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映画『アメリカン・ユートピア』


話題になってるのでレディースデイの仕事後に
観てきました。

ボラプ同様、トーキングヘッズのファンでもなんでもありませんが、
ミュージカル映画って聞いてたの。

ミュージカル映画ではなかったですね。
トーキングヘッズのライブ?
でも、バンドではないしなあ、
ストーリーはあって曲が流れていく、
デヴィッドバーン曰く「ショー」。
確かに劇場でやってたステージの実写です。

最初に脳みそ(もちろんレプリカ)をもったデヴィッドが登場し、
人の脳みそは赤ん坊の時がピークで
成長するにつれ、失われていく、
つまり大人の方が赤ん坊より脳レベルは低い
とかなんとか…。

それから歌とダンスが始まります。
ステージと衣装はすべてグレー。
そこにライティングで濃淡が生まれたり、
カメラが俯瞰で映したり。
画面の色味が抑えてあるからダンスが映える。

そして、デヴィッドバーンかっこよいです。
とにかくセンスがいい。
かなりのお歳と思うけど、声量に衰えなし。
こんなにかっこよかったのねえ。

選挙啓発に尽力してるらしく
大統領選挙もだし、地方選の選挙率の低さを痛烈に批判。
政治的無関心は日本だけなのかと思ったら、
アメリカもそうなのね。

最後はまた脳みその話になり、
人の脳はどんどん退化するけれども
歳を経れば人と人とのつながりという大事なものは深められる
みたいなことで終わりました。

アルバム『アメリカン・ユートピア』を聴いたこともなく、
全盛期のファンでもなかったけど、
ときどき知ってる曲が出てきたし、
知らない曲も心地よかった。

NHK『映画音楽はすばらしいⅡ』

■出演:
井上芳雄 山本耕史 平原綾香 クリス・ハート
生田絵梨花 城田優 小南満佑子 平野綾

sasaはあんまりBSチェックしないのだけど、
お友達がよく観てて、すぐに連絡をくれます。

つけた時には前半終わってて、
あ~城田くんのスタンドバイミー、
平原綾香さんのメリポピ聴きたかったよ~!

ディズニーコーナーから聴き始めたので
「CAN YOU FEEL THE LOVE TONIGHT~ライオンキング」
は間に合った。
とりあえず、これ以前に王子は歌ってないようだ。
ディズニー好きだから楽しそう。
司会進行でもないからフリー。

小南満佑子ちゃん、なんだか風格出てきましたね。
『エール』出演で大きくなったなあ。

『シェルブール』の話が出たから
ここは王子の出番!と思ったら
ちゃんとコメントしたにもかかわらず、
オーケストラとピアノのインストゥルメンタル。
主演経験のある王子がいるのにどいうこと?

「SEA OF LOVE」城田くんの声にあってるなあ。
心地よくスイングする感じ♪

そしてラストは、王子と平原さんで
「ENDLESS LOVE」。
うわ~ベタな曲だなあ、
それも声質が超個性的な平原さんとデュエット?
声がケンカしないかなあ。
確か舞台では共演ないよなあ。
が、もちろんそんな心配全く無用でありまして、
王子はあくまでも平原さんの声を立てる、
自分は静かに寄り添ってサポートし、
いいバランスに仕立てて見事な作品を成立させました。
王子の心遣いと調整に、平原さんも応えてた。
さすがのプロ同志!

いつもながら、王子に感服。
誰かのように(←ササメモ読者は誰かお気づきだろう)
俺の歌は上手い!俺が歌ってやる!ではなく、
歌そのものを良い作品にして
みんなに喜んでもらえることを最優先する。
歌も人格もエンタメプリンスなんだよなあ。
パチパチ☆

録画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』

ずっと前に録画していた映画を観ました。

まあ、これは英国映画だし概要読んだ時点で、
好みってことは確実でした。
そしてその通り、いや期待以上のとても素敵な作品でした。

大事件が起きるわけじゃないけど
sasaが捉えたこの作品のテーマを書いてしまうので
自分で観て感じたい方はここで終了してね。

ごく普通の家庭ですが、
何故か代々男性だけはタイムスリップ(過去のみ)できる
という特殊な能力が備わっている。
つまりいつでもTake2が可能。

冴えない主人公は、好きになった女の子と上手くいくために
何回かこの能力を利用して、幸せな結婚をする。
金儲けとか汚いこととかではなく、
ちょっとしたことに可愛く使う。

無理して大きなことに使ってみたら
それで自分の人生が変わってしまったので、
やっぱり元に戻して、
地道なやり方で乗り越える。
結局は自分で解決するしかないんだ。

悪意のない目的にしか使わないんだけど、
同じ能力を持つお父さんからのアドバイスは
同じ日々をもう一度そのまま繰り返してみること。
すると、そのなんでもない日々に
大事なことが溢れていると気づく。

