Category Archives: ミュージカル・お芝居

2025エンタメ回想

大晦日ですので恒例の1年振り返り

■ミュージカル・お芝居
1月5日、7日 ミュージカル『next to normal』
1月11日 舞台『天保十二年のシェイクスピア』
1月21日 KERA meets CHEKHOV Vol.4/4 「桜の園」
2月25日 舞台『しばしとてこそ』
2月25日 よしもと「独身ブラザーズ」
2月27日 パラドックス定数第50項 「ズベズダ‐荒野より宙へ‐」
3月23日 福岡市民会館閉館記念式典&ギンギラ太陽’s 特別ステージ
3月29日 松井英理自主公演【Bios】
4月4日 舞台『見上げんな』
4月12日 ダウ90000とこんにちパンクールで大喜る人たち
4月13日 ミュージカル『ウェイトレス』
4月14日 サルメカンパニー&クリオネプロデュース『12人のヒトラーの側近』
4月22日 ミュージカル 『昭和元禄落語心中』
4月8日、28日 博多座『レ・ミゼラブル』
6月21日 彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd vol.2「マクベス」
6月22日 第五回ともてらす寄席「柳亭小痴楽独演会」
6月27日 三谷喜劇「昭和から騒ぎ」
6月29日 名取事務所公演『燃える花嫁』
7月9日 井上 芳雄 トーク&ミニライブ 本編@九州国立博物館
7月11日 博多座『二都物語』
7月25日、29日 ミュージカル 『ダンス オブ ヴァンパイア』2回
8月12日 きむすば劇場2025『オートリバース』
8月12日、13日 サルメカンパニー第十回公演 『サルメ版 黒い十人の女』2回
8月14日 ミュージカル『ジャージーボーイズ』
9月6日 ミュージカル『ある男』
9月15日 よしもと福岡「自分の好きなネタライブ」
10月18日 パルコ・プロデュース 2025『ヴォイツェック』
11月29日 舞台『チ。 ―地球の運動について―』
10月26日 「最後のドン・キホーテ」
12月6日 舞台『焼肉ドラゴン』
12月13日 二兎社公演49『狩場の悲劇』
12月21日 CSB劇場公演『Belle』

今年もたくさん観ました。
パラドックスの流れでサルメカンパニーを発見しました。
大好きなヴァンパイアもジャージーも観ることができました。

そんな中、今年のNo.1は『チ。 ―地球の運動について―』です。
これはもう圧巻でした。
ダンス、歌、お芝居、豪華キャスト、何より演出が最高☆
漫画原作ものには手を出さないようにしてましたが、
よいものはよいですね。

一応映画もまとめておきます。
配信ものは記録できていので劇場観劇分のみ。

■映画
1月6日 プラネタリウム特別上映会『QUEEN -HEAVEN-』
3月22日 『教皇選挙』
5月7日 『ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男』
5月7日 『異端者の家』
6月24日 『国宝』
9月24日 「オアシス|ネブワース1996:DAY2 Sunday 11th August」
10月2日 『8番出口』
11月15日 『そばかす』
11月25日 『落下の王国』
11月31日 『爆弾』

エンタメではないですが、
2025年の最大のヒットは大阪万博でした。
遠いので何度もリピは難しかったけど
熱狂しました。

先日の東京行きの飛行機で大屋根リングを目撃。
分かる人にはわかるでしょう。

来年も楽しいことたくさんありますように。
よいお年を。

CSB劇場公演『Belle』

■日時:2025年12月21日(日)
■会場:シアター•アルファ東京
■出演:大野幸人 松野乃知 関野海斗 松出直也 吉本真悟
シャオチャンはいつの間にか辞めちゃったのかな?
CSBの動向を追えてなかったけど、
大野君のインスタでちょうど公演がある情報をキャッチ。

大野くんと吉本さんはCSB継続だったのね。
松野さんは「ナイツテイル」の鹿さんほかで拝見しています。
ひときわ背が高くて、でも愛らしい。

大野君のしなやかで色っぽいダンス好きだったんだけど、
当然だけど歳取ったなあ。

若さってそれだけでエネルギッシュなんだよなあ。
群舞で踊った時に、明らかに若手組はスピードとパワーがある。
自分の年齢も思い知らされる気分。

ダンス公演としては、やはりTETSUHARUさん演出が好き。

二兎社公演49『狩場の悲劇』

※ネタバレありますので、未見の方はご注意※

■日時:2025年12月13日(土)13:00
1幕1時間10分 15分休憩 2幕1時間20分
■原作:アントン・チェーホフ
■脚色・演出:永井愛
■出演:
溝端淳平 川添野愛 玉置玲央 亀田佳明
大西礼芳 加治将樹 岡田地平 ホリユウキ
水野あや 石井愃一 佐藤誓

♢あらすじ♢
1880年、モスクワのある新聞社に、セルゲイという元予審判事が
「狩場の悲劇」という彼が実人生で遭遇した殺人事件を題材にした小説を持ち込む。
まだ読んでいないと言う編集長に、セルゲイは勝手に小説を語り始める

はじめての二兎社でした。
とても台詞がわかりやすく面白かった。
戯曲ではない小説を台詞で成立する芝居に仕立てる。
見事だなあ。

舞台セットは同じままで、
新聞社の中だったはずが、その横で小説が始まり
観客を引き込んでいく。
「いやいやここでやってもらっちゃ困るよ」みたいなツッコミを
編集長が入れることで、観客と小説の世界の遠さが
なんとなく薄まっていく。

