Category Archives: ミュージカル・お芝居

NHK『夢であいましょう』

これ、ミューファン、確実にご立腹のはず!
なんなの?あのプリンスたちの扱いは!

無駄な小芝居の時間が長く、そこには何故か談春さんもいて、
岩崎宏美さんの歌は『Tonight』なのに
「My Fair Ladyより」ですと〜?
間違えるにも程がある!

さあ、いよいよStarsだ!と思ったら
なんだか3人とも本気出してる様子がなく、歌も振りも中途半端、
途中ちょいちょいチャチャ入れられ、
結局ダラダラとスーダラ節に流れるという情けない展開。
手足の長い3人はその長さをもてあました動きだったよ。

あの演出必要?
ああいうことやりたいならStars呼ぶ必要があったのか!?

面白いならまだしも、ただ不快になるばかりで、
あれで満足したファンはいなかったと思うなあ。

『レ・ミゼラブル』2回目

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■日時:2013年8月24日(土)12:00
■会場:博多座 3階B列サイド
■出演:
バルジャン/吉原光夫
ジャベール/福井晶一
エポニーヌ/平野綾
ファンテーヌ/里アンナ
コゼット/磯貝レイナ
マリウス/田村良太
テナルディエ/KENTARO
Mテナルディエ/谷口ゆうな
アンジョルラス/上原理生
ガブローシュ/加藤清史郎
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先日見て、どうしても吉原バルVS福井ジャベの対決が見たくなり、
でも、福井さんは来週からバルに移行されるので、本公演がジャベのラスト。
でも、清史郎くんご出演のため超人気で、あきらめかけてたところに
昨晩遅くにご縁が巡ってきました。

前回と同じキャストさんも数名いらっしゃいますが、
今回sasaが思わずハマってしまったのは誰だと思います?

自分でも意外なことに…

マリウス田村良太くんです。

細くて声量はあんまりないんだけど、
声に特徴がある。個性的で繊細。
sasa、あの歌声かな〜り好みです。
ハーフさんだからお顔もフランス人風で(お父さんアメリカ人らしいけど)
イメージもマリウス!
バンドかなにか組んでいる、ミュージカル初参加組だそうですが、
荒くれロッカーではなく、歌が丁寧で正確でした。
コゼットにひと目惚れして浮かれポンチぶりもなんとも微笑ましく可愛い。
レイナコゼットの声の相性もいい感じでした。
それに、いい意味で、革命の力にもなれず1人残る、マリウスの無力感がぴったり。
sasaの愛するカフェソング、その無力感のおかげで泣かせる〜!
もともとマリウスは3人とも見たいと思っていて、
それでも3人の中では一番期待してなく、
いくさぶろ君は未見ですが、
もしまた行くなら田村くん日で選ぼうと思う。

最大の目的の福井ジャベは正直言って、思ったほど冷徹ではなかった。
そう感じたのは、少しどなりぎみで、もう少し丁寧に正確に歌ってほしかったなあ
というのがある。
職務に忠実、完璧主義なジャベだから、歌も完璧を求めてしまうのよね。
鋼のような強さと共に歌の正確さで
自分にも他者にも厳しくあってほしかった。

ラッキーにも見られた清史郎くん。
ミュージカルの世界で行きていくのかしら?
声がきれいで歌が上手〜!
もちろん「どんなもんだい!」的な生意気ぶりも、
敵を睨みつける表情も、演技は文句なし。
もうすぐ迎える声変わりをうまく超えられるといいなあ
なんてお母さんのように思ってしまった。

谷口ゆうなさん、マダムテナ可愛かったあ♪
ちょこちょこ小芝居やるから目が離せないの。
客からクスねたものはボリューミーな胸元にジャンジャン入れちゃう。
はけてほとんど見えない幕の奥近くで
プリンっとジャンプしてたのも可愛かった。

複数回見ると、欲が出てくるなあ。
と言っても、博多座も残り1週間ですよ。
それはある意味、良かった。

歌上手さんたちの競演@20130816レミ

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■日時:2013年8月16日(金)13:00
    1幕13:00〜14:30 30分休憩 2幕15:00〜14:10
■会場:博多座 3階B列センター
■出演:
バルジャン/吉原光夫
ジャベール/川口竜也
エポニーヌ/平野綾
ファンテーヌ/知念里奈
コゼット/磯貝レイナ
マリウス/原田優一
テナルディエ/駒田一
Mテナルディエ/浦嶋りんこ
アンジョルラス/上原理生
ガブローシュ/鈴木知憲
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良くも悪くも新演出のレミ、今ごろやっとお席に座ってきました。
20年以上、旧演出に慣れ親しんでいたからには、寂しい部分もありますが、
その覚悟で臨んだのがよかったのか、とても良い舞台でした。
映画がちょうど良い緩衝剤になったのかも。

