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博多座『エリザベート』マイ初日


■日時:2023年1月12日(木)12:00
1幕80分 休憩30分 2幕80分
■会場:博多座 F列
■出演:花總まり、井上芳雄、田代万里生、甲斐翔真、
未来優希、涼風真世、黒羽麻璃央、原 慎一郎
松井 工、佐々木 崇、章平、加藤 将、秋園美緒
井伊 巧
<アンサンブル>
朝隈濯朗、安部誠司、石川 剛、奥山 寛、川口大地
後藤晋彦、柴原直樹、白山博基、田中秀哉、福永悠二
港 幸樹、横沢健司、天野朋子、彩花まり、彩橋みゆ
池谷祐子、石原絵理、華妃まいあ、原 広実、真記子
美麗、安岡千夏、山田裕美子、ゆめ真音
<トートダンサー>
乾 直樹、五十嵐耕司、岡崎大樹、小南竜平、澤村 亮、
鈴木凌平、山野 光、渡辺謙典
<スウィング>
廣瀬孝輔、山下麗奈

まあ、とにかくどの曲もどのシーンも名作ですね。
その上、王子トートですもの。
なんといっても良席でしたので、
みなさんの表情も動きもよく見えるのです。

オープニングでフランツたちが頭を垂れ
亡霊のように浮かび上がる姿もよく見える。

一転してシシィとパパのシーン、
いつからブランコなくなったっけ?
パパのトランクに結んだスカーフをいじりながら
「パパみたいになりたい~♪」だけでした。
ブランコこいだり、平均台したりのお転婆シシィが可愛かったのにな。

その一方、王子トートの企み顔はしっかり見えて堪能できました。
悪いこと考えてるニヤリというかシメシメというか
ほんと楽しそうです。
仕切ってるのは王子かもしれないけど、
エリザとのダブル主演なのが、少しばかり負担が少ないのかもしれない。

ネットで読んだ情報では、
日本では宝塚で始まった作品なので、
男役が主役というきまりのため、タイトルロールのエリザではなく
トートに主軸を置き、
それが東宝版になった際に、本来のエリザが主役になってよかったのですが
このようなダブル主演のようになったのですね。
すっかりトート単独主演だと思ってましたよ。

演出もセットもところどころ変わっていて、
悲しかったのは大好きだった『夜のボート』のシーン。
エリザとフランツの心のすれ違いを
2人の立ち位置と動きでも表現していたのに
今回はずっと棒立ちで見つめあったまま
表現するのは歌だけ。
う~ん…一番好きなシーンなのに…。

万里生くんのフランツはほんと素晴らしい。
ゾフィーの言いなりの若いころから
歳を経ての重厚感までどの世代も見事。
夜のボートも楽しみにしてただけに、
演出の変更が残念でならない。

あとラストの棺もただの平面の板だったっけ?
なんだかちょっと予算抑えたのかな?と思ってしまいました。

次回はエリザ・トートは変わらず、佐藤フランツ。
こちらも楽しみなんだよなあ。
ほんとはトートダンサーも推しがみつけたいところなんだけど、
人数多いしまだ見分けがつかない。

どうした!?エリザベート

もうすぐ開幕の『エリザベート』。
ここにきて初日のチケットがネットで大放出されてる。
これってどいうこと?
だって王子トートなのですよ。
それも高値ではなく定価譲渡であっても普通に残っている。

???

冷静に見てみると、

これは

・・・・・

sasaは王子しか目に入ってないけど
実は一番人気は花總さんの方なのか?

売られているのは
愛希エリザ×古川トート。

初日は
愛希エリザ×王子トート。
もちろん、王子トート日で放出されてるのは初日のみであって
他の日は手に入りそうにない。

初日と思ってよほど勢い込んで買って重複してしまい、
仕方なく手放しているのか?
いやいや、どうやったら重複ゲットできるのか教えて欲しいわ。

博多座が転売禁止を警告したのが関係しているのか?

