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長崎県立美術館「没後40年 鴨居玲展 見えないものを描く」

長崎にしたもう一つの目的は「鴨居玲展」。
なんとなく目にしたことはあるのですが、
作品一式を見たことはなかった。

『群がる』

『夜』

『私の話を聞いてくれ』

暗いですよね。追い詰められてますよね。緊張感漂う。

と言いつつ、スペインで描いた
『私の村の酔っ払い』にはなんだかダメダメおやじたちへの愛が感じられます。

『白い人』
女の人を描くのは苦手だったそうで、まるで宗教画。

『教会』
といっても、扉も窓もなく人を拒み、
教会は宙に浮いている.
本人曰く「私は無宗教です」
「『神』を持っている人は楽だし幸福ですが、持っていない人間は、
というと自分しか頼るものはない」

中国の名言集「弥縫録」の膨大な挿絵
ここは鴨居のコメディセンスが溢れていて楽しい。

今回知ったのは、
sasaの好きな野見山暁二とフランス時代に親交があって
「鴨居は全然仕事しないなあ」なんて言われてたそう。
好きな人がつながってるのは嬉しいな。
なかなかの色男だったようで、家族とか恋人に貢いでもらってたみたい。

絵はとても好きだったけど、
なんとも暗いから気持ちはどよ~んとして、
横のカフェで画集を眺めて余韻に浸りながらお茶。

とゆっくりしてたらあっという間に時間が経って
高速バスで帰路につく。

お詣りドライブ

元旦に近所の神社に初詣しましたが、
いつもの高良大社にお詣り。


他にもいろいろ行きたいところがありまして、
まずは朝倉のナガノインテリアさんへ。
結婚した時のダイイングチェアを使い続けてまして、
座面が高くて脚がブラブラするのがずっと嫌だったのです。
年齢的にも、きちんと座れて、腰を支えてくれる椅子がほしい。

ナガノインテリアさん、とてもたくさんの種類があって
座り比べてみる。
サイズの確認もあるので、今日は下見のみ。

お昼は中るラーメンさん。スープが美味しいのです。

無事にお詣りして本殿で祈願していただき、

久留米市美術館で「古賀春江」展。
女性と思っている方多いと思いますが、男性ですよ。
新入社員の頃、黒い犬がこっちをじっとみつめる『素朴な月夜』を
先輩が提案していて、不思議な絵を選ぶものだなあと
印象に残っているのです。

夜はね、初の「餃子の王将」。
汚いお店のイメージだったのに(すみません)、
きれいなファミレスなのね。

映画『落下の王国』

後輩ちゃんにおすすめしてもらった翌日、
ラッキーにもちょうどシフト休のタイミング。
速攻見てきました。
全く知らなかったけど、盛り上がってるらしい。

17年前の作品のデジタルリマスター。
今なら、CG?AI?ってことになるけど、
このとびきり美しい映像は“ホンモノ”
そこが何より素晴らしい。

そしてその映像対象が世界遺産。
美しい素材が美しく映し出されるのでアート。
美しすぎて怖くなるほど。

お話自体は
橋から「落下」して大怪我を負ったスタントマンのロイと
木から「落下」して腕を骨折した5歳の少女・アレクサンドリア
が病院で出会う。
失恋もして自暴自棄なロイは動けないので、
自殺のための薬をアレクサンドリアに盗んで来させるために
作り話の冒険譚を聞かせる。

作り話の中では、共通の悪に向かって敵討ちを目指す6人の勇者。
そこにいつのまにかアレクサンドリアも入ってくる。

ファンタジー過ぎて何見てるのかよくわからなくなり、
ずっと昔見た映画「ブラザーズ・グリム」の時のような
「私はいったい何をみているの?」な気分。

の中、自暴自棄なロイがアレクサンドラとの
夢と現の関わりの中で落下をやめる。

登場する世界遺産の中には行ったことある場所も多く、
一番行きたくなったのはインドの「チャンド・バオリの階段井戸」。
インドはタージマハルもアーグラーも行ったけど
ここはノーチェック。
なんて魅力的な建造物なのでしょう。
ただ、この階段を上下するには足腰強いうちに行かなきゃね。
あと、今さらあの値段交渉の闘いに挑める自信がない。

公開講演会 「触れて観る彫刻 -かたちとことばが紡ぎあい響きあう- 」

■日時:025年10月4日 13時30分 ~ 15時00分
■会場:福岡女学院大学 エリザベス·リー ホール
■登壇:片山博詞(彫刻家)、桜川冴子(歌人・福岡女学院大学 准教授)

作品を遠くから見るのではなく、触れて観ることを大切にしている片山氏の
作品展示期間中の講演会。
チラシの作品が美しくてお話が聞いてみたかった。

片山氏は学校の先生をしていたそうで、
高尚な芸術家というより、親しみやすいお人柄で
お話も作品を例に挙げながら、その制作秘話や思いなどが語られました。

彫刻って金属でできてるのかと思ったら、
今や樹脂でできてるのね。

形作って、枠を作り、樹脂を流し込んで固めて色付け。
作家一人で全部やるのではなく、
各工程の専門家を共同で完成するらしい。

講演会の後は、展示されている作品を観てさわります。

女性の像が美しくてね。崇高。

子どもたちも愛らしい。

ミッション系の学校なのできっとキリスト教の精神性がある。
病院への寄贈が多いそうで、心が澄む。

「ビアズリー展」@久留米市美術館

19世紀末の画家。
センセーショナルな画風ですよね。

有名なのは『サロメ』の挿絵。
sasa、オスカーワイルドが卒論ですのでね。


ワイルドがビアズリーを気に入っていたかというとそうでもなくて、
逆にビアズリーもワイルドを嘲笑するかのような似顔絵を
端っこに挿入したりしてます。
どっちもどっちななのが面白い。


細い線画で、曲線が妖しい。
モチーフもですが、見てはいけないものを見ているようで
セクシーです。

とにかく、うっとり。