
いよいよ公開ですので、いってみよ〜!
ネタばれ大いにあり!なのでご注意を。
まず最初に申し上げますが、
ミュージカルとイメージ違ってガックシ…なんてことはないので、
安心して観てください。
シーンとシーンのつなぎもすごくうまくできていています。
☆キャストさんたち
○バルジャン:ヒュー・ジャックマン
かっこよすぎでしょ~!無駄にかっこよいバルジャン。
でも、映画は顔アップだから目の保養になるわ。
コゼットとも歳の離れた恋人に見えなくもない。
コゼットがマリウスに恋して「グスンっ」としてるところなんて
可愛らしいです。
○ファンティーヌ:アン・ハサウェイ
工場シーンではピンクのドレスなんか着て、どう見ても美しくて浮いてるので
大丈夫か~!?と思いますが、実際、その後の変化ぶりは凄まじいですよ。
この役にかける気迫がみなぎっています。
それだけに『夢やぶれて』が泣けます。
ファンティーヌ、難しい役だと思うのに、アン・ハサウェイすごいです。
○ジャベール:ラッセル・クロウ
シャープさがいまひとつかなあ。
ちょっとぼよよ~んとしてるんだもん。
もっと鋭いナイフのようなジャベールがよいなあ。
名曲『Stars』も弱かった。
○マリウス:エディ・レッドメイン
わたくし、今回はマリウスイチオシ!です。
品の良いいいとこのぼっちゃんイメージぴったりで、
その上、なんといっても歌が良いのですよ。
アンジョたちが「市民のために闘うぞ」と言ってる横で
「コゼット~♪」と浮かれているという、なんとも情けないキャラだけど、
このマリウスはそれでも好感がもててしまう。
○コゼット:アマンダ・セイフライド
『プリュメ街』の高音もきれいなのですが、
『マンマ・ミーア』にも出ていただけに、
ちょっとヤンキーなアメリカン娘のイメージが。
箱入り娘のお嬢様というより明るく元気なギャル?
○マダム・テナルディエ:ヘレナ・ボナム・カーター
『英国王のスピーチ』では久しぶりにヘレナのフツーの姿を見ましたが、
最近はこういうキワモノが違和感なくなってきたから不思議です。
あんなに上品なのにね。
はい、もちろんぴったり全開でやり遂げてました。
○テナルデイエ:サシャ・バロン・コーエン
ミュージカルのテナルデイエはずんぐりむっくりのイメージだったけど、
今回は背高のっぽさんなのが新鮮でした。
○エポニーヌ:サマンサ・バークス
エポニーヌの重要性が舞台よりも薄めでした。
映画ではコゼットの方がメインです。
やはりそちらの方が万人にわかりやすいからかもね。
○アンジョルラス
ハンサムなのですが、少し線が細目。
もう少したくましく頼りがいのあるアンジョだとよかったな。
仲間たちを率いるというより、溶け込んでましたもの。
○ガブローシュ
泣かせます。
弾を拾いに行って打たれ、最期にカバンを投げるシーンはありませんでした。
☆こう来たか~!
○オープニング:壮大なスケールの船のシーンでスタートします。
ミュージカルでは、囚人たちが狭い世界をぐるぐるまわってるイメージだったので、
ここかなり衝撃的。
○バリケード:最初意外に小ちゃいのであれ?
アンジョのあの大事なシーンはどうなるんだ?と見てましたが、
ほ~こうなるのか~。
あのイメージは残しつつ、違う展開なのでお楽しみに。
○ラスト
最後はバルジャンの悲しいシーンから全キャストの『民衆の歌』に移るわけですが、
ここもうま〜い具合に移行します。
☆新曲
バルジャンがパリに馬車で向かうシーンで聞いたことのない曲が…。
まさかsasaの知らない曲?と心配になるも、
いえいえ新曲『Suddenly』でした。
☆舞台じゃないよ、映画だよ。
どうしても『宿屋の歌』のところとか『ワンデイモア』とか
終わったタイミングでいつものように拍手喝采したくなってしまうので、大注意!
いちファンの素人が心配しなくても、その道のプロがちゃ~んとアイデア出して
ファンの期待を裏切らない、納得のいく設定にしてくれているものです。
それにあれだけの名曲の数々があれば、感動しないわけがない!
音楽の力の強さを実感しました。
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