舞台『オデッサ』

◼️日時:2024年2月17日(土)13:00 1時間45分休憩無し
◼️会場:キャナルシティ劇場 F列サイド
◼️作・演出:三谷幸喜
◼️出演:
日高すじお(通訳・スティーブ):柿澤勇人
カチンスキー警部:宮澤エマ
こじまかんたろう(日本人旅行者):迫田孝也
音楽・演奏:荻野清子
ナレーション:横田栄司

三谷幸喜3年半ぶりの書き下ろし。
祝☆満員御礼

*Story
アメリカ、テキサス州オデッサ。
一人の日本人旅行客がある殺人事件の容疑で勾留される。
彼は一切英語を話すことが出来なかった。
捜査にあたった警察官は日系人だったが日本語が話せなかった。
語学留学中の日本人青年が通訳として派遣され取り調べが始まった。

言葉がテーマの会話劇です。
登場人物は三人だけ。
セットも閉店後のバーのまま。

会話だけから3人の置かれた状況と
犯人捜しを理解していきます。

よくこんなお話考えたもんだ。
考えてみれば、今の舞台って昔の名作とか流行ってる漫画
の舞台化が多いよね。
でもお話もイチから考えてこんな面白い作品仕上げるなんて
三谷幸喜おそるべしだわ。

そして役者3人ともすごかった。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の信頼できるキャストへの
あて書きです。

ササメモ見返してみればカッキーはよく見ていて、
今回やっとカッキーの魅力を理解できた気がする。

通訳の役なので流暢な英語に
鹿児島出身なので独特のイントネーションの日本語。
その両方をネイティブでもないのに流暢に操りながら
2時間出づっぱり。
膨大な台詞の量だったよ。

通訳って単に言葉を伝えるだけでなく
そこに自分なりの解釈が入るから、
つまりは演出家だなあというところに
三谷さんが面白みを感じて
この作品が生まれたらしい。

カッキーがこの取り調べを自分の意思の方向へ操作します。

それを取り繕うためのちぐはぐバタバタが面白く、
う~ん、でもそろそろそろもういいかなあ
と思ったあたりから事態は大きく動き始める。

そして、あ~この謎わかっちゃったかも~
なんて思ってたら、
その方向には向かわず、別の結末が待っていた。
自分の予想のままじゃつまんないから
裏切ってもらって嬉しかった。
さすがは古畑任三郎の作者、
そんな当たり前の展開にはしないよね。

エマちゃんも迫田さんも好きな役者さんなので
3人とも素晴らしかったわ。

三谷さん曰く「愛と哀しみのシャーロックホームズ」でのカッキーが相当良かったらしく、
見てなくて残念。

合わないと思った実朝様を
あんなに魅力的に演じたのもカッキーの力なんだなあと
あらためて思う。

#三谷幸喜 #柿澤勇人 #宮澤エマ #オデッサ #キャナルシティ劇場

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Post Navigation