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映画『シャッターアイランド』

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昨日は、長男の部活が珍しく早めに終わったので、
次男と3人で『シャッターアイランド』観てきました。
もともと正規の公開の時に観たかったのですがなかなかタイミングがあわず、
そうこうするうちにソラリアシネマでの再映となったのです。
再映料金なので3人で観ても1900円、大変助かりまする。

精神を病んだ犯罪者の収容施設、シャッター アイランド。
厳しい監視の中、一人の女性患者が失踪する。
その捜査のために、連邦保安官のテディ(レオナルド・ディカプリオ)が
島にのりこみ、謎の究明に挑むお話です。

レビューの評判がかなり悪かったので期待しないのが良かったのか、
ササと長男は意外にしっかり楽しめました。
(次男にはちと難しかったようです。)
展開がテンポ良く、ずっとスリル溢れるままにお話が進みます。
残酷シーンは多いです。ほんとは子供にはあまり良くないかも。

ストーリーは、意外とわかりやすかったものの、
現実と回想と妄想が折り重なるように交錯するので、
結局のところ真実は、妄想だったのか、妄想という妄想だったのか、
よーく考えると迷宮に陥りそうになります。

謎解きのヒントが画面に散りばめられている、
謎解き参加型映画、という噂を聞いていたので、
わくわくしながら観ましたが、
それについては全くわからず。
実はチェックポイント満載だったのでしょうね。

レオ様はすっかりおじさんになりましたねえ。
初見のミシェル・ウィリアムズ、かわいかったぁ。

再映価格だったからでしょう、客席、満席でした。

映画『おのぼり物語』

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さて、映画『おのぼり物語』自体についても書かなきゃね。
実はササ、今日もまた観に行ったのです。
というのも、実は昨日は映像トラブル多発で上映が何度も中断し、
挙げ句になんとエンディングも観られず、
王子に会えてご機嫌だった観客からも軽くブーイングが出て
リピートOKのサービスが出たのでした。
なんか消化不良の気分だったので、今日無理矢理リピ鑑賞。

王子が昨日うっかり失言した
「たいした映画ではありません」は確かです。
映像も家庭用ビデオみたいな感じでブレブレだし、
凝った仕掛けや大事件もなく、
王子自身も全力投球した渾身の作品ではないと思う。

でも、その分、観る側もかなりリラックスして自然に楽しむことができますよ。
舞台の時は役者さんの本気度合いも伝わってくるから
こっちも全力で観てどど〜っと疲れちゃうでしょ?
そんな気遣いとエネルギーは不要です。

そして実際、ストーリーは気をてらったところがなく、
泣かせようという姑息さもなく、
グッとはくるけど、ウルウルとならないさじ加減が結構好きでした。
生きていくって、そんなに何でもうまくいかないし、
ドラマみたいな大事件も起きないし、
日々の日常の積み重ねですもんね。
その中で、本人なりに悩み、悲しみ、怒り、喜び、進んでいくわけですから。

役者さんも大人気キャストってわけじゃないのに、
それぞれなかなかの味わい深い。
まあ、八島智人さんは際立ってますが、
お父さん役のゴンチチ松村さんも初演技とは思えない、味のあるお父さん。
相手役?の肘井美佳ちゃんもすごく良かった。
見栄っ張りで嘘つきの同級生役なのですが、
ちょっと性格悪い役なのに、とても愛らしい。
はっきりした目鼻立ちで表情にインパクトがあるし、
台詞もズボッズボッと体当たりで入ってきます。
なかなか気になる女優さんですねえ。

どうしてこのお話を映画化したのか、
どうして王子がこの役を演じたのか、
は結局よくわかりません。
歌も踊りもないし、冴えない役だし、王子との接点といえば
「おのぼり」であること、アーティストであること、かな。
王子ファン以外が観る理由は考えられないかも。

でも、全編ほとんどず〜っと出てるので、
王子が観られる☆という理由だけでファンには十分かな。
実際、ササは二日連続で観ても楽しめましたから。
自転車に乗るシーンが何度か出てくるのですが、
なかなか良いですよ♪
王子ってこういう風に自転車こぐのね、とか
彼女とこんな風に2人乗りするのかな、な〜んて想像したりして。

王子ファンなら観て損はなし!

映画「おのぼり物語」王子☆舞台挨拶

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日時:2010年7月18日(日)14:35開映
場所:シネ・リーブル博多駅

行って参りました、王子の舞台挨拶。
舞台といってもね、今回の会場シネリーブル1って
座席数80席のちいっちゃな劇場なのですよ。
スクリーンの前にちょこんと置かれた、
1段くらいの低さの小さなステージ上でのご挨拶でした。
ササ、入場の整理番号38番だったんだけど、
おひとりさまだったこともあって、端っこながら2列目のお席をゲット。
ステージまで5m以内の至近距離です。

「それでは、井上芳雄さん登場です!」の声で登場した王子はね、
きゃあ〜☆と叫びたくなる程のかっこよさでした。
久しぶりにお目にかかって、こんなにかっこよかったんだ!と再確認。
髪の毛の横分けブローが特に素敵だったの。
分け目がかなり右サイドに寄っていて、そこから左に緩やかに流れています。
色は奥の方が黒髪で表面が茶色のメッシュカラーです。

そしてファッションはイマドキの若者スタイル。
グレーと白のタンクトップを重ね着した上にカーキのカーデを羽織り、
その上に白地にとても小さな黒ドット柄のベスト、その上に黒ベスト、
そして首まわりには細かいストライプの黒の細いタイを巻いていました。
ズボンは黒っぽい、ピチピチではないけど細めのパンツ。