あ~休めるものなら行きたい初日。
悔しい。

プラネタリウム『QUEEN -HEAVEN-』

遂に…という気持ちです。
初演から撃沈し続けた『QUEEN -HEAVEN-』、
さすがに世のブームも去って、この度やっとチケット取れました。

お友達から「期待しない方がいいよ」
と言われていたのです。
そのおかげかどうなのか、しっかり楽しめました。

sasaはもともとQUEENのファンではないし、
当時はフレディマーキュリー気持ち悪い
とか言ってたくらいで、
QUEENではなく映画『ボヘミアン・ラプソディ』のファンなのです。
正直映画を観るまで「ボヘミアン・ラプソディ」さえ聴いたことがなかった。

なので、今回も前半は初耳の曲ばかり。
でも、名曲揃いで、あらためて才能に感動します。
そのうち、だんだんボラプの世界に入っていき、
どんどん盛り上げってまいります。

映画のシーンがオーバーラップしてきて
気持ちも上がってくる。
フレディの壮大な歌声が
プラネタリウムの全天周の宇宙映像とぴったり。

映像はほとんどフレディで、ジョンが映るのはちょっとだけ
というのもいつものことです。

ラストは「ボヘミアン・ラプソディ」。
すっかり感動の渦となりました。

なぜこんなに心惹かれるのかと考えるに、
フレディがいないという事実があり、
志半ばでどんなに悔しかっただろうかと思うし、
明るい曲だったとしても
全てが悲しみのヴェールをまとってるからではないかな。

とても良かったです。

2022年エンタメ回想

今年も最終日となりましたので、
今年のエンタメ回想を。

観てないつもりがちゃんと今年も観てました。

■お芝居・ミュージカル
1月8日(土)博多座『ガラスの動物園』
1月30日(土)ヨーロッパ企画第40回公演「九十九龍城」
2月19日(土)劇団四季『キャッツ』
3月13日(日)劇団四季『キャッツ』
4月16日(土)ミュージカル『ブラッドブラザーズ』
5月14日(土)博多座『千と千尋の神隠し』
5月28日(土)舞台『セールスマンの死』
6月8日(水)ギンギラ太陽’s「ドラッグストア大戦争」
7月23日(土)ミュージカル『ガイズ&ドールズ』
7月29日(金)ミュージカル『ガイズ&ドールズ』大千秋楽
9月6日(火)『世界は笑う』
9月25日(日)フィジカルコメディ舞台『ケッチスケッチ』
10月7日(金)ミュージカル「キンキーブーツ」
10月7日(金)ヨーロッパ企画第41回公演「あんなに優しかったゴーレム」
10月8日(土)舞台『住所まちがい』
10月16日(日)彩の国シェイクスピアシリーズ『ヘンリー八世』
10月25日(火)博多座『ミス・サイゴン』マチネ
10月25日(火)博多座『ミス・サイゴン』ソワレ
10月10日(月)ミュージカル 『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』
10月10日(月)『ヘア・スプレー』
11月12日(土)博多座『ジャージー・ボーイズ』チームGREEN
11月12日(土)博多座『ジャージー・ボーイズ』チームBLACK
12月17日(土)KERA・MAP #010『しびれ雲』

■その他、音楽や美術館など
1月15日(土)トモフスキー@堺ファンダンゴ
1月16日(日)トモフスキー@岡山城下公会堂
1月23日(日)藤田真央ピアノリサイタル
2月23日(水・祝)『フィンレイソン展』@福岡市博物館
4月24日(日)トモフスキー@紫明会館
5月5日(木)『香月泰男の植物図鑑Ⅱ』@香月泰男美術館
6月7日(火)『北斎展』@九州国立博物館。
6月21日(火)『海を渡った古伊万里』@九州陶磁文化館
7月28日(木)『琉球』展@九州国立博物館
8月3日(水)『tupera tuperaのかおてん』@福岡市美術館
9月4日(日)TOMOVSKY@マチノブンカサイ
9月4日(日)Netflix『女優 原田ヒサ子』
9月17日(土)LIVE in the DARK tour w/坂本美雨
11月6日(日)「名付けようのない踊り」上映&田中泯・犬童監督アフタートーク

