Category Archives: ミュージカル・お芝居

お土産

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武道館のお土産いただきました。
行けなかったsasaの無念の気持ちをよくわかっていらっしゃる。
ギリギリまでグズグズ言ってたからね。
ありがとうございます!

ワークショップ見学☆

シャオチャンがワークショップ情報をアップしていて、
でも、ワークショップされてもsasaは潜入できないし…
と思ってたら、「見学」なんて手があるのね。
お友達に誘っていただいて見学してきました。

アクロスの練習室で参加していたのは、
馴染みの生徒さん、ダンス好きさん、ダンスの幅を広げようとしてるお子さん、
もちろんみなさん何らかダンスをしている方々です。

前半45分はひたすら身体のあちこちを動かし伸ばしていきます。
ストレッチなのに既に全てが美しいシャオチャン先生。
腹筋の動きなんて、その差をみせつけます。
普通の腹筋ではなく、背中をそのまま並行に持ち上げる。
この動き、誰一人できませんでした。
体の真ん中のドンと構えた軸が全体を支えてるんですね。
あとは、首から頭の位置が絶対に動きません。
指導している内容がシャオチャン自身のポイントなので、
美しさの秘密が解き明かされていき、ワクワク☆

後半はダンスがスタート。
じゃんじゃん振りを教えて、懸命についていく生徒さんたち。
ダンス経験者さんたちでも苦戦中。
同じ振りのところを数回練習して次の振りにいきます。
見ていると、どんどん踊りを自分のものにして、
かっこ良くなっていく生徒さんがいて面白い。

そしてまあ、シャオチャンのお手本の美しいこと。
歩くだけで、止まるだけで、こうも違うもんですか。
足先のつけかた、首の角度、練習と技術もあるだろうけど、
センスって大きいよなあ。
最後に「僕がやってみせますね」と踊ってくれたのには、
全員から感嘆の声。拍手喝采でした。

自分の企業秘密、こんなに惜しげ無く教えちゃっていいのかあ?
とか思いましたが、きっとこれはほんの一部だろうし、
たとえ全てを教えたとしても、それが同じようにできることはないので、
全く問題ないんだろうなあ。

終始和やかで、指導の中から自然な笑いも起きるレッスン。
sasaはこれまで、
神様が絵の才能をくださらなかったことを悔やんでいましたが、
こうなると、踊りの才能の方を少しだけでもいただきたかったものです。
見ているのは楽しかったけど、あの中に入る事ができたなら
さらに心身ともに至福の時だったろうと思うのです。

ALL FOR ONE

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■日時:2013年11月24日(日) 18:00
■会場:芦屋ルナ・ホール

蔡暁強のダンスライブとありましたが、
同時に「劇団アークス公演」だったんですね。
ソロ公演というわけではなかったようです。
第一部では、アークスの生徒さんとゲスト出演のいくつかの団体が
ジャンルの違ったダンスを見せてくれました。

ミュージカル界のテーマ曲のような「Seasons of love」がオープニング。
ズボン船長でケンだったかりんさんがソロパート。
お姉さんたちの中でもソロを担うなんて、期待の星なのね。

☆2曲目:Allee der Kosmonauten
大きなスクリーンに映像が映し出され、
森の中に妖精のように白い衣装のシャオチャンが現れます。
木々と会話するように森の中をゆったりとめぐり、
ポーズを取る自然のイメージ。
が、スクリーンの端まで歩いた時、一転して、
黒いハードな衣装のシャオチャンが、今度は生の姿で登場。
機械的な速い動きのダンスです。
妖艶とか可愛らしい動きの印象が強いので、
このダンスはかなり新鮮。
もの凄く速いのにピタリピタリと完璧に動き、
それが見事にキマッてる。
すっごくかっこ良かった☆
このダンスが今回一番気に入りました。

☆3曲目:Steam Heat
ごめんなさい、覚えてない。
女性ダンサーの中でシャオチャンがメインで踊っていたような…。

あとは、しばらく他の出演グループのダンスがあって、
バレエアカデミーのセンターの女の子がお顔もとてもきれいで
動きも美しかったな。

☆11曲目:Mercy On Me
サンパレスで観たナンバーです。
前回は落ち着いてみられなかったので、今回はじっくり拝見。
こちらはシャオチャン得意技が終結したダンスでした。

