行きがかりでなんとなく借りてしまった楳図かずお『漂流教室』。
今日は特に予定がなかったのと、
昨日からの冷え込みで風邪ぎみだったのとで、
家でおとなしく読書することにしました。
読み始めて間もなく…後悔です。
女性でもジャンプとかサンデーとか読んでる人結構多いですが、
ササ、女性向きもそんなに詳しくない上に、男性向き漫画には全く免疫がなく…。
パパも子どもの頃読んだことがあって「怖かった」と言ってたし、
今回借りて来てすぐに子どもたちも読んでいて、
「3巻あたりが一番怖いよねえ」なんて言ってたけど、
こんなに怖いなんて…。
容赦なく次々に斬り殺されるし、目をそむけたくなるシーンの連続。
気持ちの休まることなく、
でも「読み始めてしまったら最後まで読んだ方が少しはいいよ」
という漫画の持ち主さんのアドバイスもあったので、
這うようにして最後までいきました。
うーん、確かに途中よりはよかったけど、救われたという訳でもなく…。
持ち主さんは、普通の上品な読書家の奥様なのよ。
先日貸してもらったのは『いつもポケットにショパン』。
「きしんちゃん」ですよ。
同世代の方、懐かしいでしょ?
でも、読書家だけに読むジャンルは幅広く、
変わった趣向もお持ちで、今回はこれでした。
男の子漫画ってこんなオドロオドロしい世界が広がってるのね。
そして男の子たちはこんな世界が好きなのね。
それに、昭和49年というかなり昔の作品なのに、その時から
好き放題やっている人間のツケがどうまわってくるのかを
生ぬるい形ではなく、ほんとに恐ろしいものとして読者に示したのでしょう。
勉強になったわぁ…。
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