今年も様々な作品を楽しませていただきました。
そんな中、今年の観劇No.1は

『ジャージー・ボーイズ』

にさせていただきます。
ジャージーというか、
花村想太くんに捧げます。
アッキーしかありえないと思っていたフランキー・ヴァリに
花村くんが新風を巻き起こしてくれました。
ミュージカル俳優さんとはまた別の圧倒的な歌唱力。
ジャージーは好きな作品ではありましたが、
花村くんのおかげでぐっと好きになりました。
令和4年度(第77回)文化庁芸術祭新人賞おめでとうございます。
目が離せません。
その勢いのままに来年の『RENT』を取りました。
前回楽勝取れていたチケットが花村人気で厳しかったです。

1月は既に最大のお楽しみであるエリザが控えてるし、
その後レントという、
楽しみでしかない2023年です。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさま良いお年を。

KERA・MAP #010「しびれ雲」

■日時:2022年12月17日(土)
■会場:北九州芸術劇場 中劇場 H列
■脚本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
■出演:
井上芳雄、緒川たまき、ともさかりえ、松尾諭、安澤千草、
菅原永二、清水葉月、富田望生、尾方宣久、森準人、
石住昭彦、三宅弘城、三上市朗、萩原聖人

大好きなケラ作品に王子が出るのはほんとに嬉しい。
まあ以前も『陥没』出演したけどね。
会場も小ぶりで見やすい中劇場。

作品の舞台は『キネマと恋人』と同じく
架空の島である梟島(ふくろうじま)。
お話自体は全く別物ですが、
ともさかさんと緒川さんが同じく姉妹役です。

全員知り合いのような小さな島に
記憶をなくした不死身のフジオさんが流れつく。
ケラ作品でお馴染みのキャストさんの中に客演の王子ですので、
この時点で、都会からやってきた人間
という浮いた感じがうまいこと出てます。

でも、よそものを冷遇する空気は全くなく、
さっさと家に入れるし仕事も紹介する。

思うのですが、
まだレビュー書けてない『世界は笑う』にしても
ケラの作風がノスタルジックというか昭和になってきた?

そして、以前は人間のツボを突くテーマがあったし
政治的な考えとか説教臭いことは自分にはあわない
という姿勢だったのが、
Twitterでは政治的批判のツイートもよくするようになり、
逆に舞台は郷愁ある優しいものになってきた気がする。

しびれ雲にしても、
特にテーマがあるわけでもなく
それぞれの人が泣いたり笑ったりしながら
自分の人生を歩んでいく様子を優劣つけることなく描いていく。
なので、確かにフジオさんは大きなポイントではあるけれど、
大なり小なり、どの役の人生にも焦点を当てる。

なので、終盤、フジオさんはすごい人ってことがわかって
その調査報告が手渡されるわけだけど、
人には「すごい」とか「すごくない」とかないわけだから
フジオさんが報告書を破り捨てたのは当然だよね。
ここで今ある自分で生きていくのです。

『キネマと恋人』同様、
「ばりんこありがとさん」「ごめんちゃい」
「ほんだら」…のどこのかわからない方言は
緒川さんが話すとばりんこ愛らしい。
ベルトのあるパンプスにソックスのファッションも
ゾクッとする可愛さだわ。

王子の出番は主演なのに出づっぱりというわけではなく、
ケラさんが忙しい王子の負担を少なくしてくれたのかなとは思いました。
そしてストプレの時は、いつも王子もったいないなあと思うのだけど
今回はラストに生歌「ああ幸せの波はそよいでる」が待っていた。

これが今年の最後の観劇でした。
お話と歌であったかい気持ちになって
ご褒美いただいて気分です。