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NHK『ハートをつなごう生きようこの時を-ソニン・RENTに挑む-』

「ハートをつなごう」という難しい番組の司会を
長いこと続けているのもすごいと思うソニン。
『RENT』のミミは本当に運命的な役だったのでしょう。
悩み迷いながらミミになっていく舞台裏が紹介されていました。

ササがソニンを好きなのは、演技に嘘がないから。
役に誠実だから。
「その役っぽく見せよう」とかではなくて
「その役になってしまう」から。
サイゴンのキムの時も、感情が高ぶりすぎて声は割れるし、
カテコでは茫然自失の状態で、にっこりもできないの。
玲奈ちゃんキムは母親には見えなかったし、
聖子ちゃんキムは優等生すぎて、クリスがいなくても大丈夫。
ソニンキムはクリスに対しては頼り切る女の弱さ、
タムは自分の身に代えても守る母の強さ、
どちらもキムそのものだった気がするのです。

『ペテン師と詐欺師』ではあっぱれ☆だったし、
『戯伝写楽』の花魁も評価が高かった。
役の幅が広いのも見事!

怒濤のような感動をくれた今回のミミも
あんなに悩みながら役作りしたんだね。
当事者のミーティングに参加したメンタル面から
階段シーンの登場も何度も脚の角度や手元の位置を確認して…。
観客としては、その想いをちゃんと受け止められて良かったと思う。

期待してるのは、レミのエポニーヌ。
熱くて切ない役、ソニンには絶対似合うと思う。

ミュージカル『RENT』

◆日時:2010年10月23日(金)19:00
◆会場:シアタークリエ 4列目センター
◆出演:福士誠治、Ryohei、米倉利紀、ソニン、田中 ロウマ、Shiho、
    キタキマユ、白川裕二郎、安崎求、Eliana、Junear、
    中村桃花、汐美真帆、Spi、戸室政勝

ソニンちゃん目当てに観に行った『RENT』。
突き落とされるような感動でした。

主役のマーク;福士くん。
好きな俳優さんだけど、ミュージカルだとどうなのかな?
どこからどう見ても日本人顔なのにニューヨーカーってどう?
なんて思ってたけど、
みんなに優しい気持ちを持ちながらも
うまく立ち回れず、パートナーもいない、
「いい人だけど中ぶらりん」なキャラクターを好演。
歌も程よく上手で、慣れてない感じがかえって誠実味があって
とても良かった。

そして、注目のミミ:ソニン。
圧巻だよ。
キャンドルのシーンから、ロジャーの気を惹きたいけど不器用な
繊細でかわいいミミにウルウル〜。
切なすぎる…。
肌の露出がものすごい役なので、体もとことん絞ってます。
9キロも落としたらしい。
そのボディが見事に活かされる階段でのダンスシーン。
歌いながら踊りながら下りてくるその姿は
あまりもかっこ良く、震えがきそうでした。
歌が演歌っぽいとかいうご指摘もありますが、
ササは、あくまでも熱く、ど根性で真っすぐに表現する
ソニンが大好き♪

もともとササが何故ミュージカルに感動するかと言えば、
役者さんたちが舞台の上で、
その役を懸命に生きているからだと思うの。
精一杯生きる姿に感動する。
それを強く感じる作品でした。

当時のアメリカの状況とか、HIVの現状とかも知らないし、
ミミのキャンドルはドラッグをあぶるためのものだなんて
後から知ったわけで、
理解不足のところはいっぱいあると思うけど、
メッセージはそんなことではないよね。
ドラッグ、薬物中毒、エイズ…
命を身近に感じるモチーフとして使っているだけで、
結局は「精一杯生きよう!」ってことだと思う。
実際、ササはそういう気持ちになった。

カテコもすぐスタオベとなり、会場全体が熱い。
ステージも客席も気持ちはひとつ!
福士くん、目が赤かったのは気のせいかな?
きっとプレッシャーの中いっぱいがんばったんだと思う。

終演後、ご一緒したややちゃんに「良かったね」と話そうとしても、
感動が突き上げて来て声にならない…。
ミュージカルって素晴らしい!

こ、こんなものが…

Youtubeをぶらついてたら、こんなお宝発見☆
ヤ、ヤマハさん、こんなに公開しちゃって大丈夫ですか?
後半のゲネプロ映像で、シャオチャンが映ります。
ササが夢中のシャオチャン☆未見の方はご覧あれ♪

舞台『ローマ人の物語より〜カエサル』

◆公演日時:2010年10月23日(土)17:00
◆会場:日生劇場 2階I列上手サイド
◆演出:栗山民也
◆出演者:松本幸四郎、小澤征悦、小島聖、小西遼生、瑳川哲朗、
勝部演之、水野美紀、渡辺いっけい、高橋惠子

浮かれっぱなしの4日間から、
今日は頭冷やして、『カエサル』いきま〜す。
というか、いけないわ…。
ササ、『カエサル』撃沈です。
全然わからんやった…。

これ、確実にササの問題でしょう。
世界史の教養がない上に、予習もしてなかった。
塩野七生さんの原作は無理だとしても
いくらかは勉強しておくべきだった。
カエサルとブルータス、オクタヴィアヌスの関係も知らず、
観劇しながら頭の中で探るばかり。
ステージは遠いし、よくわかんないから
だんだん眠くなってきて…。

舞台は美しかったし、
きっと幸四郎さんは素晴らしかったのよ。
小島聖ちゃんは演技が単調なので好きになれないけど、
水野美紀ちゃんのコメディエンヌは愛らしかったはず。
でも、とにかく頭に入ってこなくて…。
ディスカウントでお譲りいただいたB席2500円だったのが救い。

ま、こういうのは相性もあるし、
好きな作品に巡り会うのはご縁ですから。
今回は残念っ。

ファンタ×王子

絶対こういうことあると思ってたのよね。
王子がファンタにご来場。
沙也加ちゃんブログで発見しました。

なんといっても自分の演じた作品だし、
タイミング的にも10月は行けそうだし、
いつか観劇するんじゃないかなって。

もう残り4日だし、この日でしたか…。
シャオチャンと王子もお話したのかなぁ。