Category Archives: 映画・dvd

映画『シャーロック・ホームズ』

holmes

去年から楽しみにしていた映画が立て続けに公開されているので、
映画の日の今日『シャーロック・ホームズ』観て来ました。

でも…う〜ん期待しすぎたかなあ…。
ガイ・リッチー作品観たい人にはいいかもしれないけど、
これってシャーロック・ホームズじゃなくて良かったんじゃない?
アクションシーンが多い娯楽エンターテイメント作品。
英グラナダテレビ版:ジェレミー・ブレット好きさんには
ウケがいいとは思えないなあ。

鋭い観察力や科学的推理はいくらか出ては来たけど
「ほぉ〜」と感心するほどではなかったし、
奇怪な行動や部屋を散らかすのはいいけど、
本人が髪の毛も服装もむさくるしすぎる。
やっぱりホームズにはある程度こぎれいなジェントルマンであって欲しいわ。

逆に、やぼったいイメージのワトソン君にジュード・ロウはイケメン過ぎるでしょ。
ホームズが唯一愛する女性アイリーンって原作にも登場するのかしら?
フジコちゃんにしか見えない…。

英グラナダテレビ版に心酔してなければそんなに悪くはないのかもしれない。
話もわかりやすかったし、スピード感もあった。
でも…あのピリリとして気品高い姿と緻密な推理が好きなササには
これはちょっとごめんなさいですぅ…。

【送料無料】【一部地域を除く】シャーロックホームズDVD全36巻/SHD-2401-2706

『ハンサム★スーツ』

上映があってた時から、このタイトルどう考えても面白そう!
と思ってたら、早速昨日テレビ放映がありました。
子どもたちと一緒に見てみたら、
期待以上に、無条件に面白かった!

ブサイクなせいで何事もうまくいかない主人公(塚地武雅)が、
ハンサムスーツに出会い、ハンサム男(谷原章介)に変身するお話。
スーツ自体もわたがしみたいな異様でかわいい姿で、
いろんなタイプのスーツがぶら下がって出てくるシーンも
予想できない面白い構図。

テーマを追求しようと思えば、
人は中身か?外見か?ってことになるかもしれないけど、
もうこの際、そんなことはおいといて。
とにかく楽しみましょ♪

ブス役の大島美幸さんの衣装が実は密かにすっごくかわいくて、
きれいな黄色やオレンジを
とてもバランスよくコーディネートしてあって見事!

音楽が渡辺美里「マイレボリューション」や
佐野元春「サムデイ」だったのもハマってしまった理由のひとつ。
子どもたちも大爆笑の作品でした。
最近、日本映画が面白いですね。

ボヤボヤしてたら…

昨晩21時頃ね、ソラリアシネマからメルマガが来たの。
「2月7日(日)、映画『サヨナライツカ』
主演の中山美穂さん、西島秀俊さんの
舞台挨拶付きプレミアム上映会が決定」

え〜?
ミポリンに会えるの?
生ミポリン、ファンでなくてもひとめ見てみたいよね。

ただでさえパリ在住で遠い人が
東京じゃなくて、福岡まで来てくれるなんて!
最近テレビや雑誌の出演がえらく多いなあとは思ってたけど、
『サヨナライツカ』気合い入ってますね。

でも、昨晩も冷え込みはすごくてどうしてもファミマまで出る気になれず、
でも、朝起きてみたらムズムズしちゃって
PCでチケットぴあをチェックしたら…
当たり前よね。完売してました。

こいいうのって、ボヤボヤしてたらダメですね。

DVD『ダークナイト』

子どもたちと映画鑑賞となると、
男の子ですからアクションとかヒーローものになります。
さあて、何にしようかとビデオ屋さんをぐるぐる巡って、
ササ自身が『バットマン』が好きなのと
ヒース・レジャーのジョーカーが観たかったので、
『ダークナイト』をセレクトしました。

さすがにアカデミー賞、ヒース怪演です。
ヒースの出演作は『ブロークバック・マウンテン』、『ブラザーズ・グリム』
『カサノバ』、遺作となった『Dr.パルナサスの鏡』と観ましたが、
あんまりぴんと来てなくて、この作品が一番良かったです。

ジョーカーの何が怖いって、考えや動きが「予想できない」こと。
他の人間はたいてい、なんらかの傾向があって、
その対処も考えておけるのに、ジョーカーにはそれが通じない。
口の裂け目について説明するところが何度かあるけど、毎回話が違う。
何がほんとで、何がデタラメかわからない…。
どう出てくるかわからない怖さがしみついたジョーカーでした。

ジャックニコルソンのジョーカーがピカイチだと思うけど、
ヒースもそれに次ぐくらい立派なジョーカーでした。

映画『クリスマス・キャロル』

carol

これも大学の時に原書読みました。
Charles Dickens作の英文学です。

お話は有名ですね。
金が全てのスクルージの前に、クリスマスの夜、
「過去」「現在」「未来」の亡霊が現れ、慈悲の心を取り戻すお話です。

ディケンズの作品は描写が細かすぎて、
読んでる途中で面倒になることもしばしば。
でも、それぞれに深い意味を持っているので、
ちゃんと読まないといけないんだけどね。
そんな細かいモチーフや単語など原作に忠実に作られていました。

でも、ディズニーだから仕方ないかな、
なんだかアメリカンなエンタメ作品風の仕上がり。
亡霊たちに連れられて空を飛び、街をかけめぐるシーンは
子どもが喜びそうな娯楽エンターテイメントの世界です。
ジェットコースターのように目がまわります。
体調の悪かったササにはちとツライ…。
元気な時に観るべきかもね。

コリン・ファースが出るのも楽しみだったのに、
加工されていて、顔が変だよ〜!
あれならコリンじゃなくても良かったような…。

主役のジム・キャリーは守銭奴スクルージから
亡霊3役もこなしてなかなかスゴいです。
ゲイリー・オールドマンもどこに出てくるのかと注目してましたが、
結局わからず、後でお友達に教えてもらった次第。

もともとそんなに派手な内容ではないし、
地味でぱっとしないかもしれないけど、
BBC系にしっとり楽しみたかったというのが正直なところかな。