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映画『アリス・イン・ワンダーランド』

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公開から1ヶ月以上も経って、昨日やっと観ました
『アリス・イン・ワンダーランド』。
超話題の映画って期待しすぎることがあるから注意注意!

ストーリー的には大感動!とか大泣き!というものではないので、
キャラクターとか映像の美しさ、それにヘレナとジョニデを楽しみます。
ヘレナ・ボナム・カーターは大好きな女優さんなのに、
『猿の惑星』以降、こんな奇妙な役ばっかり。
今回も頭が異常に大きい「赤の女王」です。
ササにとって、ヘレナといえば『眺めのいい部屋』。
上品なドレスを着たお嬢様役がとても素敵だったのです。
実際、上流階級出身だしね。
今回またまたおかしなキャラクターにさせられて、最初はムッときてたんだけど、
ずーっと見てるとあれれ?意外に愛らしく見えてくる。
仲間に見捨てられてショボンとしたところなんか、特にかわゆし。

そしてジョニー・デップは相変わらず特殊なメイクがよくお似合い。
それでいて、少年のようにかわいいのは、相当な美形だからよね。
マッド・ハッターは最初、善人か悪人か判別し難かったけど、
見た目の奇怪さと違って性格はいたって普通。
ジョニデが演じるからには、一筋縄でいかない人格であって欲しかったな。

アリス役のミア・ワシコウスカは、ほんと美人さんだけど、ちょっとクールすぎる印象。
ファンタジーとかワンダーランドとかいう空想めいたキャラクターには
現実的すぎる気がしました。

そして、これって結構常識らしいんだけど、
3Dで観たければ吹き替え、字幕で観たければ2Dなんですね。
(3Dで字幕を読むと酔うから)
ジョニデやアラン・リックマンの声が聞きたいながらも今回は3D吹き替え版を選択し、
映像がきれいだから飛び出す絵本のようでよかったけど、
さすがに3Dメガネで見続けるのは目が疲れます。

あれだけ完成度の高い作品だから、きっとね、
もっと細部にわたっていろんな趣向が凝らされていたと思うの。
ミュージカルではないけれど、1回ではほとんど見落としてるんだろうなあ
と思うと悔しい…。
吹き替え2Dでもう一度観たいものです。

DVD『20世紀少年 -最終章』

第一章、第二章とテレビで続けて観たものの、
最終章の映画を観に行けず、ウズウズしてました。
「目」の仮面をかぶった「ともだち」がゾゾ〜っと怖くて面白い『20世紀少年』。
先日やっとレンタルいたしました。

最大の関心は「ともだち」が誰なのか?
これについてはね、ササの予想通りの人物でした。
途中あれあれ?って思ってたのですよ。

そして、ケンジや仲間の力で救われる結末も想定できるのですが、
その後の謎解き部分が結構重たくて良かったです。
なぜ「ともだち」が生まれたのか?
なぜ「ケンジ」がそこに関わらなければならなかったのか?
納得のいく筋道をわかりやすく示してくれます。
そこにはちょっとグリムっぽい啓蒙もあったりして。

子どもたちにはそこまで伝わったかなあ。

本格科学冒険映画 20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗

映画『NINE』

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昨日はね、もう1本楽しみにしていた映画を観ました。
ミュージカル映画『NINE』。
去年、新妻聖子ちゃん、シルヴィア姐さんによる
ミュージカルも上演されましたね。

こちらはねえ、華やかな世界を期待してたら、
辛かった、苦しかった。
昔は数々の名作を作り出したものの、
今やスランプのグイド・コンティーニ監督が
新しい映画の製作に入るのですが、
アイデアが浮かばない、脚本が書けない。
愛する女性たちの力を借りてもダメで、
結局みんな離れていってしまう…。
途中に歌や踊りのシーンが入ってても、
話の核は彼の心の葛藤だから
追いつめられてキツイわ。

