Category Archives: ミュージカル・お芝居

劇団四季『Wicked』4回目☆

■日時:2011年4月26日(火)18:30
■会場:キャナルシティ劇場
■キャスト:山本貴永(グリンダ)、江畑晶慧(エルファバ)
      北澤裕輔(フィエロ)

次男と2人で行く予定が、長男の予定も空いたので、
慌ててもう1枚チケット追加しました。
もちろん3人とも2階最後方のC席ですよん♪
確かに遠いけど、一度始まるとお話の中に引き込まれるから
そんなに気にならなくなるのよ。
シティ劇場はこじんまりしてるしね。

で、本公演から北澤フィエロです。
いやあ、イケメン王子ぴったりの端正なお顔立ち。
体もスリムだし、踊りも普通にいけてます。
でもさあ・・・
sasaはやっぱり涛フィエロが好き☆
あの膝下を揺らしたり、腕を直角にブランとさせる奇妙な踊りなんて、
あんまりカッコいいポーズとは思えないのに、
涛さんだとキマルんだよねえ。
かなりハードな動きも、踊りがしっかりしてるから
歌が息切れしない。
北澤さん、動きが激しいところでは歌が荒くなります。

それに、グリンダとボックのやりとりと見てる時、
涛フィエロは面白おかしそうに薄笑いで見てるんだけど、
北澤フィエロは魂胆ありそうな意地悪顔。
*北澤さんファンごめんなさい…。

『この幸せ』で、エルファバの悪口を聞いてる時の
涛フィエロの斜め下目線も悲しげで良かったんだよなあ。
歌も踊りも揺るぎなく安定してたし。

まあ、これは好みの問題ですからね。
sasaの優先順位が「動き」にあるというだけです。

劇団四季の『作品至上主義』というのにも少し慣れてきました。
役者さんが変わっても、良い作品はちゃんと成立するんだなあと。
実際、沼尾さんが抜け、涛さんが抜けても、
やっぱりまた『Wicked』観たい!
そして、今度は困ったことに次男までまた観たいと言うので、
チケット追加は確実でしょう。

『Wicked』魔法のリハーサル見学会

期待していたリハ見第3回は、
sasaの予想が見事に当たり『人生を踊り明かそう』でした。
でも、もちろん涛さんではなく、北澤フィエロです。
グスン…

ステージを観る限りは、もう完成されているようなのに、
裏では毎日、あんなに修正調整が加えられているんですね。
立ち位置とか、リフトのタイミングとか
ばらつき方とか、歌の強弱とか、細かい指示が出ます。

そして北澤さん、今日からなので、大阪で経験ありとはいえ、
会場の大きさや共演者との関わりなど調整事項が多いようです。
北澤さんご自身が「よろしくお願いします」と言いながら
リハーサルされてました。
本を取り上げて放り投げる方向もボックと確認。

ディラモンド先生前田さんからは、
生徒たちが本を投げるシーンも
それぞれの思いがあって投げるのだから一様にはならないはず
というご指摘が。
そんなところまで作り込んでいくのね。

フィエロの見せ場シーンだというのに、
涛さんではないことがつくづく残念ですが、
キャストの揃う、華やかなシーンなので、
見応えがありました。

そんなぁ…

またまた四季ファンの友達からメール。
「フィエロ交替やし〜!」

はあ?

北澤裕輔さんにチェンジだそうです。
超ショック!

魔法のリハーサル見学会第1回がオープニング、
第2回が『エメラルドシティ』だったらしいから
もしやもしや、明日のリハ見は
『人生を踊り明かそう』かも?
な〜んて夢ふくらませてたのよ。
sasaの夢、破れる…。

北澤さん、ラウルするくらいなのでイケメンさんで
ファンも多いみたいだけど、
sasaのポイントは今や確実に「動き」なの。
『キャッツ』もいける涛さんのように動けるのか?
彫刻に片手でブラ〜ンとぶら下がるシーンとか
膝下の動きが悩ましいダンスシーンとか
どうなんでしょう?