そしてね、主人公がさらにその先に考えたのは、
タイムスリップしてやり直しなんかせずに、
今を大事に生きようということ。
毎日がかえがえのない愛おしい時間だということ。

sasaね、こんな状況なので毎日悶々と過ごしています。
これからどうなるのかなあって先が見えず不安。
モヤモヤと気持ちの悪い日々。

でも、そんな中でも、
こんな素敵な映画に出会えたり、
美味しいご飯ができたり、
のんびり池の鳥を眺める時間ができたり、
実はかけがえのない日々なのかもしれない。

大好きなビルナイがお父さんを演じている。
実はひっそりトムヒューズも出ている。

とてもよい映画です。
おすすめ。

映画『えんとつ町のプペル』


ちょっと前の映画レビュー。

キンコン西野さんのあれこれで話題になってますが、
その西野さん大好き、オンラインサロン会員でもある同僚から
チケットいただいたので、行きました。

お話自体はよくあるベタな内容です。
亡くなったお父さんの生まれ変わりであるようなプぺルとの友情、
夢をあきらめず突き進むことの大切さ。

率直な感想はね、
西野さんが夢に向かって走り続け、
多くの中傷を受けながらも
多くの支持を受け成功してるのはわかるけど、
それを押し付けられているようで重荷になる。

特に大きな目標や夢をもたずとも
小さなことをコツコツやる日々で
幸せに生きている人もたくさんいるので、
そんなにプレッシャーかけないでって気になりました。

西野ファンの同僚も観た後
夢を持ってない自分がつらくなってきたらしい。

伏線もとても多くて複雑。
1回では???状態。
西野さんの頭の中でもはあれもこれもとアイデアいっぱいで
情報詰め込みすぎたんじゃないのかな。

さて、良かった点は絵のセンスと声優窪田くん。
えんとつ町の設定なので全体モヤがかかっていて、
なんとなく陰鬱な気持ちになるのですが、
絵のセンスがとてもよい。
キャラクターの身体のバランスとか線画がおしゃれ。
西野さんはアーティストだなあと思う。

で、ガラクタのつぎはぎでできた、
醜くてみんなにのけ者にされて
でも心優しいプペルの声が
「エール」の時とはまた違う窪田くんの声で
とてもわかりやすく表現されてました。
窪田くんの役作りすごいなあ。

もう一つは、お父さんの声とナレーションが
志の輔師匠であること。
ラストに長い語りがあるのですが、
志の輔師匠に読み聞かせしてもらっているような気分になる。

西野さんがもともと志の輔師匠のファンで
意を決して頼みに行った話も面白かった。
声優さんについては、最初から決めての
キャラクター作りだったようです。

2020年エンタメ回想☆

2020年大晦日。
今年は誰にとっても
なんとも言いようのない年となりましたね。
何をやっていたかよくわからないままに過ぎて行った…。

さて、気分を切り替えて
恒例のエンタメ回想させていただきます。

滑り出しは快調だったのですよ。
1月の時点で既に今年のベスト1はキマリ!だったし
こんなにすごいもの観てしまったら
この先どうしようなんて思ってました。
それが3月から世界の様子が怪しくなり、
転がり落ちて行きました。

映画は行けなかったとはいえ、
BS映画の録画や
ネット配信などでメモ忘れも入れるとそこそこ観ましたね。

ではまず映画部門から
*映画『ダウントンアビー』
*映画『パラサイト半地下の家族』
*映画『エジソンズゲーム』
*BBC『刑事ヴァランダー』
*DVD『サーチ』
*映画『ドロステの果てで僕ら』
*録画『キリングフィールド』
*録画『ゴッドファザー』
*録画『6年目の浮気』
*録画『若草物語』
*録画『ヒドゥンフェイス』
*録画『ピースメーカー』
*録画『遙か群衆を離れて』
*録画『キングダム』
*録画『知りすぎていた男』
*録画『キングダム』
*録画『タクシードライバー(韓国)』
*録画『心の旅路』
*録画『翼よあれが巴里の灯だ』
*録画『ファイアーフォックス』
*録画『引き裂かれたカーテン』
*録画『老人と海』
*録画『マディソン郡の橋』

さすがは自粛イヤー。
自宅鑑賞ばかり…

次に観劇部門(一部音楽部門含む)。
*博多座『ダンスオブヴァンパイア』2回
*小林賢太郎演劇作品『うるう』
*無名塾『タルチュフ』
*舞台『ねじまき鳥クロニクル』
*舞台『グッドバイ』
*舞台『天保十二年のシェイクスピア』
*配信『The Phantom of the opera』
*藤岡くんライブ配信
*カンバーバッチ配信『怪物』
*配信『12人の優しい日本人』
*配信『井上芳雄 by MYSELFオンラインスタジオライブ』
*青年劇場『キネマの神様』
*トモフスキー@堺ファンダンゴ
*ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』
*舞台『リチャード二世』
*舞台『真夏の世の夢』
*ソニン20周年ライブ『Cheers』
*ミュージカル『ビリーエリオット』3回
*博多座『僕らこそミュージック』

あれ~?
意外に今年もちゃんとたっぷり観てるじゃん。

では、2020年度sasa的No.1発表です!

【映画部門】は

う~ん…該当なし。
映画館で観た4作品はそれなりに面白かったのですが、
今年のベスト!と言えるほどではなく…
来年に期待しましょう。

【観劇部門】は
これはもう1月の時点で決まっていました。

小林賢太郎さんの『うるう』。

この日は母の誕生日とコレクターズのライブと
丸かぶりだったのですが、
それをキャンセルしてでも行って良かった、
行かなかったら大きな不覚となったこと間違いなしの公演でした。
年末の賢太郎さん引退という衝撃的な事件もあったし
本当に大事な宝物となる体験でした。

ササメモにお越しくださったみなさまありがとうございました。

2021年もみなさま健康第一でよいお年を。