これこれ行きたかったのですよ。
細かくて壮大で、なんだか怖い
その昔、みんなが同じ言葉を話して塔を作っていた。
こんなことでは人々が何か企てた時に防げない、
と、神が人々を各地に飛ばし、バラバラぐちゃぐちゃにする。
なんだか、神、心が狭くない?
よほどひどいことをしそうに見えたのかしら。
塔を作る様子の描写が細かい。
レンガを滑車で上げ、擦れて赤くなる壁面。
粉をかぶった人々。
聖書に基づく絵なので、詳しくは全くわからないんだけど、
憑りつかれたようになる絵でした。
会場の作りもよくて、ネザーランドの画家から、至宝ボス、
ブリューゲルと続いて、最後に塔が用意されています。
期待が高まったところで塔と対面。
もっと大きな絵かと思ったら、意外にこじんまりと小さいのです。
みんなじっくり細かいところまで見たいけど、
そんなことしてたら人がたまって大変なことになるので、
とにかく立ち止まらずに進み、対峙できるのは一瞬。
何度か列に並び直して、数回向かい合いました。
この高まりの後、ミュージアムショップが用意されているのですが、
みんな憑りつかれているものですから、血眼になってグッズを探しています。
すっかりバベラーです。
sasaは、いつもの絵葉書におさえときました。
ブリューゲルの絵から一部を写しとり、缶バッジを作るというもの。
どこを取っても絵になるので悩むのですが、
sasaはここにしました。
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