キャスト表とにらめっっこして観劇日を決める東宝系では
こんな大どんでん返し、ありえないことで、
今回、四季の洗礼受けてる気分です。

Wicked@フクオカ・ビィーキ


地元西日本新聞発行のフリーペーパー『フクオカ・ビィーキ』
に『Wicked』のかわいい記事が。

sasa、まだパンフレット持ってないので、写真をしっかりチェック。
『この幸せ』のアップスタイルはやっぱり沼尾グリンダがかわいいわぁ。
「幸せよ〜♪」と言いながら、憂いの表情だし。

そして端々にウィンキー国の王子さまがいるわ〜☆
って、ちょっと扱いが小さ過ぎないかい?
かりにも一国の王子さまなのだよ!

劇団四季『Wicked』3回目☆

■日時:2011年4月20日(水)18:30
■会場:キャナルシティ劇場
■キャスト:山本貴永(グリンダ)、江畑晶慧(エルファバ)
      李涛(フィエロ)

月曜日に四季ファンの友達からメール。
「sasaさん、大変!キャスト変更よ!」って。
なんのことでしょう?最初よく意味わからず。
「沼尾グリンダ変更決定よ。」
え〜〜〜っ!!!
涛フィエロに浮気してるのは確かだけど、
一番のお気に入りは沼尾グリンダだったのよ。
あの愛らしい『ポピュラー』も
懸命に耐える『この幸せ』も
切ない『あなたを忘れない』も
沼尾さんじゃないとありえな〜い!

で、誰に変更かというと、CDでネッサの山本さん。
う〜ん、あんまり好きな声じゃないのよ。
歌のお姉さん的裏声は個人的に苦手なの。
沼尾さんはあれだけの高音でも愛らしさを保ったまま
完璧に出せるので感動だったの。
もう『Wicked』は手持ちのチケットで終わりにしよう、
『三銃士』に備える意味でもちょうどいいかもね、
そんな気持ちで席に着きました。

オープニングの『グッド・ニュース』、
山本グリンダ、最高音が出ない、おまけに後半、音程ややずれてます。
その上、江畑エルファバまで『魔法使いと私』のラストが息切れ。
トホホ・・・この先、どうなるんでしょう?
確かにね、客席ガラガラなのよ。
お安い2階最後尾C席は満席なんだけど、それ以外は空席多し。
こんなんじゃ、役者さんたちのテンションも下がるよね。

と、かなりあきらめモードに入ってきたところに
涛フィエロの見せ場『人生を踊り明かそう』。
体をくゆらせる動きがやっぱセクシー。
背格好がしっかりしてるからステージでの見栄えもよいのよねえ。
エルファバとボックのやり取りの間、涛フィエロが薄ら笑いしながら
モニュメントの周りを美しく移動する姿にもうっとり。

と少し盛り返してきたぞ。

で、絶対無理だと思っていた『ポピュラー』。
あれ?山本グリンダ、意外に大丈夫☆
台詞で笑いを取るところがやや早口過ぎて、
いやあ、そこではもう少しボケてためてくれよ〜!と思ったけど、
あの奇妙な「ラ〜♪ラ〜♪」のダンスも立派にコミカルじゃん。

お、このままいけるかも。

『エメラルドシティ』
あの首長人形、気持ち悪かったんだけど、
中に入っているのが涛さんだという情報を入手したから、
一気に注目シーンに昇格よ。
フィエロ、ボック、女性アンサンブルさんの3人という噂だから
一番背の高い真ん中が涛さんなのかしら?

『この幸せ』
この時、グリンダの髪型がアップに変わりますが、そのせいで
目尻の上がったアイメイクと魔女っぽいくっきりした鼻の
山本さんの顔立ちがますますキツく見える。
愛されキャラのグリンダのはずなのに意地悪魔女に見えるよ〜。

そしてクライマックスの『あなたを忘れない』。
あ〜!グリンダの歌い出しがまた早口。
「二人で過ごした時間は〜♪」のところはたゆたゆと
思い出をかみしめながらゆっくり歌って欲しかった!
でもその後はだんだん盛り上がってきましたよ。
「花の種〜♪」のところなんていい感じ☆
今日からは涙出らんかも…と心配してたけど、
ちゃんと感動できました。
良かった〜☆

そりゃあ、沼尾さんに帰って来て欲しい気持ちに変わりはありません。
沼尾グリンダは切なくていじらしくて大好きだもん。
ほんとに愛されグリンダだと思う。
でも、かなり覚悟して行ったせいかもしれないけど、
山本グリンダもぎりぎりセーフ。
歌もいくらか怪しいながらも上手だし。
困ったことに、チケット追加したくなったよ。