博多座『レ・ミゼラブル』2回目

■日時:2021年8月21日(土)17:00
■会場:博多座 3階A列サブセンター
■出演:
ジャン・バルジャン:吉原光夫
ジャベール:上原理生
ファンテーヌ:二宮愛
エポニーヌ:唯月ふうか
マリウス:内藤大希
コゼット:熊谷彩春
アンジョルラス:小野田龍之介
テナルディエ:駒田 一
マダム・テナルディエ:森公美子

2回目のレミゼ。
まあ、吉原さんはいつもの安定ぶり。
今日はファンテが奥様ではないので残念でしたが、
二宮さん、前の印象よりずっと良かった。
さすがは続投し続けているファンテですね。
「夢破れて」の「あの人来て~♪」の恋する乙女感が愛らしく…。

今日の目当ての一つは理生ジャベだったのですが
ん?
理生くん、低音下がらない?
声は太くて重厚感があるのですが、
下まで下がりきらないので、
出せる最低音にとどまって、
ずっとその音程でつぶやく台詞のようになるのです。
そんなはずないよねえ。なんでだろ?
Starsの高音とかはもちろんよいのですけどね。

ふうかエポは声がよく通りますねえ。
そして「花育てよう」がマリウスを心配させまいと
ずっと満面の笑顔でマリウスを見つめ続けるので悲しい。

小野田くんは今日もやっぱりよくて、
でもあんなに背高かったっけ?
今日の内藤マリウスはともかく、先日の三浦くんの時も
身長差あったのよねえ。
上げ底靴かなあ。

内藤マリウスはねえ、歌がちょい強い。
アンジョと張り合ったらいかんやろ。
マリウスにはプリュメ街とかカフェソングとか
たくさん見せ場はあるのだから、
バリケードシーンではもう少し控えて
アンジョを引き立たせて欲しいなあ。

そして今日は駒田テナ。
テナってあんなクセすごの役だから
ある程度誰でも面白くまとまるなんて思ってたら
いやいや、やっぱり駒田さんは違うな。
いやらしさもあってコミカルで愛されキャラ。
さすがあ。

登場シーンとしては少ないので
これまで司教様にはあまり注目してなかったのですが、
確かにバルジャンの人生を導く大事な役ですよね。
今日の司教様について言わせていただければ、
恰幅よくてお肌テカテカ、眼光もギラギラで
毎日パンとワインがぶ飲みしてるでしょ?
って感じでなんだか説得力がなかった。

土曜日の夜公演にわざわざ来ているだけあって
客席がリピーター多かった気がします。
左右のお客さんが手拍子のタイミングも
オペラグラスでチェックするポイントも絶妙。
3階席全体の拍手も大きい。

客席の状況ってとっても大事だよね。
前のめりとかおしゃべりとか
レジ袋の音とか携帯画面とか
前席の背の高さとかノリの良さとか。
とても良い環境でした。

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