Author Archives: Sasa

苫小牧の旅の思い出~北国の洗礼

実は2日目の観戦後の帰り道、苫小牧で大きく転倒しました。

白い雪の上は用心して歩くのですが、
横断歩道で、見た目はアスファルトの黒さで
雪溶けてるなあと安心したのです。
そのままステーンと尻もち。
尾てい骨こそ打たなかったものの
お尻の骨を強く打ち付けた。

立ち上がれないほど痛くて
友達に支えてもらってなんとか立ち上がり、
ソロリソロリ歩いて帰る。

友達から聞いた靴にはめるタイプの滑り止めを
閉店間際のイオンに駆け込みなんとかゲット。
ゴム製のバンドに鋲のようなものが付いている
アイススパイクというものです。
昔のかんじきのようなものね。

同時に湿布も仕入れました。
こういう時は温めたらダメなのね。
冷やさなきゃ。

翌朝もあまりの痛さに骨折かと心配になり、
近くの整形外科に行きました。
もはや老人介護のように抱えて立ち上がる状態。
看護師さんも技師さんもお年寄りを扱うように優しく対応してくれて
レントゲンを撮り、
先生の説明もとても丁寧でありがたかった。
福岡から来たと言うと
「北の洗礼受けましたなあ」ハッハッハって。

とりあえず骨折はしてないということでホッ。
湿布にはほぼ効果なしで、
今できるのはロキソニンを飲んで治るのを待つことだけ。

これね、3週間経った今も治ってません。
痛くてゆっくりしか歩けない。

苫小牧のキャラクター
とまチョップ。
可愛い。

苫小牧の旅(2024年1月31日)

さて、最終日はひたすら帰りますよ。
昼までに戻って午後から出勤なのです。

早朝に飛行場に着いて、
残念ながら空港のお店はまだほとんど開いてません。

飛行機に乗り込むと、入念に羽根の雪や氷が
シャワーで流されています。
これちゃんとやらないと機体のバランスが取れなくなって
事故につながるんだって
と、行きの機内誌で読みました。

空港で買った海鮮おにぎり。

さあ、飛び立ちました。

苫小牧の旅終了です。

苫小牧の旅(2024年1月30日)②~蕎麦花

2日目の観戦後、
夜ご飯は近くのお店を検索してお蕎麦屋さんへ。
お友達がいると夜に外ごはんできるから嬉しい。

洒落たお蕎麦屋さんで、お客さんもいっぱい。
なんとか入店させてもらって、鴨つけせいろ(1350円)
これめちゃ美味しかった☆

どら焼きを半分こ

北海道美味しいなあ。
札幌ラーメン食べて、ルタオも行けたし、
イクラもちょっぴり。
明日は早朝から帰るので、
ジンギスカンを食べられなかったのが心残り。

#苫小牧グルメ #国スポ #蕎麦花

苫小牧の旅(2024年1月30日)~国スポ 男子FS

前日のSPでは三宅星南くんが1位でした。
見事な滑りで背もすらっとしてて
お顔も美しい王子様☆期待の新星です。

SP6位なので友野くんぎりぎり最終グループに滑り込み。

の前に良かったのが15位だった壷井達也くん。
スピード感あってキレがあってジャンプ完璧。
満場のスタオベでした。

で第4グループ1番滑走の友野くん。
ミーシャ・ジー振付の「Holston」
見ます?6時間48分ごろ登場です。

[3] フィギュア 第3日目 成年女子(SP)・成年男子(FS)

冒頭の4-3決まった~!
次の4Tも!
次の4Sはちょっと両足になったけど、そんなことなんのその。

そのまま見惚れるステップ。

この大きな盛り上がりのないひたすら美しい調べを
1音1音ほんとに丁寧に織り込んでいくのだ。
静かに繊細に大切に。
手首と指の動きがそれはそれは神聖なもので美しい。
ミーシャ・ジーと一緒に作りこんだ作品というのがよくわかる。
心が洗われるようです。

コンビネーションも完璧で終わりました。
やり切った感のカワウソ顔からの
キスクラでのほっとした笑顔。
客席もいつものことがあるから祈るようにして見つめていましたよ。

