Category Archives: ミュージカル・お芝居

映画『ウエストサイド物語』

takiちゃんとhiroさんが帝劇『M!』をご観劇なのに対抗して?
ササはミュージカル映画『W!』を観に行ったぞ〜。

東宝シネマの企画「何度見てもすごい50本」
この1週間の上映作品が「ウエストサイド物語」で、
ずっと前から楽しみにしていたのです。

ササ、小学生の時、テレビで放送されてたのを観てかなりの衝撃。
ジョージ・チャキリスのキレのあるダンスに、
子どもながら魅了されたのでした。
やっぱりササにはミュージカルファンの素質があったのかもね。

劇団四季の舞台も観たかったけどタイミングがあわず、
DVDよりは大きなスクリーンで観たいなと思って。

さすがに名作。
マンボもフラメンコ的なダンスもイカしてます。
歌詞もすごい韻のふみ方なので、もうちょっと理解力があれば
もっと楽しいだろうなあ。

王子のCDに入っている『マリア』も、
ただひたすら「マリア、マリア〜♪」
と熱に浮かされたように歌い続ける
その恋する若者の浮かれっぷりがいいよね。
王子は個人的にマリア(ナタリーウッド)のお顔が好きらしいし。
ササはかっこいいアニタが好きだなあ。

ラストは「ロミジュリ」ベースの悲劇だから、
客席のあちこちからすすり泣きが聞こえてきました。
客席はササより年輩の方ばかり。ご夫婦連れも多かった。
みなさん青春時代の思い出の映画なんでしょうね。

ナゾ…

次男の足の指骨折での病院通い。
長〜い待ち時間に女性雑誌『STORY』を読んでたの。

「私のSTORY』というコーナーで、
タンゴダンサーの丸山知津子さんを追うレポ記事があって、
ササ、「ダンサー」と見るとすぐ反応しちゃって読んでました。
タンゴの世界選手権でも優勝したすごい方らしいんだけど、
読み進めていくと、あら?ミュージカルにもご出演?
今年の『エリザベート』にも出演されてたそうなんです。

でね、「今年のメンバーが集まって一緒に記念撮影してくれました」
っていう写真が載ってたの。
ふ〜ん?と思いながら写真見たら…

え、え〜???

王子が映ってるよ〜!!
おわかりと思うけど、右から4番目ね。

王子、2010年度版はもちろん、
ここしばらく『エリザベート』には出てないよね?
でも、あの長めの前髪を横に流す髪型だから、
最近の写真に間違いないのよ。
他のみなさん、お衣装なのに、王子だけ軽めのお洋服だから
飛び入り参加?
それにしても撮影ジャストのタイミングで居合わせたってこと?
もしくは、丸山知津子さんと仲良しなのかなあ?
この謎の答えをご存知の方は教えてくださいな。

舞台『じゃじゃ馬馴らし』

◆日時:2010年11月6日(土) 12:30開演
               上演時間約2時間45分(休憩15分含)
◆会場:北九州芸術劇場
◆座席:4列目下手サイド
◆出演:市川亀治郎、筧利夫、山本裕典、月川悠貴 他
◆演出:蜷川幸雄

ササね、大学の専攻は英語英文学なのです。
当然、シェイクスピアもやりました。
でも無意味に多い(先生ごめんなさい)台詞の量にウンザリし、
どこがどう偉大なのかも全くわからず…。

でもさ、今日のはめっちゃ面白かった〜!
無意味な言葉遊びがこんなに面白いのね〜♪
やっぱりこれこそ生の舞台の醍醐味?

