわけですが、
ラストでステージ前方の段差があるところに出てくるシーン、
王子は段差に足を立ててポーズを決め堂々たる姿なのに
ルドルフは両足揃えて棒立ちなのです。

遠くからエリザを操るような手の動きも好き。

余裕だよなあ、トートになりきってるし
再演だし、もはや敵なしだろう。
と思ってたけどね、ご挨拶でちょっと、え?って思った。
自分は正月からずっと実家にいて1ヶ月足らずの出演だったけど、
カンパニーのみなさんは、東京大阪から続けて来てるわけで、
その中に入っていくのは、
「今頃来た自分を仲間に入れてくれてありがとう」
の感があったようなのです。
トップの位置にいてもそんなこと思うのね、
こういう気遣いが王子の素晴らしさなんだよなあ。

いやいや、王子だって休憩してたわけはなくて
『しびれ雲』があったでしょ?

そして、全会場通しでやり遂げた古川くんに感謝してました。
大千秋楽が古川トートなのが、んん?って思ってたけど、
作品への貢献度からすると当然かもね、と思った。

さらに、これも思ったけど「古川くんにはあまり会わないけどね」
と言ってたので、お稽古中はともかく、
そんなに親しくはないのかも。

王子の千秋楽ということで小池先生がおみえになっていて
カテコに登場してご挨拶。。
無事に千秋楽まで走って思いも深かったのでしょう。
お話長かった。
正直、同じく楽のシュガーさんや上山さんのご挨拶が聞きたかったな。

でここでまた微妙な雰囲気になったのは、
王子がご挨拶の中で、エリザまたやりたいよね、みたいな話をしてたのを
小池先生が聞きつけていて
「え?またトートやってくれるの?」
王子「いや、やりたいと言ってやれるほど甘くないから」
小池「モーツァルトの時は36歳定年って言ってたから」
みたいなやり取りが。

いやいや、王子トートはこのまま半永久的だと思ってますよ。
とてもハマっているし、これ以上の適任者が現れるとは思えない。
小池先生は王子が降りるかもと思っていて
王子はまた選ばれるかはわからないと思っている。

一般客からすると驚きでした。
私たちは、もちろん次はあると思ってますよ。