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映画『カメラを止めるな!』

ずっと見たくてやっと行ってきました。
映画スクールの作品がクチコミで話題となり、
チケットがソールドアウト。
東京では行列が出来ていて、
福岡でも公開となりました。

CMの後になんとなく始まり、
いきなりスプラッタな血まみれ。

途中お腹が痛くなってきて、
どうしようかと思いましたよ。

が、結果とても面白かった!

最初B級作品と思ってみてたら、
実は緻密に構成されてます。

ネットでレビューを検索しても、みなさん
「ネタバレになるので書けませんが面白かった」
というコメント。

その意味がよくわかりました。

なので、sasaも内容については書けませんが、
もやもや気になってた映画だし、
見てよかった。スッキリ☆

機会があれば是非!

映画『追想』

CMなんて見たことないのに、
劇場には列が出来ていました。
みなさま、原作者のイアン・マキューアン目当て?
年齢はお高めです。

原題は『初夜』らしい。
結婚式を終えてホテルで食事し、初夜を迎える2人を描きながら
それぞれの生い立ちや家族、2人の出会いなどが
少しずつ追想されて、観客もだんだん様子がわかってくる。

きっと時代背景が大きく関係しているのでしょう。
今より家庭環境の違いが大きい時代。
それでも乗り越えられるほど愛し合っていたはずなのに…。

う~ん、なんとか乗り越えられなかったのかなあ。
それほどに純粋だったということか。

少女のフローレンスがベッドに横たわるシーンがあって
んん?これは父親からの性的虐待?と思わせぶりだったのにもかかわらず、
父娘のその辺の関係性は全く出て来なかったのですが、
後から調べてみると、原作ではやはりその過去があるらしい。

なんとかなりそうなもんなのに、
と思ったけど、
実は様々なズレが積み重なっていて、それは修復できるものではなく、
一番好きな人だったからこそ、やはり無理だったのかなあ
と自分を納得させたりしている。

映画「万引き家族」

やっと観ました。
話題のパルムドール受賞作品。

いやあすごかった。
ズシーン。
終演後、身体が重たくて…。

ネットでも書かれてたけど、
最初はモジョモジョ台詞がはっきりしなくて
何言ってるかわからない。
が、そんな中でも話に入り込む。

ケイトブランシェットが絶賛した
安藤サクラの泣きのシーン。
ここはもちろん、連れて来た女の子をぎゅーっと抱きしめるとこも
安藤サクラ、スゲ〜!
下着とかうつぶせで裸のシーンもあるんだけど、
ほどよく肉がついててすごくいい身体。
美人じゃないのに色っぽい。

子役の2人もすごいし、
端役まで、池松壮亮君とか、高良健吾とか、池脇千鶴ちゃん
緒方直人くんとか森口瑤子さんとか
贅沢な役者陣。
みんな是枝監督作品なら出たいって思ったんだろうね。

無駄話だけど、
緒方くんのお父さんの遺影は山崎勉さんではなく
緒形拳さんが良かったんじゃない?

お話は現代社会の問題がてんこ盛り。
問題満載の汚い家がワイワイよさげに見えて、
こぎれいなごく普通の家が虚しく見えてくる。

最後に安藤サクラが言う台詞がまた泣かせるんだよ。
「すごい楽しかったからさあ、こんなんじゃお釣りがくるくらいだよ」

幸せのカタチは人それぞれ。
周りがとやかく言うことではなく、
あくまでも本人のテリトリーなんだ。

で、ズドーンときているsasaとは違って
一緒に行ったお友達はピンとこなかった様子。
これも、響くかどうかは人それぞれってことだなあ
と思ったのであります。

映画『ファントム・スレッド』

朝割引だったので、土曜日だけど早起きして観てきました。

とても良かった。

美しい作品だろうとは思っていたのです。
大好きな英国の世界。
街並みもセットも好きだけど、
布ずれの音とかホックを外す音とか刺繍針を通す音とか
とにかく音が美しいのです。

そしてもちろんダニエル・デイ=ルイスの所作も見め麗しい。
この作品のために1年間デザイナーの修行をしたらしいです。
これで俳優業引退と宣言していて、今後はデザイナーになるとか。

完璧主義の監督とダニエルのおかげで、完璧に美しい。

ヒロイン・アルマ役の女優さんが、あれ?いまひとつ美人さんじゃないんですよ。
でも、それも設定で、肩幅が大きくて首が長くて胸がペチャンコで、お尻が丸い
というのが仕立屋レイノルズの理想とする体型なのです。

で、ネタバレなので詳しく書けませんが、
最終的には恐いお話なのです。
でも2人ともが納得した愛のカタチ。
そんなんあり~?って思います。

今年のマイベストはもう『グレイテスト・ショーマン』でキマリだと思ってましたが、
なかなかどうして秀作に出会ってしまいました。

映画『レディプレイヤー1』

せっかく映画館に来たので、
もう1本ハシゴしました。

sasa世代に評判の『レディプレイヤー』。
が、ゲームしないので構造を理解するのに時間がかかり
よくわからなかったのよ。
後から、こうだったのかなあと思い返す始末。

きっとねえ、ものすごくたくさんのパロディが散りばめられてたはずなんだけど、
そこそこ映画観てるつもりのsasaでしたがよくわからず。
あら?ランボルギーニ?とか思ったのも
デロリアンだったらしい。
そういえばなあって。

VRワールドとかアバターとかも理解できてなくてさ。
sasa世代向けの映画のはずなのに、ついていけないとは
能力が足りないのか。