3回目の『レ・ミゼ』新発見もあり、新たに疑問も湧く。
だんだんストーカー?小姑?化してるけど、メモ行きまっせ〜!
*ツーロン
あれだけの大きな船を人力で動かすところで
馬車馬のように使われてきた過酷労働の重みがきます。
バルジャンの頬もこけてゲッソリしてます
*仮釈放
山上を歩くシーンが服装といい、杖といい、巡礼の旅のイメージ。
十字架も2回登場します。
きっと宗教観がわかればもっと理解が深まるのだろうなと思う。
*『独白』
バルジャンが自分を恥じ、苛立ち、生まれ変わり宣言までの感情の昂りに
フーパー監督の、歌を別録りではなくライブにした手法が効いてます。
*工場
・ファンテを追い詰める女工さんの中に特に際立った、表情が怖い方が!
ファンテを追い詰めているけど、自分も全く余裕がなくギリギリなのだろう。
・ファンテがもめた時、マドレーヌがどうして助けなかったかがわかりやすい。
着任の挨拶に来たジャベールが視界に入ったから。
*波止場
・ファンテが歯を売る時、横から女がすかざす「奥歯におしよ!」と言う
確かに前歯だと映画的にも困るもんね。
・ファンテがバルジャンに唾を吐いた後、両手でこぶしを握ってガードの姿勢。
まるで本能のようだけどこれ演技?演出?すごい!
*バルジャンとジャベールの対決
う〜ん!やっぱりバルとジャベの声の尖り方が逆だなあ。
*宿屋
・曲の出だしがフランスを意識して少しシャンソン風アレンジ?
・テナルディエ夫妻(ヘレナとサーシャ)は美男美女過ぎ。
・さらにテナの歌はゲス野郎のキョーレツな個性であって欲しいのに
いささかフツーのマイルドモード。
・今までテナ夫人は旦那のことを「慰め上手が聞いてあきれる〜♪」で
うまいこと言うばっかりで愛想尽きてるけど、腐れ縁で一緒にいるのかと思ってたの。
でも、そんな愚痴を若者の膝で言いながらお金をくすねて旦那に渡し、
今回は旦那に向かって「愛してる♪」と言うシーンも発見。
あら、実は旦那のこと好きだったのね。
*Stars
先日のややちゃんの指摘「歌のわりに背景が壮大すぎる」。
確かに、広がる空&眼下に広がる町並みもだし、背景に大きなワシの像を配したりするのよ。
華やかで鋭く高らかに歌い上げてくれれば背景も活きるというもんだけど、
なにせ、あのくぐもった声でマルッと歌われるとなあ。
この歌、ジャベの最大の見せ場だし、ファン多いからハードル高いよねえ。
*エポが好きなのは
・ミュージカルで「その髪好きだわ〜♪」が「話し方が好き」に変わってましたね。
マリウスは憧れの存在であり、髪を触れるほど近しい間柄ではないみたい。
ここ、エポにからかわれてるんだと思って軽くイラッとしてはらいのける
マリウス禅さんが可愛かったのが思いだされる。
*アンジョとマリウスの演説シーン
・おじいちゃんは最初馬車からマリウスの様子を伺い、下りてきて叱る
・インテリ学生マリウスにうっとりするエポ
*マリウスとコゼットのひと目惚れ
声をかけられても、もめ事が起きてても、相手しか見えてない
2人のアンポンタンぶりがいいねえ。
マリウスなんて、口をぽか〜んと半開きのままで
「うわ〜なんて可愛いんだあ!!!」が表情だけで伝わるもんね。
その後「あの娘を探してくれ」と言われて、
大好きなマリウスが喜んでくれるならとソワソワするエポが切ない。
*ABCカフェ
REDとBLACKの認識からはき違えてるマリウスに険しい視線を送りながらも
責め立てたりはしないアンジョ。
アンジョはいろいろ思うところがあるだろうけど、
学生たちそれぞれのいい所を認めてる感じがするね。
さすがはリーダー。
コゼットが去って戻って来たマリウスも嬉しそうに迎える。
グランテールはアンジョ崇拝のためか赤系のジャケットでみつけやすい。
*追記:ここ、ウソ書いてました。グランテールは白シャツにグレーのベスト
とはいえ、先ほどの演説シーンではアンジョのジャケットは紫なのだ。
*ワンデイモア
このシーンについては、映画が上回っていると思う。
バルジャン、コゼットとマリウス、エポ、学生たち、テナ夫妻…
それぞれの大事な明日を迎える様子を立体的に華やかに見せてくれる。
それがこちらにも積み重なって、感情が高まる。
1幕だけでこんなに長くなったので、2幕はまた次回。
是非お願いしたいのは、やっぱりワンデイモアで幕間入れて欲しいよね。
条件反射的に、拍手喝采して、さあトイレ!っていう体になってるんだもん。
それに、中盤からトイレ組続出で、忙しないのです。
それも「オンマイオウン」とか「カフェソング」とかありえない所で席を立つ
のでガックリくるよ〜。
こちとら、1曲も聞き逃せないので、トイレは我慢するのみ!
さらに全身全霊で観ていますので、体力的にも休憩が欲しい。
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