Category Archives: 映画・dvd

TV録画「映画音楽はすばらしい!」

やっと見たNHKBSの「映画音楽はすばらしい!」
つぶやきのように思ったことをツラツラ書きます。
ツイッターか?

オープニングは王子の「ANOTHER DAY OF SUN」/「ラ・ラ・ランド」。
オープニングを王子が飾るなんてすばらしい!

が、あれ?
なんか王子、調子出てない?
いつも歌以上に盛り上げてくれる感じが少ない。
速すぎる?いやテンポの速い曲だってこれまでやってきてるし…。
あんまりあってなかったのかな?

「プリティ・ウーマン」/LE VELVETS!
シュガーさんミュージカルで活躍→NHK進出おめでとう☆

城田優君、どんな歌も歌いこなすなあ。

ディズニートークを仕切る王子。
『トイ・ストーリー』から「君はともだち」。
小池徹平くんが「すごいムズくてものすごく練習した」
っていうのを「あ~」って聞きながら
ちょっと「俺は歌えるけどね」視線の王子。
アルバムに入れてるからね。
実際、実際徹平くんの歌はまだ慣れてない感じでした。

『美女と野獣』
野獣は城田くんかと思ったら
シュガーさんなのね。
(さすがに本家石丸さんではない)
あ~さすが声楽のプロだねえ、どっしり上手い!

森崎ウィンくん『雨に唄えば』。
あんな難しいダンスなのに踊れるんだ!
歌って踊れるということは、
ミュージカル出てくるね。
実際WWS出てたみたい。

王子ソロ2曲目
『ゴースト/ニューヨークの幻』から「アンチェインド・メロディ」。
これは素晴らしい。
王子の声質とテンポがあってるよねえ。
たっぷり豊かに聴かせるわあ~。
さすがです!

濱めぐさん
『レ・ミゼラブル』から「I DREAMED A DREAM」。
実際の舞台の時は、濱めぐさんの個性が強すぎて
どうもファンテにしっくりこなかったんだけど
こうやって歌だけ聴くと上手いなあ。
というか、ファンテがあんなに顔立ちはっきりアメリカ人、
儚げイメージの一切ないアン・ハサウェイだったことの方が意外よね。

最後は島津亜矢さん
『グレイテスト・ショーマン』から「THIS IS ME」。
クイーンの歌も誰よりも上手だったけど
現代曲がこんなに歌える人
他にいないから演歌界からでも引っ張ってこられるんだろうね。

最後の2作品が両方ともヒュー・ジャックマン主演ってのが
比類なき存在ってのを表してるよね。

映画シーンで最愛のヒュー・グラントが映ったのが嬉しかった☆

DVD『サーチ』

久しぶりにDVDをレンタル。
同僚におすすめされてた『サーチ』。

生まれた時から画像や動画を記録してきた親子。
母親が病気で亡くなり、シングルパパが娘を育てる。

娘が大学生になってだんだん手元を離れていったところで
ある日連絡が途絶える。

友達は?よく行く場所は?ピアノのレッスンは?

一緒に住んでるのに、娘のことを何も知らない。

順調に楽しい大学生活送ってると思ってたら、
画像に映った娘は食堂の端っこで一人ぼっちでランチ。
ピアノは半年前に辞めていた。

愕然とする。

肝心のミステリーよりこの親子の関係が突き刺さる。

家を出た以上、
今誰が友達かなんて、
どういう生活してるかなんて
全く把握のしようがないもん。

映画自体は思わぬ展開だったし、
今事件が起こると
ネット社会でこういう展開になるのか、
人の不幸をこうやってネタにするのか、
自分のSNSのアクセス増やすのに利用するのか、
とか、
なんかねえ、
普通の人がそんなに悪意もなくごくフツーに
気軽に人を利用できる時代なのだと思った。

録画『マディソン郡の橋』

衛星放送で毎日名画やってることを
この自粛期間に初めて知り、録画して観ている。
『マディソン郡の橋』はベストセラーになった当時に本は読んだけど、
あんな若造の頃では意味わからんよね。
というか、明らかに見方が変わっている。

