戸栗美術館「古九谷 柿右衛門 鍋島展」

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前々から行ってみたかった戸栗美術館。
実はBunkamuraのすぐ裏手なのね。
『ファンタスティックス』でシアターコクーン3日連続で通った時に
行ってみればよかった。

展示は「古九谷 柿右衛門 鍋島」だから、
九州から出てきてみるものか?っていう感じだけど、
素敵な作品に出合えそうな予感がして行ってみました。
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この予感、的中!
個人の美術館?なのに、よくこれだけ名品が集まっているものね。
それも、ちょうど学芸員さんのギャラリーツアータイムだったので、
解説聞きながら見て回るという贅沢な時間。

古九谷は「九谷焼き」の古いものではなく、伊万里焼。
鍋島は綱吉に献上されたのだけど、デザインがマンネリ化してくると
古伊万里から図案を取り入れるように命じられ、
取られた図案は古伊万里では使用できなくなったこと。
献上といっても、いきなり持っていくのではなく、
事前に案を出したり、将軍家の方から指示が来たり、
江戸から佐賀まで遠路はるばるどうやってたかわからないけど、
事前打ち合わせがあっていたらしい。

大好きな染付は繊細で、
輸出用にヨーローッパ好みにデザインされた古伊万里は
和の中に洋の要素も取り入れられて素敵。
小さな美術館なのに1時間半見ても足りず、
劇場まで走る事態となりました。

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