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帰福


てんこ盛りの関西の旅、ぎりぎりまでいたかったので、帰りは夜行バス。

とはいえ、長男、約束の時間にも全然帰って来ず、
一緒に食べようと用意していたお鍋も先に一人で食べちゃったわよ。

さすがに長男も悪いと思ったのか、
すっかりイジけているsasaをせっせと慰める。
そして近くのバス停までキャリーを引いて見送り
バスが走り出すと、ちゃんと手を振ってくれる。
こういう所は、sasaの長男依存症にちゃんと対応してくれるのよね。
優しいというか、仕方ないと付き合ってくれる大人というか。

バスは普通の4列シートだったので、
途中寝たり起きたりで熟睡とは程遠く、
そして、そのまま仕事です。
働きます。

再会


今回の目的は
・ミュージカル
・同窓会
・京都観光
そして、何よりも!
☆愛する長男との再会!!!

基本は家ごはんでしたが、1回は外食で近所の焼肉屋へ。

長男はとても口数が少なく、お友達といてもニコニコしてるだけで主張はせず、
部活の後輩とかからも「しゃべるの初めて聞いた」とか言われる始末。

sasaとも盛り上がるわけではないのですが、
結構2人でダラダラと話すことは多い。

焼肉を食べながらダラダラ。
至福~!

前回6月に行った時には、夜ご飯に家に帰ってこないこともあり、
まあもう自分の生活があるのだから、
sasaも何も言わなかったのですが、
今回は毎日即答で「家で食べる」。
毎日、今日のご飯をどうするかを考えることに
若干疲れてきている様子です。

sasa、来た甲斐あり。
家では買わないような食材も奮発して振る舞いましたよ。

机の上には勉強の形跡も。
文系のsasaには全くわかりませんが、
化学者だったおじいちゃんは空から喜んでるでしょうね。

同窓会近畿大会

今回の目的のひとつである高校の同窓会。
写真1枚もなし。

同窓生の中で中心メンバーでもないので、
話題に入れなそうだし、知らない人もいっぱいいるしで、
尻込みしてたのですが、
名古屋の同級生を誘ってみたら意外に興味を持ってくれて
2人で恐る恐る参加したわけです。

参加者というより、幹事学年というホスト側ですので、
それぞれの役割分担があって、過ごしやすい。
これを逃すと参加しにくい。

まあ、いつものことですが、案ずるより産むがやすし。
知らない人でも、当たり前のように会話して、一緒にお役目果たします。

当日ちょろっと手伝う福岡や東京メンバーよりも
これまで準備を重ねてきた近畿メンバーのご苦労は計り知れません。

1年生の時、同じクラスだった男子が全体の指揮をとり、
小中高大同じの、もう一人がサブ。
お2人とも立派になられていて感動しました。

本会が終わって、同級生だけで打ち上げ。
1時間半ほどでしたが、あっという間に時間は過ぎ、
sasaは帰る時間になってしまいました。

行く前はいささか憂鬱だったのですが、行ってみるとなんのことはない、
しっかり楽しめる。
自分が子どものころ、母親が同窓会にいそいそ出かけていくのを
「今の友達と遊べばいいやん」とか不思議に思っていましたが、
昔の仲間だからこその歴史とか深みとか共感とか、
共有してきたトクベツなものがありますね。

平等院鳳凰堂

大阪からの京都入り。
それもピーチの京都切符を買いましたので、京阪1日乗り放題。

で、おさえとかなきゃのまずはコチラ

あー、よくお写真では拝見していましたよ。
10円玉でも馴染み深い。
宇治の平等院鳳凰堂。

朱色の左右均等の佇まいは安定感のある美しさ。
夕方でしたので、日が陰り、鮮やかな朱色というわけにはいきませんでしたが、
昼間は恐ろしく人が多かったろうと思うと、
静けさの中でゆっくり見てまわれました。

京都はそれぞれの寺院もお土産が充実していて
こちらのピンバッチもとても可愛くて思わず買いそうになり、
ぐっとこらえましたが、実は今後悔。

名前の由来である鳳凰が屋根の上で羽ばたいています。

寒かったけど、せっかくの宇治ですから、抹茶ソフト。
抹茶がふりかけられてるのが本場っぽく、美味しかった。

「鈴木其一 江戸琳派の旗手」展@サントリー美術館


サントリー美術館は「乾山」展の時も思ったけど、
ポスターがうまい!
優秀はアートディレクターがいるんだろうなあ。

東京は展覧会もいっぱいあるから迷うけど、
艶やかなポスターに惹かれて「鈴木其一」展にしました。

「鈴木」なんていうから、最近の人かと思うでしょ?
いえいえ、江戸時代の人です。
江戸時代初期の京都で俵屋宗達が創始した琳派を尾形光琳が確立。
その約100年後に、江戸の地で琳派の再興を図ったのが酒井抱一で
其一はそのお弟子さんです。
「江戸琳派の真打」というキャッチコピーがついてますね。

師匠がなくなってから伝統に捕らわれるだけでなく、
自由な発想で描いたそうで、
ん?金屏風なのにアヒルですか?
とか
絵よりも表装の方が派手やん!
とか
グラフィックデザインのようにスタイリッシュなススキ
とか、自由な感覚が観ていて楽しい。

メイン画像となっている「朝顔図屏風」は対になっていて
アメリカ・メトロポリタン美術館から、東京展のみ全期通じて展示。
これねえ、其一が意図して顔料を調整したのだろうということですが、
花びらの部分がホンモノの朝顔のようにビロードの質感なのです。
思わず触ってみたくなる。

最近の流行りでしょうか、前期後期で展示作品の入れ替えもあるようで、
代表作と言われる「夏秋渓流図屏風」は残念ながら後半の見どころのようでした。

ちょうど学芸員さんによるレクチャーもあっていて学び、
充実した時間を過ごせました。

*鈴木其一 江戸琳派の旗手