「山田堰」と聞いておわかりでしょうか?
中村哲医師がアフガニスタンの治水の参考にした
福岡の堰です。
高校の同級生がずっと行きたいと言ってまして、
こんな時期ですが、GWに1日だけ外出しました。
観光地ではないので、人込みは皆無です。
3月にできたばかりの中村医師の記念碑。
速い川の流れをそのまま真横に堰き止めても
流れの強さに押し流されて止まらない、
が、そこを斜めにすることによって、
勢いを緩やかにし、田畑に流れる用水路の道を作る。
ずっと干ばつを飢饉を繰り返してきたこの土地が
山田堰によってできた堀川用水によって、
安定した水が供給されるようになったのです。
山田堰がマルワリード堰に活かされていることは
並べてみればわかりますね。
中村医師が山田堰で参考にしたのは、
この斜交と、もう一つ、
重機がなくても地元民が手作業で堰を補修できる蛇篭。
これの実物も見たかったのですが、
今はコンクリで固められてました。
川の流れを見ながら、同級生3人で
200年以上前の先人の知恵、
遠く離れたアフガニスタン・マルワリード堰、
中村医師、
に想いを馳せました。
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