Daily Archives: 2023年10月9日

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飛鳥の天皇陵と古墳~歩いてめぐる王家の谷

飛鳥は京都のように観光スポットが整備されてなくて
どうしたものかとネットを探ったら、
古墳をめぐるガイドツアーを発見し、申込みました。

参加者はそこそこのお歳の方ばかりで、
知識の差があれ古墳に興味のあるメンバーなので
歩いていくうちにお話もできるようになり
一人参加のsasaも全く問題なく楽しめました。

飛鳥駅に集合して4時間みっちり歩いて巡ります。

まずは駅近くの
◆岩屋山古墳
最初はよくわかなかった古墳用語も
だんだんわかってきますよ。
石室の中でも出口から続く廊下のようなところが羨道、
棺を収めるメインの部屋が玄室。
そして、使われている石もポイントでここでは固い石英閃緑岩(通称、飛鳥石)
というものが使われていて、斑点のような模様の中に
ひとだまのような模様が入っています。

◆牽牛子塚(けんごしづか)古墳
この表面は復元です。
八角形、ということは天皇陵ということです。
亡くなった後も八方を見渡しているよ、というのは天皇だけに許された形なのです。
そしてすぐ横には越塚御門古墳も。

◆欽明天皇陵
このあたりでは珍しい前方後円墳。
でも宮内庁の管轄となるとこのように外から眺めるだけ。

◆高松塚古墳
これは有名ですよね。
飛鳥美人の壁画は教科書にも出てきたよね。
壁画館では石槨の内部の壁画が解説されています。
ここも可愛いこんもり円墳。
昨日のキトラ古墳と似てます。

◆中尾山古墳
これも八角形らしいのですが、うっそうとした外観見るだけで
形の確認はできず。

◆天武・地頭天皇陵
こちらも宮内庁ですので外から拝観するのみ

◆鬼の俎・鬼の雪隠
代わりどころのお墓。
雪隠(トイレ)だなんて失礼な名前がついていますが
土台と上部がかなり離れた位置にあって
どうしてそうなったのかは謎。

◆カナヅカ古墳
大半が失われていて草に覆われてますが方墳だそうです。

と4時間みっちり歩いて古墳めぐり。
このツアー、テーマはガイドさんご自身で企画されたらしく
sasaの目的とぴったりでとても有意義なものでした。

古墳には形、使われている石、誰が埋葬されているか
などなど見どころはたくさんあって
sasaは全く未熟者ですが
そもそも九州にも古墳はたくさんあるのでそちらも探っていきたいです。

古墳ツアー キトラ古墳

今回のメインの目的は古墳。
大阪を出て奈良の壺阪山駅へ。

駅前はこんな感じ。

国宝なのにアクセスも悪く、駅から15分ほど歩きます。

こんもり可愛いキトラ古墳。

すぐ横の資料館で詳しい解説や石室の中の再現を見ることができます。

石室の四方に四神、天井に天文図が描かれています。
あんな重たい石でどうやって古墳を作ったのかも
説明されていました。