大人のラブストーリーということだけど、
恋愛の部分は正直どうでもよくて
一番考えたのは自分の存在価値のようなところ。

最初のシーンで、メリルストリープ演じるフランチェスカは
家族のためにせっせと食事の支度をし、
「出来たよ~」と夫と息子、娘を呼ぶ。
3人は黙って席に着いてお祈りもそこそこに無言で食べる。
フランチェスカとしては、美味しい料理を作って
「さあどうぞ~」と家族に食べさせ、
「美味しいよ~」のひとこととか、
家族の笑顔とか会話を楽しみたかったのよ。

ここでふ~っとなる。

イタリアからアメリカにお嫁に来て、
最初は教師をやってたけど、夫の希望で専業主婦になり、
家の農園と家事が全ての日々。
小さな町だから、みんな知り合い、なんでもお見通しの狭い社会。

そんな平凡な日常の中、家族が4日間家を空ける。
そこにたまたま現れた、世界を巡るカメラマンの
ロバート(クリントイーストウッド)。
お話は刺激的だし、カッコいい。
それに比べて自分には話すこともない。

そんな憧れの人が自分に好意をもってる様子。
舞い上がる。お互い真剣な大人の恋。
ロバートも一緒に行こうと言ってくれたんだけど、
結局は行かなかった。
ひとときの恋愛だから楽しいのであって、
退屈だけど優しい旦那と愛する子どもたちを捨てることはできなかった。
この選択は正解だと思う。

でも生涯忘れられずに、
それぞれ2人の思い出である橋に散骨してもらう遺言を遺し、
結果的にはハッピーエンド。

この不倫って実際は自宅のベッドで愛人と過ごすという
ゲス不倫ですよ。
どれだけ叩かれても仕方がない。

が、途中フランチェスカが「誰からも必要とされてないの」
と言うシーンがあって、そこで「必要だよ」って言ってくれる人がいるのは
良かったねえと思ってしまう。

ほんと映画の見方なんて年齢や立場で変わるもんだねえ。
そして、正直ベタな話だし、中年男女の色恋話なのに
成立させるのは、やはりイーストウッドの手腕。

映画『ドロステのはてで僕ら』

ヨーロッパ企画の映画です。
これもコロナの影響を受け、
公開が遅れに遅れ。

これ、京都か東京だとメンバーが劇場に来てくれるのよ。
福岡はKBCで夜1回上演。
なだけに、お客さんはそもそも少ないけど
確実にヨーロッパ企画のファンでしょう。

お話はお得意の
時空を超えた設定。

2分後の自分たちが現れる画面。
ビミョーな2分。
たいして未来がわかるわけでも利用できるわけでもない。
そこで、2つの画面をあわせて2→2→2→2…と地道に重ねて
少し先の未来が見えるようになる。

という、見ている間もその時間の仕組みに
頭を使う。

でもねえ、結局ほっこりさせてくれるのよ。
だから好きなのヨーロッパ企画。

BBCドラマ『刑事ヴァランダー』

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BBCの重厚ドラマです。
原作はスウェーデンのお話。
北欧というからにはドヨーンとした曇り空
グレーで暗い画面。

画面だけではなく、お話自体も暗い。
さりげなくエグイ画面も出てくる。

けど、内容がしっかりしてて
必ず社会の裏側の重いテーマが主軸。
BBCだけど舞台は原作通りのスウェーデンで
でも台詞は英語です。

原作自体の面白さと、
やはりシェイクスピア俳優ケネス・ブラナーの力だと思います。
映画かのようにしっかり作り込んでます。

小さな田舎町でこんなに殺人事件起こるか?
とか
部下の扱い雑過ぎ、そりゃ怒るわ
とかありますが、
難しいテーマなのにわかりやすく、
とても見応えがあります。

1シーズン3話とか短めなのも見やすい。
BBC好きさんにおススメ♪