Category Archives: ミュージカル・お芝居

博多座『天使にラブ・ソングを』


■日時:2017年1月9日(月祝)12:00
■会場:博多座 3階A列サイド
■出演:
デロリス:蘭寿とむ
カーティス:石川禅
石井一孝、春風ひとみ、浦嶋りんこ、宮澤エマ
泉見洋平、KENTARO、上口耕平、今井清隆、鳳蘭 ほか

初☆天ラブ、噂通りの楽しい演目でした。
やっぱり楽しい演目はいいねえ。
ミュージカルの魅力に溢れています。

今回のデロリスは蘭寿さん。
初めて拝見しますが、最初はんん?って感じだったのが
後半どんどん上げてきます。

特に、眠れないと言ってデロリスのところに集まってきたシスターたちに
優しく歌った歌が良かったです。
シスターたち、チョロチョロと可愛らしい。

宮澤エマちゃん、可愛いし、歌上手~♪
3世タレントとかではなく、実力だわ。
やっぱ一流どころは、何かしら才能が長けているものなのね。

禅さんは、思ったほど登場が少なくて残念。
聞かせどころがなかったわ。
ダンスシーンで一生懸命みんなについていってるのが愛らしいです。

久しぶりのいずみんはちょっと太った?
石井さんもだけど、ミュージカルって、
顔立ちに関係なく三枚目やるよね?
3枚目やらない王子っていうのはかなり特殊かも。

そして、今回大注目となったのは上口くん。
ヴァンパイアのヘル様の時に、圭吾さんよりダンス増えた?
って気がしてたんだけど、
やっぱりダンサー好きにはあのしなやかな動きがたまりません。

カテコでは振付指導もしてくれるんだけど、
他に軽くスイングしてる時もその動きが圧倒的にカッコよいのよ。
お顔も可愛いしね。

ミュージカルってご贔屓さんみつからないと
かなりお楽しみ度が下がってしまうので、
今回は上口くんにキマリ!

幕間にはちゃんとチーズステーキもいただきましたよん♪
和牛なのでちゃんと美味しいです。
数量限定のようなので、早めのお買い上げがおススメです。

2016エンタメ回想

年末恒例のエンタメ振り返り。
今年のラインナップは

<ミュージカル&演劇>
*ミュージカルのど自慢:歌うま素人さんによるミュージカル曲オンパレード
*DANCE PROJECT『SHOES』:シャオチャンお仲間男性ダンサーのダンスがかっこよい
*漂流劇『ひょっこりひょうたん島』:奥が深くて難しかった
*ミュージカル『DNA-SHARAKU』:小林香さん演出、楽しい♪
*ミュージカル『わがまま』:期待したほどでは…残念
*音楽劇『悪名』:昔とすっかり違うジュリー
*ミュージカル『エドウィン・ドルードの謎』:くだらないにも程がある
*SHOW ル・リアン:奥田弦くんの見事なピアノと大貫くんのアドリブ
*YOSHIO INOUE SINGS DISNEY 福岡公演:歌はもちろんトークも最高☆
*舞台『猟銃』:日本人でよかったぁな美しい言葉と佇まい
*エリザベート5回:ようこそ博多座☆王子トートから浮気しない
*朗読劇『夜と霧』:難しいテーマを王子が優しく伝道
*ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』:大好きなナイロンがう~ん…
*演劇 × ダンス 『BAKED HOTEL』3回:大好きな3人が華麗にキュートに舞う
*muro式.9.5『答え』:しっかり作り込まれた舞台に感動
*ミュージカル「H12」:久しぶりの田村くん、もっと歌が聴きたかった
*スピッツLIVE:マサムネくんの歌は優しく切ない。
*ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」来日版:ソニンで見たかったよぉ
*阿佐ヶ谷スパイダース『はたらくおとこ』:長塚作品、今回も撃沈
*舞台『鱈々』:優しい竜也くんがやるせない
*万能グローブガラパゴスダイナモス『月ろけっと』:福岡の才能に万歳!

<映画>
*マネ―ショート
*僕だけがいない街
*スノーホワイト
*日本で一番悪い奴ら
*リリーのすべて
*海よりもまだ深く
*ジャージーボーイズ(DVD)
*横道世之介(DVD)
*カッコーの巣の上で(DVD)
*教授のおかしな妄想殺人
*リトル・ミス・サンシャイン
*ミッドナイト・イン・パリ
*アフタースクール
*HOME LANDシリーズ(DVD)
*バードマン(DVD)
*シングルマン(DVD)
*モネゲーム(DVD)
*ファーゴTVドラマ(DVD)
*ファーゴ映画(DVD)
*シン・ゴジラ
*アメリカン・ハッスル
*ハドソン川の奇跡
*キャプテンフィリップス
*湯を沸かすほどの熱い愛
*ブリジット・ジョーンズの日記
*マダム・フローレンス!夢見るふたり
*デス・ノート
*ジャック・リーチャー
*ミュージアム
*ザ・コンサルタント

それでは
2016年度sasa的No.1発表です!
ジャカジャカジャカジャカジャ〜ン!

ミュージカル&演劇部門No.1は…

万能グローブガラパゴスダイナモス『月ろけっと』

です!

