Category Archives: ミュージカル・お芝居

舞台『セールスマンの死』

■日時:2022年5月28日(土)13:00 1幕65分 20分休憩 2幕75分
■会場:北九州芸術劇場 大ホール D列サイド
■出演:段田安則、鈴木保奈美、福士誠治、林遣都 、前原滉、
山岸門人、町田マリー、皆本麻帆、安宅陽子 鶴見辰吾、高橋克実

■STORY 1950年代前後のアメリカ。
かつて敏腕セールスマンだったウィリー(段田)は63歳。
年齢的にキツイ地方営業を続けているが、成績はさっぱり振るわない。
妻のリンダ(鈴木)だけが尊敬し献身的に支えているが、
いい歳して自立出来ない2人の息子達(福士・林)とは微妙な関係。
理想の家族を演じてきたが、それも限界が近づき・・・・・

退院翌日で超絶に体調が悪く、諦めようかと思ったのだけど、
良席、名作、豪華俳優陣だったので這うようにして劇場へ。
タイトルからわかるように暗いお話です。
そして予想以上に辛かった。

過去の栄光にしがみつく老人の姿のなんとみじめなことか。
息子たちもかつてはスポーツで活躍したものの、
今や見る影もない。
一家は常にお金がなく、日々の支払いに追われ、借金続き。
つらい。

頑張ってるのに報われない、というのではなく、
明らかに自分の状況を理解せず、見栄ばかりはって
「自分はこんなもんじゃない。周りが悪いんだ」
と責任転嫁するから全く共感できないのよ。

豪華な役者陣は素晴らしく、
広告では林遣都くんがクローズアップされてるけど、
実際は福士誠治君の実力が発揮されてて良かったわ。

名作だし、すごく心にダメージを受けるけど、
共感とはならないお話、というのが正直な感想です。

博多座『千と千尋の神隠し』


■日時:2022年5月14日(土)12:00 1幕85分 休憩30分 2幕70分
■会場:博多座3階B列サブセンター
■翻案・演出:ジョン・ケアード
■出演:
千尋:上白石萌音
ハク:醍醐虎汰朗
カオナシ:辻󠄀本知彦
リン:咲妃みゆ
釜爺:橋本さとし
湯婆婆/銭婆:夏木マリ
兄役/千尋の父:大澄賢也
父役:吉村直
青蛙:おばたのお兄さん

ジブリ作品はほとんど見てなくて、
先日のテレビ放映で慌てて予習した。
実力は確実の萌音ちゃん千尋、期待通りのすばらしさでした。

そして、ジョン・ケアードの演出は見事だなあ。
映画のあのシーンをどう表現するのだろう?
と素人では予想も出来なかった世界が、舞台にちゃんと広がっている。
ススワタリがピョンピョンしたり、
釜爺の腕が四方八方に伸びたり
白龍が空を舞ったり。
観客が少しだけ想像力を働かせれば、
それも、ほとんどの日本人は映画を見たことがあるだろうから
映画のイメージを損なうことなく舞台に大きく広がる。

キャラクターの動きやセットの移動を人力でやってるから
その黒子さんがチョロチョロしてしまうのが
残念ながらちょっと目にうるさいかなあ。

一番のお目当てはカオナシ辻本さんですよ。
そろりそろり動く足さばきが美しく、タダモノではないオーラが。
首の傾け方もいいのよねえ。
欲を食べてどんどん拡大していくから身体能力も必要よね。

湯婆婆は本家の夏木マリさんでしたので、
見ごたえありました。
そして、『ウェイトレス』の時も思ったけど、
おばたのお兄さん上手だわ。

ミュージカルだと思ったから、
萌音ちゃんの歌が聴けるかと思ったら
これはほぼストプレでした。
歌える役者さん勢ぞろいなのでもったいない気はする。

お話が濃いので、3時間みっちり充実。
面白かったのでリピ追加したいけど、
発売初日でも速攻完売だったくらいなので、難しい。

ミュージカル『ブラッドブラザーズ』


■2022年4月17日(土)13:30 1幕80分 休憩25分 2幕75分
■会場:久留米シティプラザ グランドホール R列サブセンター
■出演:ミッキー:柿澤勇人
エドワード:ウエンツ瑛士
リンダ:木南晴夏
ライオンズ氏:鈴木壮麻
サミー:内田朝陽
ナレーター:伊礼彼方
ライオンズ夫人:一路真輝
ジョンストン夫人:堀内敬子
家塚敦子、岡田 誠、河合篤子、俵 和也、安福 毅

遠い昔に観たことあるけど、あんまり印象になくて、チケット取ってなかったの。
ただ、ミュー友さんが激推しだったのと、お安くチケットが手に入ったので
行ってみました。

これがねえ、すっごく良かったわ。
前回は、藤岡君とか万里生くんとか、双子の男の子しか記憶にないけど、
今回の主役は双子のお母さんの堀内敬子さんです。

オープニングから長い間一人でステージに立ち、
ぐいぐい引っ張ります。
そこにジャベール登場?かのような伊礼くんがルキーニのように狂言回し。
声量があるから存在感あるわあ。

お母さん(ジョンストン夫人)は双子を生んだものの、
シングルマザーでお金もないから
泣く泣く一人をお金持ちのお家に養子に出す。
最初はそこのお手伝いさんとして見守ってたんだけど、
金持ち母の方が子供を取られそうな不安で気が狂いそうになり、
近づかないようにクビにする。
たまたま出会った双子たちは何も知らないまま義兄弟の約束をし、
離れる時期があっても心は通じている。

生みの母の愛×貧乏×仕事がない×愛するリンダと結婚
のエディと
育ての母の愛×お金持ち×優雅な学生×リンダに振り向いてもらえない
のエドワード。
さあ、どちらがいいのかな?

