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羽生君

今日はこれを書くべきでしょ。
フィギュアGP中国杯。

6分間練習の時から、
こんなにたくさんの人が、本気で練習してて、
よくぶつからないもんだ…なんてボンヤリ見てたの。
そしたら…。

ずっと起き上がれず、立ち上がると血が流れている…。

いったん奥に戻り、座っている様子も放心状態。

倒れそうな足取りで戻ってきて
リンクを見ながら泣き出すので、
「ああ、もう滑れないから悔しいよね」
と思っていました。

いつも試合前の集中の様子を遠くからカメラが追うよね。
あの時の集中ぶりは、報道陣も寄せ付けないほどだし、
ヘッドフォンで、周りの音も入らないようにしてるし、
一般人にはあり得ないレベルの集中体制でしょう。

あの熱い松岡修造が
「アスリートとしては滑らないでほしい」と言ってましたが、
観客も、滑りを見たい、でも滑らないでほしい
そんな思いで見つめていたのではないでしょうか。

結局、再開された6分間練習に、羽生くんは登場。
歩くのもままならない様子だったのにね。

羽生君の目指すものは、滑ることではなく、
思いを伝えることなのだというのが、
あのフリーで痛いほど伝わりました。

そして、いいなあと思ったのは、結局優勝したコフトゥンが
1位が決まっても全く笑顔を見せなかったこと。
自分の演技にも満足いかなかったようだけど、
2人への配慮が感じられて、さすがは世界のトップアスリートですね。

金メダル

ダラダラと寝たり起きたりしながら
ライブで観ました、羽生くんの金メダル。

完璧だったSPから一転、最初の4回転で失敗し、
ステップの足も上がってないし、
後半持ち直したものの、金は無理だと誰もが思った。
でも、スーパーマンだと思ってたチャンも、
やっぱり人間ね。
本人的に不本意ながらも
現時点で羽生くんが実力No.1なのは確かでしょう。
金メダルおめでとう。

とはいえ、切なかったのは高橋くん。
昔はやんちゃ坊主なイメージだったのに、
すっかり大人になって分別があって周りのことも考えて、
調子もよくないから表情もコメントも不安げで。
そんな中のビートルズメドレー。
『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』は
いろんな想いを込めて滑ってるんだろうなあと思うとねえ。
安藤美姫ちゃんの『マイウェイ』のような。
とても気持ちの伝わる演技でした。

メダルには届かなかったけど、寂しげでも晴れやかな表情。
お疲れ様でした。

恐るべき19歳

ネットでうっかり結果を見てまわないように
早起きしてフィギュアの録画をチェック☆

羽生くん、団体以上に凄かった。
気持ちが強い。
ジャンプは完璧、着氷してからも揺るぎがない。
ステップ途中の腰を落として決めるポーズも楽しみ。
大人っぽさとセクシー度が増してきて
『パリの散歩道』どんどん好きになっちゃうね。

高橋くんは、不安そうな表情してるから心配したけど、
4回転の両足着氷以外はそこそこうまくいって良かった。
最初の腕を振り下ろす形からして、高橋くんのセンスの違いを感じる。
どう動いても美しい。

苦手な町田くんですが、プログラムとしてはSP『エデンの東』
の方がずっと好き。表現も伝わってくる。
何度も見ていると、あのナルシストぶりも面白くなってきた。
自分のSPを「町田樹史上最高傑作」と呼んだり
インタビューでも、ミスを悔しがってたかと思えば、いきなり
「明日はバレンタインデーですよね」と言い出し、
「明日(のフリーで)は、バレンタイン返しします!」
との意味不明な発言。

苦手とはいえ、町田くんの衣装、もうちょっとどうにか
してあげられないのかしら。
練習の時は下着着てるのかと思ったら
そのまま登場。まるでヒートテックのようだ。
さらには、火の鳥の方はモシャモシャ羽のついた
おばちゃんの服みたいなんだもん。

今晩はフリー。
日本選手の出場は3時くらいなのよねえ。
でも、長男の友達はSPをリアルで観てた子も結構いたらしい。
夜更かししてみますか…。

ブラボー☆

昨晩深夜の放送だったので、録画して拝見。
ヤフーニュースとかで結果が目に入らないように注意して、
早朝からチェックしましたよ。

羽生君素晴らしかった。
今までで一番良かったんじゃない?
『パリの散歩道』、曲はあんまり好きじゃなかったんだけど、
羽生くんの男っぽさが出てきていいなあ。
フニャフニャしてるのに、演技している時の表情とか
男気に溢れてるんだよなあ。
ポーズもスピンも丁寧にきれいに決めて文句なしのトップだ。

プルシェンコ復活も気迫の演技で、
ポーズの取り方とか手の角度とか
観客が喜ぶ、魅せる術を心得ていらっしゃる。
本番を完璧に決めてくるところが、さすがは皇帝。
ただ、う~んキレは今一つだった…。
全体がマッタリしてる。
身体能力より、人生の深みを感じさせる印象でした。

団体戦って正直ビミョー。
全員で応援するし、こんなところで体力と時間を使ってていいのかしら
と心配になる。
個人種目なのに、種目も違うのに、
団体で競う意味があるのかなあ?

とにもかくにも、みなさん羽生君に続いてほしいものです。

クリスマスの約束2013

録画をやっと見ました。
小田和正企画・演出・出演のクリスマス音楽番組。

今年のハイライトは吉田拓郎。
小田さんは拓郎さんのことを何度も「カリスマ」と呼びます。
二人はブレイクした時期とかは少し違うけどほぼ同時期。
拓郎さんの方が一つだけ年上なんだって。

sasaよりも少し上の世代で、
あの朴訥というか、ぶっきらぼうな歌、
今まで全く心に響くことはなかったんだけど、
いやあ、自分でもビックリよ。
今回は、どの歌聞いててもグッと来てしまう。

小田さんは昔っから憧れてたんだろうね。
どの歌の紹介でも「いい詩だよなあ」。
で、ほんとその通り。
『落陽』『りんご』は初めて聞いたのに胸打たれるし、
『今日までそして明日から』は聞いたことあるけど、
ライブの方がずっとよい。
そして『人生を語らず』で最高潮に。
越えて行けそこを
越えて行けそれを
今はまだ人生を語らず

グタグタ言ってないで、はいつくばってでも前へ進め
みたいなエールを送られた。

これね、その後の小田さんのインタビューでも
「あの拍手で、このまま行け〜!って思ったね」って言ってて、
誰に向けたメッセージかというと、
拓郎さんの復帰のチャンスにしたかったんだろうなって。
直接そうは言わなくても、拓郎さんを呼んだこと、
この歌を一緒に歌ったことに表れてるよねえ。

そしてメンバー変わって『PLEASE MR.POSTMAN』は英語で歌ったのに
『DAY DREAM BELIEBER』は日本語だったのよ。
もちろん訳詩は清志郎のね。
ここでも、きっと小田さんは清志郎と一緒に演りたかったんだろうなあって。

小田さんは男っぽい、熱い想いのある人だから
いろんなこと考えてこの場を作り上げたかと思うと、
グッときちゃいますよ。

年齢上がると涙腺弱くなって困りますなあ。