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映画「おのぼり物語」王子☆舞台挨拶

onobori

日時:2010年7月18日(日)14:35開映
場所:シネ・リーブル博多駅

行って参りました、王子の舞台挨拶。
舞台といってもね、今回の会場シネリーブル1って
座席数80席のちいっちゃな劇場なのですよ。
スクリーンの前にちょこんと置かれた、
1段くらいの低さの小さなステージ上でのご挨拶でした。
ササ、入場の整理番号38番だったんだけど、
おひとりさまだったこともあって、端っこながら2列目のお席をゲット。
ステージまで5m以内の至近距離です。

「それでは、井上芳雄さん登場です!」の声で登場した王子はね、
きゃあ〜☆と叫びたくなる程のかっこよさでした。
久しぶりにお目にかかって、こんなにかっこよかったんだ!と再確認。
髪の毛の横分けブローが特に素敵だったの。
分け目がかなり右サイドに寄っていて、そこから左に緩やかに流れています。
色は奥の方が黒髪で表面が茶色のメッシュカラーです。

そしてファッションはイマドキの若者スタイル。
グレーと白のタンクトップを重ね着した上にカーキのカーデを羽織り、
その上に白地にとても小さな黒ドット柄のベスト、その上に黒ベスト、
そして首まわりには細かいストライプの黒の細いタイを巻いていました。
ズボンは黒っぽい、ピチピチではないけど細めのパンツ。

へ〜、王子ってこんなファッションもするんだぁ。
個人的にはハイゲージニットとかのきちんとシンプルスタイルが好きだけど、
これはこれで新鮮。
イケメンオーラ全開のスタイルでしたよ。

舞台挨拶自体は15分くらいあって、
お話の内容は、

☆関西弁
この映画では関西弁をしゃべっています。
外国語しゃべってるような感じ。
共演の肘井美佳ちゃんも福岡だし、
関西弁を博多弁にしてくれないかと言ってみたんですけど、ダメでした。
今日は肘井美佳ちゃんも来たいと言ってたんですが、予算の都合で…。

☆スタッフの結束力
撮影したのはちょうど一年前くらい。
たった2週間で撮ったんです。
毎日睡眠時間4時間くらいで、朦朧として覚えてないシーンもある。
でも、役者以上にスタッフの方たちは準備や片付けもあるからもっときつくて、
僕、文科系ですから、体育系のノリってほんとは好きじゃないんですが、
みんなの結束力がすごかった。

☆ご両親の存在
僕、ほんとに親孝行で、2年前くらいに親孝行はもう十分じゃないかと
思ったこともあるくらいなんですけど(笑)、
この先、歳をとってどうなるかわかりませんから、
その時には両親をみられるくらい立派な大人になっていたい。

地元ですから、会場はご両親?をはじめ、
親戚や知り合いがいっぱいだったようです。
ときどきコメントしづらそうにしてました。

でも相変わらずトークは切れがあって冴えてます。
上手ですねえ。
と思っていたら、饒舌が災いして最後に失言が…。
「みなさんへのメッセージを」という問いかけに
「たいした映画じゃありませんが…」

むむ?

王子自身が一番慌てる
「いや、『たいした映画じゃない』というのはそういう意味じゃなくて、
『踊る大走査線』みたいに派手なこととか大事件は起きないってことで…」
かなりシドロモドロ…会場は大爆笑。
王子のトーク、本音やブラックが多いですからねえ。

で、結局言いたかったのは
「大きな事件とかは起きないけど、
自分や自分の周りの人に重ねあわせやすい映画だと思う。
この映画を観て何かを感じて
エネルギーにして欲しい」ということでした。

はい、とても楽しいご挨拶でした。
王子、ありがとう♪

前向きに☆

昨日のチケットには軽く凹みましたが、
ややちゃんに報告メールをしているうちに、
ガラガラの会場の最前列よりも
客席いっぱいの最後列で観る方がいいよね、
ってことになりました。
王子だって、会場いっぱいのファンの中で気持ちよく歌えるはずだし。
よく考えれば、10周年コンサート千秋楽だから人気の公演なのでしょう。
それを地元福岡で開いてくれるのも嬉しいことです。

と、前向きになったところで、王子のホームページをのぞきに行くと、
映画「おのぼり物語」の舞台挨拶情報が目にとまりました。
前も見たけど、こういうのってきっと東京のハナシよね、
とスルーしてたのですが、念のためチェック。
えっ!?福岡会場がある?
それも、なんともこじんまりとしたシネ・リーブル博多駅です。
「残席わずか」だったので慌てて購入いたしました。
整理券番号かなり後方ですが、この会場なら最後列でも問題なし。
小さなお部屋で王子のご挨拶を聞くようなシチュエーションになると思います。

これで、コンサートに加えてもう一度、
王子にお目にかかれることになりました。
ササは行けないけど、舞台挨拶の後、
ヴィレッジヴァンガードにてサイン会もあるようです。

映画『アリス・イン・ワンダーランド』

Alice2

公開から1ヶ月以上も経って、昨日やっと観ました
『アリス・イン・ワンダーランド』。
超話題の映画って期待しすぎることがあるから注意注意!