今期のSPもFSもとても素晴らしい作品です。
最初はね、勢いのあるエンタメ性の高い明るい軽快なステップが見られないので
いいのかなあなんて素人の浅はか考えだったけど、
それを遥かに超える世界観でした。

結果4回転を3回も跳んだのは友野くんだけで
表現力はピカイチなわけなので、
6位からの文句なしの逆転優勝でした。

県としても友野君のおかげで大阪優勝。
年輩コンビの大阪に対して
美しい三宅星南くんのいるヤングな岡山

織田くんと笑顔☆

記者席に向かって全員集合。
この後名残惜しくてみんなでワチャワチャ。

九州からはるばる応援に来た甲斐があったよ。
友野くんにジャンプ跳んでほしいとは思ってなくて
あの美しいステップとか、いや、ステップしなくても
手の動きだけでもいいと思ってるんだけど、
それだと点数にはつながらないのがつらいところ。
もちろんいい点とって欲しいし、メダルも獲ってほしい。
今回は全てが整った。

友野くんおめでとう!

#苫小牧 #国スポ #フィギュアスケート #友野一希

舞台『オデッサ』

◼️日時:2024年2月17日(土)13:00 1時間45分休憩無し
◼️会場:キャナルシティ劇場 F列サイド
◼️作・演出:三谷幸喜
◼️出演:
日高すじお(通訳・スティーブ):柿澤勇人
カチンスキー警部:宮澤エマ
こじまかんたろう(日本人旅行者):迫田孝也
音楽・演奏:荻野清子
ナレーション:横田栄司

三谷幸喜3年半ぶりの書き下ろし。
祝☆満員御礼

*Story
アメリカ、テキサス州オデッサ。
一人の日本人旅行客がある殺人事件の容疑で勾留される。
彼は一切英語を話すことが出来なかった。
捜査にあたった警察官は日系人だったが日本語が話せなかった。
語学留学中の日本人青年が通訳として派遣され取り調べが始まった。

言葉がテーマの会話劇です。
登場人物は三人だけ。
セットも閉店後のバーのまま。

会話だけから3人の置かれた状況と
犯人捜しを理解していきます。

よくこんなお話考えたもんだ。
考えてみれば、今の舞台って昔の名作とか流行ってる漫画
の舞台化が多いよね。
でもお話もイチから考えてこんな面白い作品仕上げるなんて
三谷幸喜おそるべしだわ。

そして役者3人ともすごかった。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の信頼できるキャストへの
あて書きです。

ササメモ見返してみればカッキーはよく見ていて、
今回やっとカッキーの魅力を理解できた気がする。

通訳の役なので流暢な英語に
鹿児島出身なので独特のイントネーションの日本語。
その両方をネイティブでもないのに流暢に操りながら
2時間出づっぱり。
膨大な台詞の量だったよ。

通訳って単に言葉を伝えるだけでなく
そこに自分なりの解釈が入るから、
つまりは演出家だなあというところに
三谷さんが面白みを感じて
この作品が生まれたらしい。

カッキーがこの取り調べを自分の意思の方向へ操作します。

それを取り繕うためのちぐはぐバタバタが面白く、
う~ん、でもそろそろそろもういいかなあ
と思ったあたりから事態は大きく動き始める。

そして、あ~この謎わかっちゃったかも~
なんて思ってたら、
その方向には向かわず、別の結末が待っていた。
自分の予想のままじゃつまんないから
裏切ってもらって嬉しかった。
さすがは古畑任三郎の作者、
そんな当たり前の展開にはしないよね。

エマちゃんも迫田さんも好きな役者さんなので
3人とも素晴らしかったわ。

三谷さん曰く「愛と哀しみのシャーロックホームズ」でのカッキーが相当良かったらしく、
見てなくて残念。

合わないと思った実朝様を
あんなに魅力的に演じたのもカッキーの力なんだなあと
あらためて思う。

#三谷幸喜 #柿澤勇人 #宮澤エマ #オデッサ #キャナルシティ劇場