Category Archives: 映画・dvd

映画『サンシャイン・クリーニング』

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英文講座でお友達になったEKAちゃんと初デート♪
『魔法にかけられて』でかなりお気に入りとなったエイミー・アダムス主演の
『サンシャイン・クリーニング』観てきました。

高校時代はチアリーダーで、人気者の彼氏がいて、華やかだったのに、
今はシングルマザーで、ハウスキーパーで、元カレと不倫中。
何をやってもうまくいかず、ダメダメちゃんのローズ(エイミー・アダムス)。

「私は強い
 私はパワフル
 何でもできる」
なんて紙に書いて呪文のように唱えないとやってられないなんて
かなり追いつめられた状況だよね。
心の痛みを丁寧に見せてくれるし、エイミーの演技も上手☆です。

そして同じくダメダメの妹と父親と一緒にさらに状況は悪化し、
遂に事故まで起こって最悪の事態に…。

でもさ、落としたのも家族だけど、
引き上げてくれたのも家族なんだよね。
血のついたマットレスに転んだ妹ノラに、ローズが大笑いしながら
「洗えば落ちるのよ〜!」と叫ぶシーンがありますが、
そういうことなんでしょう。

負け組だっていいじゃん、
辛い思いも悲しい過去も、洗えば落ちるさ、
って元気をもらえる作品です。

映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

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子どもたち夏休みですので、
ハリポタシリーズ第6弾『ハリー・ポッターと謎のプリンス』観てきました。

今作はクライマックスの最終章に続くための途中経過みたいなお話なので、
最後も話がまとまらないまま「つづく…」風に終わり、
気分的にはスカッと締まるエンディングではありません。
内容も、他の方のレビューによると省略されている所が多いらしく、
原作読んでないササにはちょっとキビシイ部分もあり…。
理解不能なところいっぱいでしたもん。
子どもたちは全作3回ずつくらい読んでいるので、
帰りにいろいろ教えてもらってなんとか納得した次第です。

前作からお気に入りなのが不思議ちゃんのルーナ。
かわいい♪
浮世離れした発言も、いきなりライオンのかぶりものをして登場するのも
その違和感がかわいらしいです。

ハリーたちもすっかり大人びてきて
今回は恋の話題満載でした。
へぇ〜、そういう組み合わせなんだあ、ふむふむ。

まあ、今作がぼんやりしている分、次回最終章乞うご期待☆というところかな。

DVD『Holiday』

子どもたちのいなかった週末に
ずっと観たかったDVD『Holiday』を借りてきました。

先日、映画『愛をよむ人』を観て、
大好きなケイト・ウィンスレットが終始険しい顔なのが辛かったから
元気な明るいケイトが観たかったの。

恋人に二股かけられ、あげくに婚約され、
忘れられずにひきずる女性アイリスを明るく演じています。
中盤以降くらいまでぱっとした出会いもなく、
足の悪い老人アーサーを助け、のんびりした交流が続くのですが、
実はこれがアイリスを幸せに導くポイント。
アーサーはアイリスがどうやったら幸せになるかちゃーんとわかっていて、
そうなるように上手に誘導してくれました。
アイリスもアーサーが再びステージに上がれるようサポートするしね。
とても心温まる交流です。

都会的すぎてちょっと苦手だったジュード・ロウは
ロンドン郊外の田舎に住む好青年を演じていて
この意外な素朴さが素敵。
『スルース』とか『リプリー』のいかにもイケメンっていう役より
今回が一番ドキリとしました。

キャメロン・ディアスは目が怖くて苦手なんだけど、
ジュード・ロウとのラブラブシーンでは
やっぱり絵になるカップルだわ。

まあ、最後はハッピーエンドってわかっちゃいるけど
安心して楽しめる映画です☆

解釈の違い

とっても感動した『重力ピエロ』について
会社で熱く語ってたら、
実はもうずっと前に観ていた同僚がいて、
感動を共有できる☆と思って意見を求めたんだけど、
うーん…って。

確かにササは思い入れが強すぎるところがあって、
ひとつのポイントにぎゅーっとなると
ストーリーの他のところの矛盾とかあんまり気にせずどーっと入り込んでしまいます。
好き嫌いもかなりはっきりしてるし。
その分、好きなものには胸いっぱい感動できて楽しいんだけどね。

ラストの解釈も同僚と違うのよ。
ここについては迷いがなかったので、
へえー、そんな解釈するんだあ…ってすごく意外。

物事に対する見方・考え方ってほんと人それぞれなのねん。

映画『重力ピエロ』

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キャッチコピーは
「家族の愛は、
重力を
超える。」

残された落書きとか連続放火事件とか遺伝子暗号とか出てきて
その謎解きによって家族の秘密が明らかになるミステリーですが、
そんなパーツがどこかにいっちゃうくらい
加勢亮演じる兄・泉水と岡田将生演じる弟・春の
深い兄弟愛に感動☆

パッとしない平凡な兄と
絵の才能に溢れ、かっこよくてモテモテの弟。
でも、弟の秘密を知るからこそ守ってやりたいという思いを持ち続ける兄と
なんでも一人でやれるようでいて「大事な時は兄貴がいないとダメなんだよ」と言って
兄を心の支えにしている弟。
そんな2人の想いが表面のキャッチーなミステリーの裏側でじわじわと伝わってくるのです。
作家さんというのはこういうやり方で自分の伝えたいメッセージを送るのね。

うちも男の子2人だからいろいろ考えちゃいます。
しっかり者だけど、超人見知りのお兄ちゃんは、
お友達を誘う勇気もないので、弟に電話をしてもらい、
のんびりしてるけど、お兄ちゃんのピンチにはブンッと正面に出る弟は、
やっぱりお兄ちゃんが全てのお手本。
性格も全然違うし、もし同じクラスにいても仲良くなったかなあと思うけど、
泉水&春のような関係であって欲しいと願うばかりです。

岡田将生くんの儚げで透明感のある美しさも感動的。
加勢亮さんとの淡々とした演技がまたグッときます。
読書家の同僚によれば、本はイマイチだったそうだけど、
映画はとても素敵で、観て良かったなあと思う作品でした。