■日時:2016年8月6日(土)12:00
■会場:博多座 3階A列サイド
■キャスト:
いよいよスタートしました。
博多座エリザベート。お待ちしておりましたわ。
3階から見下ろしての観劇。
新演出では2回目とはいえ、またまた初めて気づくことが多く、
今まで何見てたんだろう?
最初のシーンはアンサンブルさんたちかと思ったら
ルキーニがみんなを墓場から蘇らせて、
物語を再現しているので、全員が勢揃いしてるのね。
ボロをかぶったフランツやゾフィー、ルドルフなどの姿が
3階席ならではでよく見える。
王子は、前回の妖艶さよりも、今回は自信に満ちた強いトートになっていました。
お顔も立ち姿も美しい。
膝を立てて座るシーンが多いのですが、これが綺麗なのよねえ。
歌は、完璧なのはもちろん、低音に重厚感が増して響き渡る。
エリザの曲、というかトートは、低い曲が多くて、
高音だけでなく、低音も正確に出す王子は
やはり歌を専門に勉強した人だなあと改めて思う。
同じく万里生くんも安定感。
エリザを見初めた時のラブラブ感から、
皇帝の義務を重んじ、苦渋の日々を送る人生の深みを増していく様が
とても良い。
ルキーニはいくさぶろ君。
帝劇で見た時は松也くんだったので、初見です。
レディベスの時も思ったけど、こういう狂言回し的にしなやかに立ち回る役、
いくさぶろ君、いいわあ。
どんどん実力つけてるね。
テレビに進出して評価が上がってるのも
この実力ならではでしょう。
ルキーニがこんなにいつも舞台のどこかにいて
全体をまわしているということに今回初めて気づいたよ。
初日は満員御礼でした。
王子の心配している人気の衰えも見られなかった。
でも、残念ながら作品の絶対的な完成度も大きいのであり、
ファンは若干減っているはず。
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