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映画『英国王のスピーチ』


映画の日にやっと観ました『英国王のスピーチ』。
もう5月だよ。出遅れすぎ!

吃音(きつおん)に悩む英国王ジョージ6世が
妻の愛と矯正師の力で克服し、国民に愛される王になる
アカデミー賞受賞作品ですね。

まあ、伝統的なイギリスという大好きな世界に、
コリン・ファースとヘレナ・ボナム・カーターですので、
気に入らないはずはありません。
コリン、スーツも軍服もよくお似合い。
濃紺地に金ボタン、袖にラインの入った式服なんて抜群☆
それでいて、ユーモラスでチャーミングよね。
ヘレナは、そうそう!こんな上品な役をもっとやって欲しいわ。
『猿の惑星』以来、キワモノばっかりじゃないの!
うまれついた気品と品格があるのですから。
ジェフリー・ラッシュのシェイクスピア役者も
可笑しみと味があるわあ。

次男だから国王になる教育も受けてないし、
兄のわがままでいきなり転がり込んで来た王位。
真面目で内気な性格は国王の器でもないし。
それでも、逃げ出したり断ったりはできない運命。

スピーチのシーンなんて、固唾を飲んで見守ってしまいますね。
国民は「国王の声」を待っていて、
国王もそれを届けなければ!という思いは溢れているものの、
声にできない。
消沈する国民。
期待に応えられない国王。
みんなが辛い。

ウルッときたのは、国王が即位後のスピーチに失敗して帰宅し、
愛する子どもたちをいつものように抱きしめようとしたところ、
幼い子ながら「陛下」とお辞儀をされたシーン。
家族だけが心を許せるよりどころだったのに、
国王になると、それもままならないのね。

お話は開戦スピーチを成功させ、ハッピーエンドで終わるわけですが、
ジョージ6世の苦労がこれで解決!なはずはないしね。
この先、さらなる困難を乗り越えていけねばならないことは
世界史知らなくても想像つく。

でも、そういう時でも地道にひとつひとつを積み上げていけば
その誠実さは一線を画した国民にもちゃんと伝わるんだなあと思った。
実際、愛され国王になるわけですから。
それに、吃音に悩んでいてもジョークを忘れないのが英国紳士だね。
あちこち、ふふっと笑うシーンがありました。
作品全体のウィットと大らかさは、
コリンとヘレナとジェフリーのキャラクターが大きいよね。

『百万円と苦虫女』

週末に半日ほどフリータイムがあったので、
録画しておいた『百万円と苦虫女』を観ました。

蒼井優ちゃん主演で、
ストーリーは簡単に言えば
いろいろあって誰も自分を知らないところで暮らしたくなり、
そこで働いて100万円貯めたら、次の地に移る
女の子のお話です。

蒼井優ちゃんはノースリーブから出る肩がかなり痩せていて
ちょっと心配してしまうほどですが、
どのお洋服もかわいく着こなし愛らしい。
で、蒼井優ちゃん目当てで見始めたら、
なんと相手役が森山未來くんではないですか!
ここから一気に集中力ア〜ップ!

やっぱ未來くん、いいオトコだわぁ☆
不器用で誠実な大学生役で登場。
sasaはほら、今「踊れる」ってことが最大のポイントでしょ?
今回の未來くんはラフなTシャツ姿が多いので、
ダンサーならではのしっかりした骨格や動きが楽しめます。
あんな涼しげな顔立ちなのに、自転車こぎはすごい馬力で、
自転車から飛び降りるシーンもスピード感溢れてる。
そのギャップがまたたまらない☆
ダンスシーンはないけど、
踊れる人って何をやっても動きがキレイよねえ。

お話自体は、100万円なんてそんなに簡単に貯まるわけないし、
優ちゃんはせっせと節約してる様子もないし、
それでいいのか〜!と納得できない部分多し。
エンディングもセツナイ結末でもやもや…。

でも、未來くんは楽しめました☆

2010年エンタメ回想☆

さて、さていよいよ大晦日です。
そこで、sasaの2010年観劇&映画振り返ってみました。

〈観劇〉
・ロックミュージカル『King of the Blue』…シャオチャンLOVE♪
・阿佐ヶ谷スパイダース「アンチクロックワイズ・ワンダーランド」
・劇団四季『キャッツ』…横浜キャッツシアターで観たよ♪
・舞台『変身byカフカ』…未來くんにノックアウトされました☆
・劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』…スター加藤敬二さん
・ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』…ヤング/アダルトチーム
・劇団四季『エビータ』…野村玲子さんさすがの風格
・舞台『博覧會』…篠井さんが観たくて♪
・博多座『佐賀のがばいばあちゃん』…頂き物だったわりに予想外に涙
・ミュージカル『リトルショップ・オブ・ホラーズ』…愛されDAIGO
・ナイロン100℃「2番目、或いは3番目」…ケラ作品追っかけるよ〜
・地球ゴージャス『Xday』…岸谷さん初見
・井上芳雄10周年コンサート…コンサートを越えたエンタメでした♪
・ミュージカル『ファンタスティックス』…シャオチャンの魔法だよ♪
・舞台『ローマ人の物語より〜カエサル』…玉砕
・ミュージカル『RENT』…熱く熱く感動☆
・天神落語…志の輔さんの笑い、知的です
・舞台『じゃじゃ馬馴らし』…井面さん発見☆
・劇団☆新感線『鋼鉄番長』…バカバカしくクダラナク♪
・朗読劇『LOVE LETTERS 2010』…不思議で素敵な時間でした♪