へ〜、王子ってこんなファッションもするんだぁ。
個人的にはハイゲージニットとかのきちんとシンプルスタイルが好きだけど、
これはこれで新鮮。
イケメンオーラ全開のスタイルでしたよ。

舞台挨拶自体は15分くらいあって、
お話の内容は、

☆関西弁
この映画では関西弁をしゃべっています。
外国語しゃべってるような感じ。
共演の肘井美佳ちゃんも福岡だし、
関西弁を博多弁にしてくれないかと言ってみたんですけど、ダメでした。
今日は肘井美佳ちゃんも来たいと言ってたんですが、予算の都合で…。

☆スタッフの結束力
撮影したのはちょうど一年前くらい。
たった2週間で撮ったんです。
毎日睡眠時間4時間くらいで、朦朧として覚えてないシーンもある。
でも、役者以上にスタッフの方たちは準備や片付けもあるからもっときつくて、
僕、文科系ですから、体育系のノリってほんとは好きじゃないんですが、
みんなの結束力がすごかった。

☆ご両親の存在
僕、ほんとに親孝行で、2年前くらいに親孝行はもう十分じゃないかと
思ったこともあるくらいなんですけど(笑)、
この先、歳をとってどうなるかわかりませんから、
その時には両親をみられるくらい立派な大人になっていたい。

地元ですから、会場はご両親?をはじめ、
親戚や知り合いがいっぱいだったようです。
ときどきコメントしづらそうにしてました。

でも相変わらずトークは切れがあって冴えてます。
上手ですねえ。
と思っていたら、饒舌が災いして最後に失言が…。
「みなさんへのメッセージを」という問いかけに
「たいした映画じゃありませんが…」

むむ?

王子自身が一番慌てる
「いや、『たいした映画じゃない』というのはそういう意味じゃなくて、
『踊る大走査線』みたいに派手なこととか大事件は起きないってことで…」
かなりシドロモドロ…会場は大爆笑。
王子のトーク、本音やブラックが多いですからねえ。

で、結局言いたかったのは
「大きな事件とかは起きないけど、
自分や自分の周りの人に重ねあわせやすい映画だと思う。
この映画を観て何かを感じて
エネルギーにして欲しい」ということでした。

はい、とても楽しいご挨拶でした。
王子、ありがとう♪

前向きに☆

昨日のチケットには軽く凹みましたが、
ややちゃんに報告メールをしているうちに、
ガラガラの会場の最前列よりも
客席いっぱいの最後列で観る方がいいよね、
ってことになりました。
王子だって、会場いっぱいのファンの中で気持ちよく歌えるはずだし。
よく考えれば、10周年コンサート千秋楽だから人気の公演なのでしょう。
それを地元福岡で開いてくれるのも嬉しいことです。

と、前向きになったところで、王子のホームページをのぞきに行くと、
映画「おのぼり物語」の舞台挨拶情報が目にとまりました。
前も見たけど、こういうのってきっと東京のハナシよね、
とスルーしてたのですが、念のためチェック。
えっ!?福岡会場がある?
それも、なんともこじんまりとしたシネ・リーブル博多駅です。
「残席わずか」だったので慌てて購入いたしました。
整理券番号かなり後方ですが、この会場なら最後列でも問題なし。
小さなお部屋で王子のご挨拶を聞くようなシチュエーションになると思います。

これで、コンサートに加えてもう一度、
王子にお目にかかれることになりました。
ササは行けないけど、舞台挨拶の後、
ヴィレッジヴァンガードにてサイン会もあるようです。

映画『アリス・イン・ワンダーランド』

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公開から1ヶ月以上も経って、昨日やっと観ました
『アリス・イン・ワンダーランド』。
超話題の映画って期待しすぎることがあるから注意注意!

ストーリー的には大感動!とか大泣き!というものではないので、
キャラクターとか映像の美しさ、それにヘレナとジョニデを楽しみます。
ヘレナ・ボナム・カーターは大好きな女優さんなのに、
『猿の惑星』以降、こんな奇妙な役ばっかり。
今回も頭が異常に大きい「赤の女王」です。
ササにとって、ヘレナといえば『眺めのいい部屋』。
上品なドレスを着たお嬢様役がとても素敵だったのです。
実際、上流階級出身だしね。
今回またまたおかしなキャラクターにさせられて、最初はムッときてたんだけど、
ずーっと見てるとあれれ?意外に愛らしく見えてくる。
仲間に見捨てられてショボンとしたところなんか、特にかわゆし。

そしてジョニー・デップは相変わらず特殊なメイクがよくお似合い。
それでいて、少年のようにかわいいのは、相当な美形だからよね。
マッド・ハッターは最初、善人か悪人か判別し難かったけど、
見た目の奇怪さと違って性格はいたって普通。
ジョニデが演じるからには、一筋縄でいかない人格であって欲しかったな。

アリス役のミア・ワシコウスカは、ほんと美人さんだけど、ちょっとクールすぎる印象。
ファンタジーとかワンダーランドとかいう空想めいたキャラクターには
現実的すぎる気がしました。

そして、これって結構常識らしいんだけど、
3Dで観たければ吹き替え、字幕で観たければ2Dなんですね。
(3Dで字幕を読むと酔うから)
ジョニデやアラン・リックマンの声が聞きたいながらも今回は3D吹き替え版を選択し、
映像がきれいだから飛び出す絵本のようでよかったけど、
さすがに3Dメガネで見続けるのは目が疲れます。

あれだけ完成度の高い作品だから、きっとね、
もっと細部にわたっていろんな趣向が凝らされていたと思うの。
ミュージカルではないけれど、1回ではほとんど見落としてるんだろうなあ
と思うと悔しい…。
吹き替え2Dでもう一度観たいものです。