そんなツライ内容ですが、
出演者のみなさんはほんと素晴らしかった。
グイド役のダニエル・デイ・ルイス、
歳を重ねてますますイカしてます。
身のこなしも軽いし、歌も上手なのね。
ペネロペ・クルスは猫のようにしなやかな。
あんなに無邪気にニャアニャア甘えられたら、
そりゃあグイドも惚れますわ。
ケイト・ハドソンは初見でしたが、あんなに踊れるんだ。
ニコール・キッドマンは圧倒的に美しいわあ。

あれ?そういえば、ペネロペとニコールが共演って
大丈夫なのかしら?
一緒のシーンはなかったから撮影では会わなかったのかな?
な〜んてゴシップ的なことも考えたりして。

往年の仲間役のジュディ・ディンチはさすが。
グイドに対する大きな愛が感じられます。
そして、妻役のマリオン・コティヤールは
映画『エディット・ピアフ』の時あまりに役に入り込んでて怖かったけど、
品があってほんとに美しい女優さんね。
目元が深くて彫刻のようだったわ。

そして、そんなみなさんの歌とダンスが素晴らしいこと!
だって、普段は普通の動きと台詞だけで演じてるじゃない?
映画『スィニートッド』でジョニー・デップとヘレナ・ボナム・カーターの
歌が上手なことにもびっくりしたけど、
俳優さんってみなさんこんなに歌えるものなの?
やっぱり演じる力があると歌でも表現できるってことかなあ。

と、ストーリーは辛くて、
ぱあっと心の晴れる、明るいミュージカルではなかったけど、
豪華キャストのゴージャスなパワーには感嘆する映画でした。

映画『シャーロック・ホームズ』

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去年から楽しみにしていた映画が立て続けに公開されているので、
映画の日の今日『シャーロック・ホームズ』観て来ました。

でも…う〜ん期待しすぎたかなあ…。
ガイ・リッチー作品観たい人にはいいかもしれないけど、
これってシャーロック・ホームズじゃなくて良かったんじゃない?
アクションシーンが多い娯楽エンターテイメント作品。
英グラナダテレビ版:ジェレミー・ブレット好きさんには
ウケがいいとは思えないなあ。

鋭い観察力や科学的推理はいくらか出ては来たけど
「ほぉ〜」と感心するほどではなかったし、
奇怪な行動や部屋を散らかすのはいいけど、
本人が髪の毛も服装もむさくるしすぎる。
やっぱりホームズにはある程度こぎれいなジェントルマンであって欲しいわ。

逆に、やぼったいイメージのワトソン君にジュード・ロウはイケメン過ぎるでしょ。
ホームズが唯一愛する女性アイリーンって原作にも登場するのかしら?
フジコちゃんにしか見えない…。

英グラナダテレビ版に心酔してなければそんなに悪くはないのかもしれない。
話もわかりやすかったし、スピード感もあった。
でも…あのピリリとして気品高い姿と緻密な推理が好きなササには
これはちょっとごめんなさいですぅ…。

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『ハンサム★スーツ』

上映があってた時から、このタイトルどう考えても面白そう!
と思ってたら、早速昨日テレビ放映がありました。
子どもたちと一緒に見てみたら、
期待以上に、無条件に面白かった!

ブサイクなせいで何事もうまくいかない主人公(塚地武雅)が、
ハンサムスーツに出会い、ハンサム男(谷原章介)に変身するお話。
スーツ自体もわたがしみたいな異様でかわいい姿で、
いろんなタイプのスーツがぶら下がって出てくるシーンも
予想できない面白い構図。

テーマを追求しようと思えば、
人は中身か?外見か?ってことになるかもしれないけど、
もうこの際、そんなことはおいといて。
とにかく楽しみましょ♪

ブス役の大島美幸さんの衣装が実は密かにすっごくかわいくて、
きれいな黄色やオレンジを
とてもバランスよくコーディネートしてあって見事!

音楽が渡辺美里「マイレボリューション」や
佐野元春「サムデイ」だったのもハマってしまった理由のひとつ。
子どもたちも大爆笑の作品でした。
最近、日本映画が面白いですね。