Category Archives: 映画・dvd

映画『グラン・トリノ』

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「クリント・イーストウッドに外れなし」とのレビューを読んで観に行った
『チェンジリング』が二重丸◎だったので、
ずっと観たかった『グラン・トリノ』。
昨日突然時間が空いたので、すかさず行ってきました。
ソラリアシネマのメルマガ登録してると、再映は500円なの♪

昔ながらの頑固親父ウォルト(クリント・イーストウッド)と
隣人のアジア系移民との交流を描いたお話です。

クリント以外は無名の俳優さん。
クリントのずば抜けた演技が際立ちます。

こんな昔ながらの職人気質は日本人だけのものかと思ったら、
どこの国にもいるのね。
若者のすることはいちいち気に入らなくて
文句たらたら、すぐ不機嫌になるから、みんなに疎まれ、
息子たちからも煙たがれる状況。

でも人に厳しい分、自分にも厳しくて
朝鮮戦争で犯した自分の罪を忘れることは一日もなく、
精神的にはずっと葛藤の日々。

「考える」と言った結論はこういうことなのね、
自分の人生のオトシマエはこうやってつけるのね、
とウォルトの決断には納得できるけど、納得したくないなあ…。

クリントの気骨ある演技に、う〜むと参ってしまう作品です。

映画『サンシャイン・クリーニング』

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英文講座でお友達になったEKAちゃんと初デート♪
『魔法にかけられて』でかなりお気に入りとなったエイミー・アダムス主演の
『サンシャイン・クリーニング』観てきました。

高校時代はチアリーダーで、人気者の彼氏がいて、華やかだったのに、
今はシングルマザーで、ハウスキーパーで、元カレと不倫中。
何をやってもうまくいかず、ダメダメちゃんのローズ(エイミー・アダムス)。

「私は強い
 私はパワフル
 何でもできる」
なんて紙に書いて呪文のように唱えないとやってられないなんて
かなり追いつめられた状況だよね。
心の痛みを丁寧に見せてくれるし、エイミーの演技も上手☆です。

そして同じくダメダメの妹と父親と一緒にさらに状況は悪化し、
遂に事故まで起こって最悪の事態に…。

でもさ、落としたのも家族だけど、
引き上げてくれたのも家族なんだよね。
血のついたマットレスに転んだ妹ノラに、ローズが大笑いしながら
「洗えば落ちるのよ〜!」と叫ぶシーンがありますが、
そういうことなんでしょう。

負け組だっていいじゃん、
辛い思いも悲しい過去も、洗えば落ちるさ、
って元気をもらえる作品です。

映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

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子どもたち夏休みですので、
ハリポタシリーズ第6弾『ハリー・ポッターと謎のプリンス』観てきました。

今作はクライマックスの最終章に続くための途中経過みたいなお話なので、
最後も話がまとまらないまま「つづく…」風に終わり、
気分的にはスカッと締まるエンディングではありません。
内容も、他の方のレビューによると省略されている所が多いらしく、
原作読んでないササにはちょっとキビシイ部分もあり…。
理解不能なところいっぱいでしたもん。
子どもたちは全作3回ずつくらい読んでいるので、
帰りにいろいろ教えてもらってなんとか納得した次第です。

前作からお気に入りなのが不思議ちゃんのルーナ。
かわいい♪
浮世離れした発言も、いきなりライオンのかぶりものをして登場するのも
その違和感がかわいらしいです。

ハリーたちもすっかり大人びてきて
今回は恋の話題満載でした。
へぇ〜、そういう組み合わせなんだあ、ふむふむ。

まあ、今作がぼんやりしている分、次回最終章乞うご期待☆というところかな。

DVD『Holiday』

子どもたちのいなかった週末に
ずっと観たかったDVD『Holiday』を借りてきました。

先日、映画『愛をよむ人』を観て、
大好きなケイト・ウィンスレットが終始険しい顔なのが辛かったから
元気な明るいケイトが観たかったの。

恋人に二股かけられ、あげくに婚約され、
忘れられずにひきずる女性アイリスを明るく演じています。
中盤以降くらいまでぱっとした出会いもなく、
足の悪い老人アーサーを助け、のんびりした交流が続くのですが、
実はこれがアイリスを幸せに導くポイント。
アーサーはアイリスがどうやったら幸せになるかちゃーんとわかっていて、
そうなるように上手に誘導してくれました。
アイリスもアーサーが再びステージに上がれるようサポートするしね。
とても心温まる交流です。

都会的すぎてちょっと苦手だったジュード・ロウは
ロンドン郊外の田舎に住む好青年を演じていて
この意外な素朴さが素敵。
『スルース』とか『リプリー』のいかにもイケメンっていう役より
今回が一番ドキリとしました。

キャメロン・ディアスは目が怖くて苦手なんだけど、
ジュード・ロウとのラブラブシーンでは
やっぱり絵になるカップルだわ。

まあ、最後はハッピーエンドってわかっちゃいるけど
安心して楽しめる映画です☆

解釈の違い

とっても感動した『重力ピエロ』について
会社で熱く語ってたら、
実はもうずっと前に観ていた同僚がいて、
感動を共有できる☆と思って意見を求めたんだけど、
うーん…って。

確かにササは思い入れが強すぎるところがあって、
ひとつのポイントにぎゅーっとなると
ストーリーの他のところの矛盾とかあんまり気にせずどーっと入り込んでしまいます。
好き嫌いもかなりはっきりしてるし。
その分、好きなものには胸いっぱい感動できて楽しいんだけどね。

ラストの解釈も同僚と違うのよ。
ここについては迷いがなかったので、
へえー、そんな解釈するんだあ…ってすごく意外。

物事に対する見方・考え方ってほんと人それぞれなのねん。