☆13曲目:ALL FOR ONE
全員登場で三角形に並んだラストは
シャオチャンが最前センターでみんなを率います。

ここで休憩

第二部はミュージカル「FAMILY」。
シャオチャンの役はなんと「ろくでもないお父さん」。
谷内愛さん演じる奥様に、ベロベロに酔っぱらいながら
「金だせよ〜」とか「うるせえんだよ」とか。
そんな台詞でも可愛過ぎて笑ってしまう。
最初の酒場のシーン以外はダンスはなく、
娘の傍に寄り添ってうなだれて座っているか
横たわった姿がほとんどでした。
新しい恋人役の小島さんは出てきた時からオチが見えてたし、
不動産役の岸本さんも登場しただけで笑いが起きてました。
お二人とも身体が重そうだったので、もう少し動けた方がいいのにな。
ここでも、かりんさんが大活躍でした。

終演後は出演者のみなさん、普通にロビーに出ていらして、
シャオチャンも知り合いや生徒さんとお話されてました。
機会仕掛けのようなダンスも「ろくでもないお父さん」も
オールラウンドのダンスを目指すシャオチャンにとっては
やってみたかったことだそうです。
2月の「Deliciouse」も新しい内容になるようなので楽しみ♪

シャオチャン目当てに遠征したわりには
ダンスが少なくて物足りませんでしたが、
ニッコリ笑顔を見てると、もう十分♪って気になっちゃいますなあ。

こまつ座『イーハトーボの劇列車』

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■会場:兵庫県立芸術文化劇場
■日時:2013年11月24日(日) 13:00(1幕90分 休憩15分 2幕70分)
■出演:井上芳雄、辻萬長、木野花、大和田美帆、石橋徹郎、松永玲子、
    小椋毅、土屋良太、田村勝彦、大久保祥太郎、みのすけ ほか

王子、お見事!立派です。
sasaあまり宮沢賢治のこと知らず、
てっきり貧しい苦労人かと思ってたら
いいとこの坊ちゃんだったのね。
志は高く、気持ちは貴いけど、行動がついてかず、
質屋の家業を嫌だと思いながら、でも最後まで父親の庇護のもと。
自己矛盾の連続。
そんな賢治を王子は切なく愛らしく演じていました。

各シーン、長くじっくり相手と対峙します。
宗教を巡って父親と、
生き物の殺生を巡って商社マンと、
何故か急に近づいてきた伊藤と。
その度に、自己矛盾が露呈します。

そして、山男だの熊男だの人買いだの、
風の又三郎らしき若者だの、思い残し切符を渡す車掌だの
ほんとか嘘かわからない不思議な感覚になってきます。
賢治の話なのか、童話の世界なのか…迷いこむ。
こういうモチーフは、賢治の童話を知っていれば
もっと楽しめたんだろうなあ。

花巻弁も最初はよく聞き取れず、ずっとこれだとキツいよなあ
と思ってたら、だんだん問題なく聞き入ることができるようになります。
なんといっても、王子の花巻弁のかわいいこと!
ベコ(牛)の気持ちになって語るシーンなんて、
一緒に牛の気持ちになってしまいましたよ。
妹との仲の良さも嫉妬したくなるほど。
そしてその花巻弁が賢治の稚拙さとピュアさをアップしています。

ナイロンからみのすけさんと松永さんご出演だったのも嬉しい。
お二人とも、普通にしゃべっても可笑しみがあるのが素敵です。

台詞の量も膨大で、それを全くよどみなく進める王子。
素晴らしい!に尽きます。
しっかり賢治になっていて、だからこちらも落ち着いてお話の世界に入り、
しっくり笑える。
もう1回観たら、もっともっと理解が進んで楽しめたはず。
じっくり味わいたい作品でした。

兵庫県立芸術文化センター

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紅葉の美しいとても素敵な会場で、いい時間を過ごせました。
王子はますます素晴らしく惚れ直しますなあ。