Category Archives: 映画・dvd

DVD『キサラギ』

舞台版『キサラギ』を観てからずっと観たいと思っていた映画版『キサラギ』。
週末にやっと観ることができました。

D級アイドル、如月(キサラギ)ミキの謎の自殺から1年。
ファンサイトで知り合った5人が一周忌のために集まります。
「彼女は自殺じゃない、殺されたんだ」の一言から、
誰が犯人なのか?真相は?の目のまわるような展開へ。

舞台と同様、登場人物は5人で最初から最後まで密室の中で話が進行します。
それでも全く飽きずに最後まで夢中でひきつけられるのは、
なんといっても脚本のチカラですね。
一人一人が何気なくしゃべった話が、後から全てもつれるように絡まってきます。
そしてそれがほどけていくにつれ、真相も解明されていくのです。

子どもたちにはちょっと難しいかなあと思ったのですが、
一人一人の話をちゃんと聞いて覚えていて、
それがあれよあれよとつながっていく様子に結構感動したみたい。

ササは舞台を観て結末は知っていましたが、
あらためて、ほんとによくできたお話だと思いました。
キャストも小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之
と魅力的な役者さん揃いで楽しめます。

映画『ココ・アヴァン・シャネル』

英文講座2学期が先週からスタートし、
先生の何気ない「プロフェッサーがいるお宅では…」の言葉に敏感に反応し
いずみんアルの「プロフェッサ〜♪」を心の中で歌ってしまうササでございます。

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今日は映画の日。
英語の前にオドレイ・トトゥの『ココ・アヴァン・シャネル』観てきました。
先日のシャーリー・マクレーンの『ココ・シャネル』と見比べたかったの。

両方とも同じようにココの人生を追った、事実に基づく映画なのですが、
内容が違っていてちょっと混乱。
最初の恋人バルザンとの関係も、
愛し合ったボーイとの別れ方も
ココ自身の結婚に対する考え方もかなり違っていました。
史実はどちらの映画が近いのでしょうか?

紹介文には「孤児院育ちの少女が、世界の[シャネル]になるまでの物語」
とあります。
が、うーん…という感じ。
確かに、その一番基礎となる部分は描かれていたのかもしれませんが、
「[シャネル]になるまで」には結びつかなかったというのが正直なところ。
斬新なファッションが次々登場するかと期待してたし、
ココの才能もほぉ!と感嘆するほど見せてもらえると思っていました。
世界のシャネルを生み出したのは、やっぱりこんなスゴイ人なんだねって。
でも、恋愛話が中心になっていて、
彼女の何がシャネルを作り上げたのかは不明瞭なまま。
時間も2時間足らずだったので、消化不良に終わった感じで残念…。

ササ個人としては、
シャーリー・マクレーン「ココ・シャネル』に軍配をあげます。

映画『20世紀少年』

週末に、先日録画しておいた『20世紀少年』の第1章・第2章を
子どもたちと一緒に立て続けに見ました。
あの目玉マークのついた袋をかぶった姿はCMで見かけたことあるけど、
漫画は読んだことないし、予備知識もないままに…。

いやあ、怖かった…そして、面白かった。
ゾゾーッとする怖さ。
子どもたちに「怖いね、怖いね」と言っても2人ともあんまりピンときてなかったので、
これは大人が感じる怖さなのね。

そして、映画公開にあわせて前作をテレビ放映する
という広告戦略に見事にはまったササは
現在上映中の『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』が観たくて仕方ありません。
“ともだち”の正体は誰なの?
ケンジはどうなったの?
未来はどうなるの?

ほんとは昨日観に行きたかったのに、
子どもたちが放生会に行きたいと言って譲りませんでした。
ムズムズムズムズ…
DVDレンタルまでは待ちきれないよお。

映画『南極料理人』

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昨日は料理人のAkkoちゃんと一緒に『南極料理人』観に行きました。

主演は堺雅人さん。
ほんとはあのせせら笑いのような表情が苦手で避けてきたのですが、
実際彼が出ていると面白いことが多く、
注目せざるを得なくなってきました。
あれこれとんでもない引き出しを持つ生瀬さんも出てるしね。

南極、それもペンギンがいるようなかわいい場所ではなく、
動物もウィルスもいない極寒の基地。
そこでの8人の男たちの日々を、料理人西村(堺)を中心に描いています。
特に大事件とか盛り上がりとかはなく、
彼らの任務と生活が続く中で、
クスッとした笑いのネタが数分おきに用意されていました。

そして、出てくるお料理の美味しそうなこと。
いろんな具のおにぎりをにぎっていくシーンがあるのですが、
思わずゴックンと言いそうなほど美味しそうなの。
ごく普通のおにぎりなんだけどね。
これもやっぱり堺さんの力なのでしょう。

次回作の『クヒオ大佐』も結構気になってます。

映画『ココ・シャネル』

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今年はココ・シャネル生誕125周年だそうです。
なんだか中途半端な年数のような気もしますが、
9月公開のオドレイ・トトゥのシャネルと見比べたいなあと思って、
今日はシャーリー・マクレーンの『ココ・シャネル』観てきました。

「混み合います」と書いてあった通り、映画館は整理券が配布されるほどの大入り。
レディースデイ&往年の大女優シャーリー・マクレーン主演ということで、
観客はほぼ全員女性で、年齢層高めです。

レビューではイマイチの評価でしたが、そんなことはなく、
138分存分に楽しめる作品でした。
若き日のココを演じるバルボラ・ボブローヴァは、
ジュリエット・ビノシュのような愛くるしさもあって、とてもチャーミング。
今では当たり前のチェーンベルトやキルティングバッグも
シャネルが生んだものなのね。

でも、シャネルのファッションがたくさん見たい!
仕事人としてのシャネルを見たい!
と期待していくとちょっと違うかも。
ココの女性としての姿を、恋愛を中心に描いてあります。

真実を描いていても、ココ・シャネルの人生はドラマティック。
特に劇的な愛の終結はエディット・ピアフとダブりました。
非凡なる人って非凡なる人生を歩んでいるものなのかしら。
「成功は人を大きくしない。
失敗が人を大きくするの」
とココ自身が語りますが、失敗や挫折を繰り返してこそ、
彼女のような大きな人間になるということでしょうか。