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DVD2本『華麗なるギャツビー』

来週の王子のミュージカルに備えて、DVDで予習。
とかいって、英文科であるsasaは大学時代に読んでるんだけどね。
といって、いつものごとく、全く覚えていないのです。

まずはデカプリオ版で見ましたわ。

そして続いてレッドフォード版も。

いくらか違うところもあったけど、
内容は理解しました。

育ちにコンプレックスがあって、その卑屈さが出てしまう
という点では、デカプリオの方がギャツビーらしく、
ラストの展開も余計に悲しくさせたわ。

デイジーについては、美人以外の魅力がさっぱりわからず。
ただのいいとこのお嬢さんで、自己中心的でおバカさん。
美しさ以外に、何がそこまでギャツビーを夢中にさせたのかがよくわからない。
キャリー・マリガンは愛らしくて大好きなんだけど、
絶世の美女というわけではなく、思慮深いイメージなので、
デイジー役は意外でした。

ニックはトビー・マグワイアぴったりだった気がする。
万里生くんも清々しく演じてくれそう。

王子のギャツビーがどのようなキャラクターになって出てくるのか楽しみ♪
ストーリーがわかっていると、その先の音楽や役柄など、
もう一歩深いところまで進めるので、
やっぱり予習はよいことではないかと思う

映画『美女と野獣(字幕版)』


結局、翌週には字幕版を観るという…。

こちらも文句なく素晴らしかった!

エマ・ワトソン、歌上手~!
こういうのって、キャスト決まる前に歌テストもあるのかしら?

ミュージカルファンとしては、普通の俳優さんと
ミュー俳優さんって違うカテゴリーじゃない?
歌もダンスもできてこそのミュー俳優さん。

が、普通の俳優さんがこんなに問題なく歌えちゃうの?

やっぱ口の動きと歌があってるから自然なのよ。
それと、歌の力強さがやっぱり本場。
昆ちゃん、いくさぶろ君、めぐ様、吉原さん…って日本のトップを揃えているわけだけど、
世界のトップというのは、その上をいく。

そして、実はあのメインテーマをもっていくのはポット夫人→エマ・トンプソンなのね。
こちらも正統女優さんなのに、説得力があるのよ。

こちらを見たら見たで、今度は成河ルミエールをちゃんと聴けてなかったのが惜しくて、
ポット夫人の岩崎宏美さんの声を再確認したくて、
などなどまた吹替え版にも立ち返りたくなる。

が、もしあと1回しか観られないとするとどちらを選ぶのか
と冷静に考えると、字幕版だな。

ということは、sasaの好みは字幕版ということです。

映画『美女と野獣(吹替え版)』

吹替え版が観たいなんて思うことって滅多にないよね。
でも、もし1回しか観られないとすると、
昆ちゃん×いくさぶろ君で観ておきたい。
ので、音響の良いT・ジョイにて吹替え版にしました。

もうねえ、息つく間もないほど、1秒の隙もないほど感動しました。
テンポよいし、エマ・ワトソンの動きもリズミカル。

『ララランド』は最初エマ・ワトソンにオファーがあったのを断って
批判的な記事が出てたけど、
これだけの作品に挑むのですから、同時期に両方は無理でしょ。
小さくてボリュームがちょっと足りないけど、
本が好きで自分の意志が強くて、一風変わったベルにはあってました。

歌は、昆ちゃん完璧ですね。
いくさぶろ君は声に加工が加えられてていくさぶろ感はなし。
濱田めぐみさんは抜群の迫力で引っ張ります。
ポット夫人は岩崎宏美さんだったけど、声の雰囲気ちょっと違ってました。
出番の多いルミエールは成河さんだったけど、あちこちポイントがあるので
堪能できなかったわ。

以前、四季のミュージカルで見たことあるけど、
あんまり感動しなかったのよ。

なのでハンカチ用意してなかったら後半号泣。
野獣の切なさにも、二人の心が通い合っていく様子も
全身で感動しました。

そして、最後に現れる王子様が『ダウントン・アビー』のマシュー。
ここは煌めくような美男子が登場しなければならないところに、
ダン・スティーブンスをもってくるところが
数々の俳優さんの中でも美しいってことよね。

台詞が伝わりやすくて良かったんだけど、
エマとダンの生声が聴きたくなるのも当然の流れで、
時間があればその足で字幕版にハシゴしたかったくらいです。

映画『はじまりへの道』


週末は休んでおかないと体力もたないけど、
休んでると、精神的にリフレッシュできない…。

朝、母を送る用事があって、そのまま映画館へ。
予告編を見て、ロードムービーだし面白そうだったので。

親の方針で文明を離れた山奥で暮らしていた父と6人の子供たち。
昼間は身体的な厳しい訓練、夜は本で勉強。
自分の頭で考える人間に育っている。
病気の治療で入院していた母が亡くなり、
その葬儀に文明社会に向かうロードムービー。

非常識な子育てに共感はできない。
子どもの人生を親が左右してよいのか。

普通は主人公の側に寄ってみるところだけど、
フツーの感覚のsasaはお父さん支持者にはなれなかった。

が、もちろん愛あっての子育てで、
それはちゃあんと子どもたちには伝わっていました。
親だって間違います。
でも、愛があれば修正は可能、と思わせてくれた。

確実に親目線になりますねえ。

目が印象的な長男は、好きな映画『サンシャイン』でも歌が上手だった
俳優さんでした。

映画『ラ・ラ・ランド』

ミュージカルファンとしては大変遅ればせながら
やっと観ました。
テーマ曲に合わせて全員で歌とダンスでスタートし、
明るく楽しいミュージカル映画だと思って見始めたら、
途中から手にハンカチ必須でした。

以下ネタバレあります。

女優を目指すミア(エマ・ストーン)が、
場末の店でのピアノ弾き・セブ(ライアン・ゴズリング)と恋に落ちたものの、
安定した生活が送れるとは思えず、
心配する母親からの電話にもちゃんと答えられない。

その電話が聞こえたセブは、
気乗りのしないバンドの誘いに、とりあえずの収入のために応じることにする。

そして、そのバンドのライブに駆けつけたミア。

スポットライトを浴びたセブのピアノソロで始まり胸ときめく。

が、そこから照明があがり、歌が始まると…

んん?

セブの目指したジャズじゃない!
大衆に迎合したような音楽!
どうして!

ミアの大きな目に影が。

そして、演奏を続けるセブ。
当たり前に演奏してるだけに、
こうなるまでの葛藤と決断を思うと…。

ここで陥落。

台詞一切ないんだけど、切ない。

そして、すれ違いが始まり、不自然なほどいきなり別れが訪れ、5年後。
ラストのミアとセブの表情が、
どうくるかなあと思ってたら、とても素晴らしかった。

その直前に、2人が続いていたらという理想の回想シーンが流れるんだけど、
それを見ながら、あーこうだったらよかったのになあ
と客席全体が共感したところに、
現実をつきつけられるから、さらに辛い。

シェルブールの雨傘やウエストサイドからのシーンも多かったです。

エマ・ストーンはウッディ・アレン作品とバードマンで見て
落っこちそうな大きな目と、
短パンから出たスラリとした脚が印象的だったんだけど、
歌とダンスまでできるなんてすごいわ。

毎日の長い通勤時間に聴きたくて、売店で即サントラ購入しましたよ。