Category Archives: 映画・dvd

映画『NINE』

NINE

昨日はね、もう1本楽しみにしていた映画を観ました。
ミュージカル映画『NINE』。
去年、新妻聖子ちゃん、シルヴィア姐さんによる
ミュージカルも上演されましたね。

こちらはねえ、華やかな世界を期待してたら、
辛かった、苦しかった。
昔は数々の名作を作り出したものの、
今やスランプのグイド・コンティーニ監督が
新しい映画の製作に入るのですが、
アイデアが浮かばない、脚本が書けない。
愛する女性たちの力を借りてもダメで、
結局みんな離れていってしまう…。
途中に歌や踊りのシーンが入ってても、
話の核は彼の心の葛藤だから
追いつめられてキツイわ。

そんなツライ内容ですが、
出演者のみなさんはほんと素晴らしかった。
グイド役のダニエル・デイ・ルイス、
歳を重ねてますますイカしてます。
身のこなしも軽いし、歌も上手なのね。
ペネロペ・クルスは猫のようにしなやかな。
あんなに無邪気にニャアニャア甘えられたら、
そりゃあグイドも惚れますわ。
ケイト・ハドソンは初見でしたが、あんなに踊れるんだ。
ニコール・キッドマンは圧倒的に美しいわあ。

あれ?そういえば、ペネロペとニコールが共演って
大丈夫なのかしら?
一緒のシーンはなかったから撮影では会わなかったのかな?
な〜んてゴシップ的なことも考えたりして。

往年の仲間役のジュディ・ディンチはさすが。
グイドに対する大きな愛が感じられます。
そして、妻役のマリオン・コティヤールは
映画『エディット・ピアフ』の時あまりに役に入り込んでて怖かったけど、
品があってほんとに美しい女優さんね。
目元が深くて彫刻のようだったわ。

そして、そんなみなさんの歌とダンスが素晴らしいこと!
だって、普段は普通の動きと台詞だけで演じてるじゃない?
映画『スィニートッド』でジョニー・デップとヘレナ・ボナム・カーターの
歌が上手なことにもびっくりしたけど、
俳優さんってみなさんこんなに歌えるものなの?
やっぱり演じる力があると歌でも表現できるってことかなあ。

と、ストーリーは辛くて、
ぱあっと心の晴れる、明るいミュージカルではなかったけど、
豪華キャストのゴージャスなパワーには感嘆する映画でした。

映画『シャーロック・ホームズ』

holmes

去年から楽しみにしていた映画が立て続けに公開されているので、
映画の日の今日『シャーロック・ホームズ』観て来ました。

でも…う〜ん期待しすぎたかなあ…。
ガイ・リッチー作品観たい人にはいいかもしれないけど、
これってシャーロック・ホームズじゃなくて良かったんじゃない?
アクションシーンが多い娯楽エンターテイメント作品。
英グラナダテレビ版:ジェレミー・ブレット好きさんには
ウケがいいとは思えないなあ。

鋭い観察力や科学的推理はいくらか出ては来たけど
「ほぉ〜」と感心するほどではなかったし、
奇怪な行動や部屋を散らかすのはいいけど、
本人が髪の毛も服装もむさくるしすぎる。
やっぱりホームズにはある程度こぎれいなジェントルマンであって欲しいわ。

逆に、やぼったいイメージのワトソン君にジュード・ロウはイケメン過ぎるでしょ。
ホームズが唯一愛する女性アイリーンって原作にも登場するのかしら?
フジコちゃんにしか見えない…。

英グラナダテレビ版に心酔してなければそんなに悪くはないのかもしれない。
話もわかりやすかったし、スピード感もあった。
でも…あのピリリとして気品高い姿と緻密な推理が好きなササには
これはちょっとごめんなさいですぅ…。

【送料無料】【一部地域を除く】シャーロックホームズDVD全36巻/SHD-2401-2706

『ハンサム★スーツ』

上映があってた時から、このタイトルどう考えても面白そう!
と思ってたら、早速昨日テレビ放映がありました。
子どもたちと一緒に見てみたら、
期待以上に、無条件に面白かった!

ブサイクなせいで何事もうまくいかない主人公(塚地武雅)が、
ハンサムスーツに出会い、ハンサム男(谷原章介)に変身するお話。
スーツ自体もわたがしみたいな異様でかわいい姿で、
いろんなタイプのスーツがぶら下がって出てくるシーンも
予想できない面白い構図。

テーマを追求しようと思えば、
人は中身か?外見か?ってことになるかもしれないけど、
もうこの際、そんなことはおいといて。
とにかく楽しみましょ♪

ブス役の大島美幸さんの衣装が実は密かにすっごくかわいくて、
きれいな黄色やオレンジを
とてもバランスよくコーディネートしてあって見事!

音楽が渡辺美里「マイレボリューション」や
佐野元春「サムデイ」だったのもハマってしまった理由のひとつ。
子どもたちも大爆笑の作品でした。
最近、日本映画が面白いですね。

ボヤボヤしてたら…

昨晩21時頃ね、ソラリアシネマからメルマガが来たの。
「2月7日(日)、映画『サヨナライツカ』
主演の中山美穂さん、西島秀俊さんの
舞台挨拶付きプレミアム上映会が決定」

え〜?
ミポリンに会えるの?
生ミポリン、ファンでなくてもひとめ見てみたいよね。

ただでさえパリ在住で遠い人が
東京じゃなくて、福岡まで来てくれるなんて!
最近テレビや雑誌の出演がえらく多いなあとは思ってたけど、
『サヨナライツカ』気合い入ってますね。

でも、昨晩も冷え込みはすごくてどうしてもファミマまで出る気になれず、
でも、朝起きてみたらムズムズしちゃって
PCでチケットぴあをチェックしたら…
当たり前よね。完売してました。

こいいうのって、ボヤボヤしてたらダメですね。

DVD『ダークナイト』

子どもたちと映画鑑賞となると、
男の子ですからアクションとかヒーローものになります。
さあて、何にしようかとビデオ屋さんをぐるぐる巡って、
ササ自身が『バットマン』が好きなのと
ヒース・レジャーのジョーカーが観たかったので、
『ダークナイト』をセレクトしました。

さすがにアカデミー賞、ヒース怪演です。
ヒースの出演作は『ブロークバック・マウンテン』、『ブラザーズ・グリム』
『カサノバ』、遺作となった『Dr.パルナサスの鏡』と観ましたが、
あんまりぴんと来てなくて、この作品が一番良かったです。

ジョーカーの何が怖いって、考えや動きが「予想できない」こと。
他の人間はたいてい、なんらかの傾向があって、
その対処も考えておけるのに、ジョーカーにはそれが通じない。
口の裂け目について説明するところが何度かあるけど、毎回話が違う。
何がほんとで、何がデタラメかわからない…。
どう出てくるかわからない怖さがしみついたジョーカーでした。

ジャックニコルソンのジョーカーがピカイチだと思うけど、
ヒースもそれに次ぐくらい立派なジョーカーでした。