これ観るまでは、中谷美紀ちゃんの『猟銃』に決めてたのよ。
中谷美紀ちゃんの口から発される言葉の美しさ、
台詞をしゃべりながら肌着から一式の着物を身にまとう
その凛とした所作、圧巻だったからね。

でも、初ガラパの衝撃はそれ以上で、
これまで気になってたのも当然な実力。
観てはいなくても、面白さの雰囲気が漂ってたってことだ。
地元から羽ばたいて欲しい、欲しくない、なフクザツな心境。
まだ初見なので、今後にさらに期待します。

そして、映画部門No.1は…
『リリーのすべて』です。

2年連続で、愛するマリウス エディ・レッドメイン主演作品です。
今は魔法使いやってるし、常に挑戦し続ける姿に敬意!

仕事辞めましたので、来年は確実に映画本数は減ります。
舞台もこれまでのように気軽には観に行けなくなります。
だからこそ週末はさらに充実していく所存です。

来年も素敵な出会いがありますように。
それではみなさま、良いお年をお迎えください。

NHK『SWITCH』感想続き

録画していたのを見返した。
2度目見て印象に残ったこと。

王子の「現状維持」。

王子曰く、同じことをやるだけでは下がっていく。
他のことにチャレンジして、それを舞台に持ち帰ってこそ
現状維持が可能になる。

だから、新しい世界に行って「お前全然ダメだなあ」とか言われても
チャレンジし続ける。

またまた、ミュージカル界のトップと被せて申し訳ありませんが、
sasaも、ここ半年ほど、少しゆるめの生活をしていた。
が、次第に、これでいいのか?と悶々とし始めた。

今のままの方が楽だけど、
それはそれでぬるま湯のような生活に疑問が湧いてくる。

王子はトップの座にいながら、いつも自分の居場所を心配してるし、
あえて自分を厳しい環境におく。
少しはお休みすればいいのに働き続けるし。

王子のストイックさがよく表れていると思った。

王子登場@NHK『SWITCH』

大河を控える王子、NHKに次々と進出ですね。

王子たちの「ここだけの話」
というテーマで高橋大輔くんと対談。

王子の方が高橋くんをリクエストしたという設定でした。

王子の方が年上ですから余裕に構えていて、
長時間のトークの中ではキーワードが出てきます。
王子については目新しい情報はなかったけど、
高橋くんの方が意外だった。
王子:ポジティブ
高橋くん:ネガティブ

高橋くん、あんなに堂々としてるし、前向きなのかと思ってたら
「前向きだったことなんて一度もないです」って。
王子が「ジャンプ失敗したら、心折れるでしょ?」
と問うと
「心は折れないんですけど、こけると体力的に痛い」。

ジャンプについては、失敗は想定しているものなので、
「ああ、失敗したな」くらいで、そうそう落ち込むものではない。

う~む、今回の話の中で、一番印象に残ったのがここ。

世界的な方の話に絡めて恐縮なのですが、
sasa、総じて考え方がネガティブ。
というか、大きな場合ほど、最悪の場面を想定して事に臨む。

おかげで、最悪の場面にならなければそれはそれでよいし、
少しばかり悪くても問題なし、
最悪でも「まあ仕方ないか」程度で乗り切れる。
なので、まったくお手上げということはなく、
これまで粛々と仕事をこなしてきた。

なので、高橋くんの言う意味は対象の大小はあれ、大いに共感。

対して、「何事も前向きに!悪いことを考えるな!」
と言う、いや言うだけでなく、押し付ける人がいる。
ポジティブにいくことが、成功につながるのだと。

が、ずっと見てきてそうかなあと甚だ疑問。
実際、ポジティブが成功に向かっているとも言い難い。
問題はその対象に向かってポジティブかネガティブかは
それぞれの個性次第の向き合い方であって、
大事なのはその結果をきちんと着地させられるかではないのか。

実際、高橋くんはこの姿勢でメダルを手にしたのだし。

王子は勢いで「ポジティブ」と言ったものの
事前の準備はぬかりなく臨むわけだから
決して「気持ちだけで乗り切る」というのとは違い、
密やかなネガティブでの周到な準備の上での
最終的な「やらなきゃ仕方がない」というポジティブだと思う。

とても面白い対談だった。
そして、途中で流れた高橋君のオリンピック映像『道』は泣けるほど名作だし、
新たにチャレンジしたダンス公演もプロのダンサーと遜色ないレベルだった。

万能グローブガラパゴスダイナモス『月ろけっと』


■日時:2016年12月9日(金)19:30
■会場:ぽんプラザホール 自由席
ずっと気になっていた劇団でした。
地元で頑張っています、応援したい!

で、初ガラパ☆サイコーでした。
なんて面白いのでしょう。
こんなお話かける人がいるなんてバンザ~イ!

いたって普通の人のところに
「あくま」と称する人たちがやってくる。
全く何言ってんの~?ととりあわないでいると、
いやいや、どうもホントみたい。

そして、彼ら独自の「あくま」ビジネスがあって、
人は欲望ゆえにそれに乗っかり暴走する。

見ている方が、いやいやそれまずいよ~!と思うのだけど、
人間のとても嫌な部分を見せられ、最後のオチもなかなかのもの。

それをね、笑いの中でやるのです。
内容は怖いのに、ずっと笑っているという。

役者陣も巧い!

この方たちと、最前線で活躍する方とに何か違いはあるのだろうか?
いや、ない!と思うほどしっかり演じられる。

あまりの面白さに衝撃受けました。
帰りにロビーにいらっしゃった主宰の椎木さんに
ハイテンションで感動をお伝えしましたよ。
sasaのことご存じないからわからないでしょうけど、
sasaは、なかなか褒めないし、褒める時は相当入れ込んだ時なのです。
この感動をわかっていただきたいものです。

来年はGWにキャナルシティ劇場に進出です。

終演後の最速先行発売に、もちろん即買いしましたよ。
これは追います!