この編集長、いい感じで現実と小説をいったりきたりするんだなあ。
以前『尺には尺を』で拝見しているようですが記憶なし。すみません。
溝端くんが主演ですが、ラストの展開といい、準主役のようでした。

今回のお目当てといえば玉置さんでしたが、
チャランポランな伯爵役で、
まあそれなりに似合ってましたが、
パリッとデキる男役でなかったのが残念。

溝端くんはさすがでしたねえ。
お芝居いいわあ。

役者さんたち皆さん良かったです。
門脇麦ちゃん、降板でしたが、遜色なく。
まあ麦ちゃんだったらもっと愛らしく憎たらしかったかも
というのは残念。

ラストで登場人物たちが全員集合して
「お前がこの話書いたんじゃないか!」と不満を言い出し、
え?って思ったところで
編集長がチェーホフとなり
登場人物たちが遠くなって、チェーホフがクローズアップして
今「桜の園」を書いているんだが…と
作家の苦悩を語る。
最後にこんなもう一周外の縁取り入れてきたかあ
とゾワっとした。
客席みなさん動揺してた。

驚いたわあ
そして感嘆したわ。

小説ではこの設定はないらしいので、
永井さんのオリジナル。
クリエイティブだなあ。

舞台『焼肉ドラゴン』


■日時:2025年12月6日(土)13:00
1幕1時間半 15分休憩 2幕1時間15分
■会場:北九州芸術劇場 中劇場
■作・演出:鄭 義信
■出演:千葉哲也 村川絵梨 智順 櫻井章喜 朴 勝哲 
崔 在哲 石原由宇 北野秀気 松永玲子
イ・ヨンソク コ・スヒ パク・スヨン 
キム・ムンシク チョン・スヨン

初演?だったのか前回公演の評判が良かったので
行ってみました。

昭和の高度成長期時代、大阪伊丹近郊のコリアンタウン。
焼肉屋「ドラゴン」での家族と仲間たちのお話。

貧困、いじめ、立ち退き、失業に
恋愛、夢、希望などの
生きてく上で試練と楽しみがてんこもり。

ラストは店がなくなり、
これまでわちゃわちゃやってた家族も客たちもバラバラになって
それぞれの道を歩いていく。
う~ん、その道は…と先行きが暗いことがわかる決断もあるので
決して明るい未来とは言い難い。

そうであっても人生は続いていくんだな。

村川絵梨さん久しぶりに拝見したけど
舞台の世界でこんなに生き生きと活躍されてたのね。

評判ほどの作品の素晴らしさには
残念ながら近づけなかった。

舞台『チ。 ―地球の運動について―』


■日時:2025年11月29日(土)12:30
■会場:北九州芸術劇場 大ホール
■脚本:長塚圭史
■演出:アブシャロム・ポラック
■出演:
窪田正孝(オクジー)、三浦透子(ヨレンタ)、大貫勇輔(グラスなど)
吉柳咲良(ドゥラカなど)、小野桜介(ラファウ/シンガート)
吹越 満(アントニなど)、成河(バデーニなど)
森山未來(ノヴァク)
ダンサー
皆川まゆむ 川合ロン 加賀谷一肇 笹本龍史 Rion Watley 半山ゆきの

このキャストなら観ない選択なしでしょ。
「踊る夫婦」全く手の出なかった未來くん、透明感の三浦さん、
愛するGQの大貫くん、芝居論の面倒くさそうなソンハ。
で、さらには演出がアブシャロムであること。
インパル×アブシャロムでの『100万回生きたねこ』も『ねじまき鳥クロニクル』も
唯一無二の世界観。

漫画全く読まないので慌てて予習しましたよ。
同僚に漫画借りて
Huluに入会してアニメ観た。
なんとも凄惨な気持ちの悪くなる絵とお話。
途中で辞めようかと思ったわ。

オープニングは未来くんのダンス。
はあ~見惚れます。
残酷極まりないのに飄々とするノヴァクがぴったりだったわ。
軽いからより一層怖い。
後半歌のシーンがあって、あら、歌もこんなに上手だったのでしたっけ?

血が飛び散るのもプロジェクションマッピングで
アートに表現。
ダンスも踊りまくるというより滑るような動きで
アートなんだよなあ。

その娘であるヨレンタさんは無邪気な少女から
反対勢力の長となるわけですが、
三浦さんさすがでした。
なんといっても歌声が澄み切ってるから
この恐ろしい世界につかの間の風が通る感じ。

大貫くんも複数の個性の違う役を演じていて
だんだんダンサーから俳優さんになってますねえ。

ソンハは一癖二癖あるバニーニさんを
苦虫をかみつぶしたような口元で表現。
こっちまでイギイギ歯ぎしりしちゃう。

吹越さんはねじまき鳥の拷問シーン同様
身体能力が凄まじい。
窪田くんは初見でしたが、ダンスすごいらしいですね。

全員踊れるメンバーなので、
2幕スタートのダンスシーンは
きっとメインキャストも出ていたのに、
気付いたのが終盤で見落とした。

お話自体は、地動説をつなぐために命をかけていく人々のお話。
「血」を厭わずに「地」の真理という「知」をつないでいく。
地動説のお話というから「地球」の「チ。」だと思っていたら
もっと深いものだった。