そもそも、祐様がいない、岡さんも、禅さんも…
と、お目当て役者さんがいないことが、
見に行く意欲減退となってしまうのですが、
確かにキャスト狙いで決めた日程とはいえ、
歌の上手い役者さん勢揃いで、今回は人気より実力重視なのかも、とか、
レミは作品自体のスケールが絶大だから、
新キャストの登竜門にいいのかも、とか思います。

中でも、楽しみにしていた吉原バル、イメージしていた通りの
堂々たるバルジャン!
歌の上手さはもちろん声量、背丈もがっしりした体つきもぴったりで、
バルジャンがこれなら安心して見ていられます。

対する川口ジャベ。
少し背丈が小さめ?のコンパクトな印象ですが、
歌はきっちりと強い。
『対決』はとても聞きごたえがありました。
ただ、ジャベには最後に崩れ落ちるまでは、揺るぎなく冷酷で
ナイフのような鋭い男であって欲しいという思いがあり、
上品で真面目そうな川口ジャベは、バルに「三日の猶予を」と言われ、
その理由を説明されたら、ちゃんと納得してくれるように見えて…。

知念ファンテ。
みなさんが言われているように、新演出のファンテは強め?
以前の不幸で可哀想なファンテより、強い女のイメージでしょうか、
修羅場のような世界で、強い自分を保持しないと
どこから攻めてこられるかわからないから?
なのに『夢破れて』の最後は、夢が破れて、ただ失望するだけで去ってしまった。
1曲の中に失望、喜びがあり、最後は母としての強さを持って終わる
アンのファンテの方が個人的には好きだなあ。

リトルコゼット
不遇なコゼットというのはいいんだけど、
あれってあまりにみすぼらしくないですか?
お顔も地味な上に、髪も普通の黒色のぺっとり髪型。
どうみてもアジア人。
もう少し西洋風に演出して欲しいものだわ。
オペラグラスをのぞいた次男も「あれはあんまりやったねえ」。

と共に磯貝コゼット。こちらも残念。
マリウスがひと目惚れするくらいなんだからやはり顔も大事だよなあと思う。
だって、ずっと傍にいる平野エポのほうが圧倒的に可愛いでしょ。
衣装も普通のドレス。
黒字に白襟、縦ロールの、浮世離れした「これぞお嬢様」が
好きだったんだよなあ。
コゼットについては、歌はともかく、ビジュアル的に沙也加ちゃんがベスト。

良かったといいながらなんだか不平不満を綴っているようですが、
そんなことはないのよ。

ガブは鈴木知憲くん。
確か以前エリザの子ルドルフで拝見したような。
子どもらしい可愛さと、裏の世界を生き抜くしたたかさがあり、
歌も演技も申し分なし。
清史郎くんを見たいのはヤマヤマですが、とても素敵なガブでした。

原田マリウス。
とても良かった。
歌は正確だし、歌もお顔も上品。
最後のバルジャンの独白の時の、最初何の話かとドキドキしている様子も
世間知らずな真っすぐな若者らしい。
原田くん、アンジョやクリスより、マリウスぴったり〜♪

駒田&浦嶋テナ夫妻
駒田さんはV組なので好きだし、初見の浦嶋さんも
とても可愛いテナ夫人。
巨体でブンッと動く姿が愛嬌がある。
宿屋のシーンが少しあっさりしてたように思うのは気のせいかなあ。
映画で、なんだかんだ言ってても、テナ夫人が「愛してる♪」って
テナに目配せするシーンが好きだったけど、
舞台ではどうなんでしょう。

アンジョは上原くん以外は見ないつもりでキャストを選びましたの。
その期待通りの、中心にすくっと立つアンジョだった。
どこにいても華があって、目で追ってしまうし、歌も際立ってるもんね。
カリスマ性のある存在感は出そうと思って出せるものではないだろうし、
天性のものってあるよなあと思う。
とにかく、アンジョは上原くんで決まり!と確信したよ。

平野エポはなんだか自信に満ちあふれてて、悲壮感がなく…。
「はいはい、あなたが可愛くて歌が上手なのはわかりました」
と意地悪に言いたくなり、感情移入できず。
でも、新演出でもマリウスとの
「その髪好き〜だわ〜♪」
「なんだよ、ふざけて」の
やり取りが残ってたのが嬉しいな。

こういう書き方するつもりじゃなかったんだけど、
今回はキャストの感想メインになったわ。
結構長くなったので、舞台についてのレポはまた今度♪

今日

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とりあえず今日は
「感動をありがとう」
とても良かったです♪

行ってまいります

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新演出やっと初見でございます。
いざパリへ♪