ストーリー的には大感動!とか大泣き!というものではないので、
キャラクターとか映像の美しさ、それにヘレナとジョニデを楽しみます。
ヘレナ・ボナム・カーターは大好きな女優さんなのに、
『猿の惑星』以降、こんな奇妙な役ばっかり。
今回も頭が異常に大きい「赤の女王」です。
ササにとって、ヘレナといえば『眺めのいい部屋』。
上品なドレスを着たお嬢様役がとても素敵だったのです。
実際、上流階級出身だしね。
今回またまたおかしなキャラクターにさせられて、最初はムッときてたんだけど、
ずーっと見てるとあれれ?意外に愛らしく見えてくる。
仲間に見捨てられてショボンとしたところなんか、特にかわゆし。

そしてジョニー・デップは相変わらず特殊なメイクがよくお似合い。
それでいて、少年のようにかわいいのは、相当な美形だからよね。
マッド・ハッターは最初、善人か悪人か判別し難かったけど、
見た目の奇怪さと違って性格はいたって普通。
ジョニデが演じるからには、一筋縄でいかない人格であって欲しかったな。

アリス役のミア・ワシコウスカは、ほんと美人さんだけど、ちょっとクールすぎる印象。
ファンタジーとかワンダーランドとかいう空想めいたキャラクターには
現実的すぎる気がしました。

そして、これって結構常識らしいんだけど、
3Dで観たければ吹き替え、字幕で観たければ2Dなんですね。
(3Dで字幕を読むと酔うから)
ジョニデやアラン・リックマンの声が聞きたいながらも今回は3D吹き替え版を選択し、
映像がきれいだから飛び出す絵本のようでよかったけど、
さすがに3Dメガネで見続けるのは目が疲れます。

あれだけ完成度の高い作品だから、きっとね、
もっと細部にわたっていろんな趣向が凝らされていたと思うの。
ミュージカルではないけれど、1回ではほとんど見落としてるんだろうなあ
と思うと悔しい…。
吹き替え2Dでもう一度観たいものです。

DVD『20世紀少年 -最終章』

第一章、第二章とテレビで続けて観たものの、
最終章の映画を観に行けず、ウズウズしてました。
「目」の仮面をかぶった「ともだち」がゾゾ〜っと怖くて面白い『20世紀少年』。
先日やっとレンタルいたしました。

最大の関心は「ともだち」が誰なのか?
これについてはね、ササの予想通りの人物でした。
途中あれあれ?って思ってたのですよ。

そして、ケンジや仲間の力で救われる結末も想定できるのですが、
その後の謎解き部分が結構重たくて良かったです。
なぜ「ともだち」が生まれたのか?
なぜ「ケンジ」がそこに関わらなければならなかったのか?
納得のいく筋道をわかりやすく示してくれます。
そこにはちょっとグリムっぽい啓蒙もあったりして。

子どもたちにはそこまで伝わったかなあ。

本格科学冒険映画 20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗

映画『NINE』

NINE

昨日はね、もう1本楽しみにしていた映画を観ました。
ミュージカル映画『NINE』。
去年、新妻聖子ちゃん、シルヴィア姐さんによる
ミュージカルも上演されましたね。

こちらはねえ、華やかな世界を期待してたら、
辛かった、苦しかった。
昔は数々の名作を作り出したものの、
今やスランプのグイド・コンティーニ監督が
新しい映画の製作に入るのですが、
アイデアが浮かばない、脚本が書けない。
愛する女性たちの力を借りてもダメで、
結局みんな離れていってしまう…。
途中に歌や踊りのシーンが入ってても、
話の核は彼の心の葛藤だから
追いつめられてキツイわ。

そんなツライ内容ですが、
出演者のみなさんはほんと素晴らしかった。
グイド役のダニエル・デイ・ルイス、
歳を重ねてますますイカしてます。
身のこなしも軽いし、歌も上手なのね。
ペネロペ・クルスは猫のようにしなやかな。
あんなに無邪気にニャアニャア甘えられたら、
そりゃあグイドも惚れますわ。
ケイト・ハドソンは初見でしたが、あんなに踊れるんだ。
ニコール・キッドマンは圧倒的に美しいわあ。

あれ?そういえば、ペネロペとニコールが共演って
大丈夫なのかしら?
一緒のシーンはなかったから撮影では会わなかったのかな?
な〜んてゴシップ的なことも考えたりして。

往年の仲間役のジュディ・ディンチはさすが。
グイドに対する大きな愛が感じられます。
そして、妻役のマリオン・コティヤールは
映画『エディット・ピアフ』の時あまりに役に入り込んでて怖かったけど、
品があってほんとに美しい女優さんね。
目元が深くて彫刻のようだったわ。

そして、そんなみなさんの歌とダンスが素晴らしいこと!
だって、普段は普通の動きと台詞だけで演じてるじゃない?
映画『スィニートッド』でジョニー・デップとヘレナ・ボナム・カーターの
歌が上手なことにもびっくりしたけど、
俳優さんってみなさんこんなに歌えるものなの?
やっぱり演じる力があると歌でも表現できるってことかなあ。

と、ストーリーは辛くて、
ぱあっと心の晴れる、明るいミュージカルではなかったけど、
豪華キャストのゴージャスなパワーには感嘆する映画でした。