〈映画〉
・『恋するベーカリー』
・ゲキシネ劇団☆新感線『蜉蝣峠』
・『噂のモーガン夫妻』
・『ウルフマン』
・『ダレンシャン』
・『17歳の肖像』
・『運命のボタン』
・『シーサイドモーテル』
・『アリス・イン・ワンダーランド』
・『おのぼり物語』
・Livespire『ANJINイングリッシュサムライ』
・『告白』
・『シャッターアイランド』
・ゲキシネ劇団☆新感線『蛮幽鬼』
・『マザーウォーター』
・『食べて、祈って、恋をして』
・『乱暴と待機』
・『ロビン・フッド』
・『ウエストサイド物語』
・『武士の家計簿』

こうやって挙げてみると、それぞれに思い出がありますなあ。
もちろん、今年の一大イベントは『ファンタスティックス』遠征!
他人事のようにおもっていた「遠征」が、
まさか自分の身にふりかかろうとは!
そして、それがあまりに楽しく、sasa、味をしめましたぞ☆

そんな中、sasa的No.1を挙げるとすると…
ジャカジャカジャカジャカジャ〜ン!

観劇No.1は…

シャオチャン、王子ごめん!
舞台『変身byカフカ』です!

未來くんの才能、ずば抜けてました。
パンチくらったような衝撃だったので今年のNo.1です。
『タンゴ』が観られなかったのが悔やまれます…。

映画No.1は…

『17歳の肖像』
仕事で観たのでレビュー書けてませんが、
主人公の成長にも、周りの大人の想いにも
どっぷり共感。
舞台がイギリスだったのも大きいね。
DVD観る機会があれば是非オススメです♪

ということで、来年も楽しく行くよ〜!
今年もみなさま遊びに来てくれて有り難うございました。
来年も、おつきあいどうぞよろしくお願いませませ♪
それでは、よいお年を。

映画『ソルト』

期末テストも終わったし、昨日は実力テストも受けてみたし、
終わったぞ〜!ということで、
今日は子どもたちと一緒に、映画『ソルト』へ。
ソラリアシネマの再映で、メルマガ会員600円なのです。
それでももちろんDVD出てから観た方が格段に安いわけですが、
エンタメ好きとしては、劇場や映画館に行くワクワク感というのは
子どもにとっても大事だと思っているのですよ。
それも、もう小学生高学年と中学生なので、
できれば子ども用ではなく、
大人のエンターテイメント作品を楽しんで欲しい。

チケット売り場で「アクションとバイオレンスすごいですけど、
お子様大丈夫ですか?」って言われてちょっと不安になったけど、
ま、大丈夫でしょ。

アンジェリーナ・ジョリー主演のスパイ映画です。
こういう撃ち合いとかカーチェイスものって、ササ好んで観ませんが、
やはり主役がアンジーともなると、ビジュアル的に楽しめます。
颯爽と歩く姿だけでもカッコいいし、
あの歳であんなアスリートの走り方はできないと思う。

ストーリーも、ソルトがロシア側に見えたり、アメリカ側に見えたり
真意はどっちなんだ〜!と軽く混乱したけど、
エンディングはそれなりに納得できる内容。
決意を固めた時期がちょっと不安定なので、
既に観た方と話してみようと思う。

男の子はやっぱりこういうアクションもの大好き。
ササもアンジーのおかげで楽しめたので、
なかなか上手いことできてるなあと思ったのでした。

映画『ウエストサイド物語』

takiちゃんとhiroさんが帝劇『M!』をご観劇なのに対抗して?
ササはミュージカル映画『W!』を観に行ったぞ〜。

東宝シネマの企画「何度見てもすごい50本」
この1週間の上映作品が「ウエストサイド物語」で、
ずっと前から楽しみにしていたのです。

ササ、小学生の時、テレビで放送されてたのを観てかなりの衝撃。
ジョージ・チャキリスのキレのあるダンスに、
子どもながら魅了されたのでした。
やっぱりササにはミュージカルファンの素質があったのかもね。

劇団四季の舞台も観たかったけどタイミングがあわず、
DVDよりは大きなスクリーンで観たいなと思って。

さすがに名作。
マンボもフラメンコ的なダンスもイカしてます。
歌詞もすごい韻のふみ方なので、もうちょっと理解力があれば
もっと楽しいだろうなあ。

王子のCDに入っている『マリア』も、
ただひたすら「マリア、マリア〜♪」
と熱に浮かされたように歌い続ける
その恋する若者の浮かれっぷりがいいよね。
王子は個人的にマリア(ナタリーウッド)のお顔が好きらしいし。
ササはかっこいいアニタが好きだなあ。

ラストは「ロミジュリ」ベースの悲劇だから、
客席のあちこちからすすり泣きが聞こえてきました。
客席はササより年輩の方ばかり。ご夫婦連れも多かった。
みなさん青春時代の思い出の映画なんでしょうね。