で、その面白さの原因の半分以上は筧さんだと思います。
じゃじゃ馬娘のキャタリーナ(亀治郎さん)を
それを圧倒する破天荒さで突き破るペトルーチオ(筧さん)。
追い立てまくる台詞と奇妙な動きがタダゴトじゃないんですよ。
よく次から次にあんなにしゃべれるもんだわ。
へんてこダンスも見事。
おかげで、シェイクスピアの生み出す言葉遊びの面白さを
初めて楽しませていただきました。

山本くんも「何言ってるかわからない」というレビューがあって
心配していましたが、十分がんばってました。
まあ、トラーニオの田島優成くんの方がずっと上手でしたけどね。
とにかく色白さんでお顔が美しい。
あれだけ奇麗ならビアンカもいけちゃうんじゃない?
『タンブリング』で鍛えたおかげ(?)で動きもステップも軽快。

そして、ササ、シャオチャン発見以来、
身のこなしの美しい方に吸い寄せられる傾向あり。
今回惹きつけられたのはアンサンブル井面猛志(いのもたけし)さん。
従者、貴族、フィリップとして登場されます。
皿をアクロバティックに投げたり、軽々とジャンプしたり、
最初、動きがきれいだなあ…なんて注目し始めたら、
あれあれ、お顔がまた可愛らしい。

このお芝居、召使いたちが後ろにずらっと並んで
メインキャストのやり取りを見守るシーンが多く、
ペトルーチオの尋常じゃない言葉や動きに一同振り回されるので、
みんなクスッと笑ったり、ずっこけたり、慌てたり、
表情をくるくる変えて反応します。
井面さんも目がまるっとなったり、ほっと安心したり、
ぎょっとしたり、表情がとってもチャーミング♪
ペトルーチオの靴を脱がせて、それを臭そうに持ったり、
愛想ふりまきながらワインをついでまわるのも愛らしい。
さきほど軽く調べてみたら、情報が少ないのですが、
元JACの方のようです。
身のこなしが軽いはずだわ。
カテコの時はね、下手側だったので、ちょうどササの目の前で、
ず〜っと客席に向かって「ありがとうございます」って
丁寧にお礼を言い続けてらっしゃいました。

これからご覧になる方は、
井面さん、軽く注目してみてください。
筧さんは放っておいても確実に視界に入ってきます。

メリハリ☆

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ササの毎日ってほんとメリハリきいてると思うわ。
昨日一昨日と、めいっぱい仕事した後は
お楽しみの週末となりました。
これがないとやってられないというか
これがあるからやってられるというか…。
本日は小倉のリバーウォークに来ております。

子どもたちは2人とも学校行事だし、
夜ご飯の準備も済ませたし、いざ!!

楽しんで来ますね〜♪

NHK『ハートをつなごう生きようこの時を-ソニン・RENTに挑む-』

「ハートをつなごう」という難しい番組の司会を
長いこと続けているのもすごいと思うソニン。
『RENT』のミミは本当に運命的な役だったのでしょう。
悩み迷いながらミミになっていく舞台裏が紹介されていました。

ササがソニンを好きなのは、演技に嘘がないから。
役に誠実だから。
「その役っぽく見せよう」とかではなくて
「その役になってしまう」から。
サイゴンのキムの時も、感情が高ぶりすぎて声は割れるし、
カテコでは茫然自失の状態で、にっこりもできないの。
玲奈ちゃんキムは母親には見えなかったし、
聖子ちゃんキムは優等生すぎて、クリスがいなくても大丈夫。
ソニンキムはクリスに対しては頼り切る女の弱さ、
タムは自分の身に代えても守る母の強さ、
どちらもキムそのものだった気がするのです。

『ペテン師と詐欺師』ではあっぱれ☆だったし、
『戯伝写楽』の花魁も評価が高かった。
役の幅が広いのも見事!

怒濤のような感動をくれた今回のミミも
あんなに悩みながら役作りしたんだね。
当事者のミーティングに参加したメンタル面から
階段シーンの登場も何度も脚の角度や手元の位置を確認して…。
観客としては、その想いをちゃんと受け止められて良かったと思う。

期待してるのは、レミのエポニーヌ。
熱くて切ない役、ソニンには絶対似合うと思う。