お母さん(ジョンストン夫人)の堀内敬子さんは
可愛いのもアバズレっぽいのもどちらもいけるのよねえ。
そして肝っ玉も据わってて、お話の中心にドーンといる。

カッキーは8歳の男の子でも憎めなくて、動きがしなやか。
ウェンツくんは、ウェンツくんにしか見えないのが可哀そう。

ミュージカルにしては歌が少なくて
貴重な「指をクロスして」の歌を子供たちガヤガヤと歌うところが
音が割れてるのか歌詞がよく聞き取れなかった。
博多座の時はしっかり聴こえたから音響の問題かなあ。
堀内さんと壮馬さんはさすがの四季の発声法で台詞もクリア。

最初に双子が撃たれて倒れるシーンから始まるから
結末はわかっていて、そこまでのストーリーを追う展開。
堀内さんのハハゴコロがその中心を貫いていきます。
前回と全く違うお話に感じたのは
演出の吉田鋼太郎さんの力かな。
役者だけでなく、演出力も素晴らしい。

エンタメ界も活気☆


本日、博多座『千と千尋の神隠し』のチケット一般発売でした。
ほんとは水曜日にメール会員先行があったのだけど、
夜まで会議で参戦できず…

「笑う男」も「ピアフ」も苦戦してるから
様子はどんなかなあと思いつつ、
発売時間にスタンバイしたら、
コロナ前の発売日のように、全然つながらない。
あ~、発売日と言えば、こんな感じだっやとねえ。

なんとかつながって、
とりあえず、上白石萌音ちゃんと橋本環奈ちゃんの日を
C席1枚ずつゲットできました。

他の日はどうかなあなんて思ってるうちに
どんどん完売していき、
結局平日も夜公演も全て完売です。

橋本環奈ちゃんの地元ってのもあるかもしれないけど、
話題の作品ってことで、お客さんも戻ってきましたね。
sasaはジブリファンでもなんでもないけど、
新作には期待するし。
残念ながらスケジュール的に、菅原小春カオナシ日程は
取れませんでしたが。

満員の客席でお迎えして、会場全体で盛り上がっていきましょっ!

劇団四季『キャッツ』2階席から


■日時:2022年3月13日(日)13:00
■会場:キャナルシティ劇場 2階B列
■出演:

2階席最前センターというのに憧れてたの。
ダンスが見渡せて絶景なのではないかと。
直前に格安にお譲りいただいて、行ってきました。

2階最前ではなく2列目、センターではなくサイドだったけどね。

お席からの眺めはこんな感じ。

まあね、確かに全体が見渡せます。
が、前回、1階良席で観てしまうとね、
う~ん…となったのが正直なところ。
お安く譲っていただいたので今回はいいとしても、
ここも正規料金は一番高いランクのお席なのですよ。
1階最前列と同じ料金。
この眺めならいつもの2階最後尾のお安いC席でいいかなあって。
お値段3分の1なんですもの。

まあ、そんな文句言ってないで、
この席だからこそ気付いたことを書いておこう。

◆タガーって踊らないのね
その昔は祐様がやったというし、そんなにダンス必要ないだろうとは思ってたけど
今回よく見てたら、タガーは足もまっすぐ上がってないし、
みんなの踊りまくってる時は横で見てて
簡単なところだけ一瞬加わって、
踊ってる風だけど、これだけ踊れる猫の中で
グリザベラの次くらいに踊ってない。

◆オールドデュトロノミーは意外と身軽
いつもずっとゆっくりした動きなのに、
マキャベティに連れ去られる時、
小走りで結構なスピードだった。

◆ディミータとボンバルリーナのセクシーダンス
もともとランペとマンゴの泥棒夫妻のねっとりしたダンスが好きだったんだけど、
アレンジ変わってからどうも…
となると、この二人のマキャベティのダンスが一番好きかな。

◆タントミールとタンブルブルータス
ジェリクル舞踏会の時、ステージの上で圧巻のリフトを披露しますよね。
美しさに惚れ惚れする。
他のシーンでも並んで寝そべってたり、
静かに仲の良いカップル。
歌はないから、ダンス重視の役者さんの役なんだろうなあ。
先日捕まった役者さん、この役だよね、
相当踊れたはずなのに、残念。

◆スキンブルジャンクスって歌が上手
前から思ってたけど、スキンブルって歌が上手だわあ。
声もいい。
鉄道シーンって楽しいうえに、歌も聴かせどころで長いもんね。
シーンをどんどん盛り上げてくる歌声。

いろいろ言いつつ、やはりこの席だからこそ気付けたことがある。