Monthly Archives: 11月 2023

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茶寮千代乃園

茶どころ八女、素敵な茶寮がありました。

茶寮 千代乃園


千代乃園のオーガニック煎茶(660円)
千代乃園のオーガニック和紅茶(660円)
どちらもお茶菓子付きで美味。

静かな時間が流れる場所でした。

#茶寮千代乃園 #八女茶 #八女カフェ

田崎廣助と紅葉狩り

道の駅でボリューミーなエビフライ定食を食べた後

偶然みつけた「田崎廣助美術館」へ。
https://www.city.yame.fukuoka.jp/art_museum/index.html

山の絵で有名な色使いの好きな画家さんです。
市民センター横にあって観覧無料。
解説読んでたら「安井曾太郎に師事」ですって。
安井曾太郎さん好きな画家なので、
やはり好きな人たちはつながってる。

今年は紅葉狩り行ってなかったので軽く散策。

ずっと暑くていきなり寒くなり、紅葉はイマイチという話でしたが
美しかったです。

「岡本太郎の写真」@九州芸文館


太陽の塔で岡本太郎さんの才能に衝撃を受けたsasa、
福岡県内の結構田舎にある九州芸文館で展示があったので
行ってきました。

岡本太郎→写真?
って思うよね。
sasaもどういうことなのかなあと思いつつ拝見。


岡本さん、実は民俗学に大変興味をもっていたらしい。
太陽の塔とか、「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」
などからは想像つかない。

世界人になろうとした時、
まずは自分の原点・日本を知らなければと探し続け、
縄文式土器にたどり着く。
この写真のカッコいいこと!
縄文土器に「かっこいい」という形容詞がつくとは思わなかったわ。

その後、今度は「現在」の日本に向き合うと決め、
日本各地を巡り、今を生きる人々の生命感あふれる写真を撮り始めます。

人々を映した写真もそこにいる人々が
こちらに語りかけてくるようなものばかり。

芸術作品だけでなく
写真も文章も感嘆するばかりなり。

博多座『西遊記』

■日時:2024年11月21日(火)16:30
■会場:博多座
■脚本:マキノノゾミ
■演出:堤 幸彦
■出演:
孫悟空:片岡愛之助
小池徹平:三蔵法師
戸次重幸:猪八戒
加藤和樹:沙悟浄
村井良大:玉竜
藤岡真威人:紅孩児
山口馬木也:銀角
藤本隆宏:金角
中山美穂:鉄扇公主
松平 健:牛魔王
田村 心、曽田陵介、小宮璃央、柳 美稀、押田 岳
桜庭大翔

ちょっとしたご縁がありましてちょうどお休みの日だったこともあり
行ってきました。
愛之助さん初見。
ミュージカルでおなじみの面々も。

愛之助悟空、登場するなりパアッと舞台が華やぎます。
全身でお客さんに向かっていく感じ、さすがです。
そして身体能力が高いんですね。
ワイヤーアクション満載。
カテコではバック転もされましたよ。

アクロバティックな群舞が多く、
ミュージカルとは違うジャンルのダンサーさんたちなのでしょうね。
イメージとしては中国雑技団みたいな。
ビシッバシッと動かれてました。

ちょうどトークショーの公演でして
(片岡愛之助・小池徹平・戸次重幸・加藤和樹・村井良大)
愛之助さん:ワイヤーアクションは全力で走って飛び立つ。
着地が難しい。
ワイヤーはなんと人力で動かしているらしい。
はめこみ映像は録画だと思ってるだろうけど
ちゃんと生撮影しているんだって。

戸次・加藤・村井:
(劇中のフリートークコーナーについて)
しっかり事前打ち合わせしていて、
8パターン用意している。
玉竜の腰下を回転させるのは毎回必須とのこと。

決してお話自体が感動!とか泣ける!とかじゃないから
せっかくの小池くんや加藤くんもったいないなあ。
マツケンさんまで出てるのにね。

これがsasaの2023年観劇収めとなりました。
う~ん…これかあ。

舞台『無駄な抵抗』


■日時:2023年11月18日(土)13:00 約2時間
■会場:世田谷パブリックシアター
■作・演出:前川知大
■出演:
池谷のぶえ 渡邊圭祐 安井順平 浜田信也
穂志もえか 清水葉月 盛隆二 森下創 大窪人衛
松雪泰子

今回の遠征は全てストプレ。
なかなか集中力のいるものでした。
そのラストはイキウメ前川さん作品。
イキウメ一度見てみたかったのよ。

役者さんは昨日の阿佐谷スパイダースに続きケラ作品と被りますね。
渡邊さんは『アンナ・カレーニナ』で宮沢りえちゃんの相手役だったから
有望株なのでしょう。

電車が停まらなくなった駅の駅前広場が舞台。
電車が停まらないから
大道芸にもカフェにも人が来ない。
仕方ない。特に抗うことなく過ごしている。
そこにカウンセラーの桜が小学校の同級生でもある
依頼人山鳥芽衣(池谷のぶえ)と待ち合わせをしていた。
芽衣はただカウンセリングを受けたいのではなく、
昔桜に言われた「人を殺す」という予言がずっと気になり、
そうならないように気をつけながら、今まで生きてきた。
そのことを話したかったのだ。

桜も悪気があって言ったわけではないけど、
そんなこと言われたら、誰でもずっと心にひっかかりを持つことになる。
それも、芽衣には思い当たることがあったからなおのこと。

家族との関係が悪かったり、
ホストに入れ込んだりという話が語られていくが
結局全てはひとつのことにつながっていた。

小さいころ支援を受けていた叔父から
性的虐待を受けていたのだ。
最初はよくわからず、抵抗もできず、
桜から「人を殺す」運命を告げられてからは
気をつけて生きてきた。
その言葉がなければもしかしたら何らかの手を打てたのかもしれない。

桜は自分の言葉が、
それも自分では覚えていないような無責任な言葉が
他人の人生を大きく左右したことには
少なからずの責任を感じ、
芽衣が叔父を訴える助けになろうとする。
芽衣自身は桜と話すうちに、無駄であっても抵抗しないことには
前に進めないことを知る。

この作品と対象が違っても、
大きな力に抵抗することは、やっても無駄だとよく思う。
会社や上司に行ってもラチが開かず、
そうするうちに、言うことさえやめてしまう。
無力になる。

この作品をみたとて、
抵抗しないことには前に進まない、
結果はどうあれ抵抗することに意味がある
ということにはなりませんが、
芽衣にはきっと意味がある、あってくれ、と思うのでした。

池谷さん、これまではおばあさん役とかが多く、
過去がありながらも立派に生きてる、
背筋がピンとしててジャケットの良く似合う
大人の女性役を見たら、あら御綺麗な方なのね(←失礼)。
パリッとかっこよかった。

松雪さんは昔タモリさんが
「鳥栖にはこんな美人はいないよ」と言ってて
ほんとそうだよなあと当時から思ってましたが、
確実な美人さんというだけでなく、上手な舞台役者さんですね。