Category Archives: 映画・dvd

映画『南極料理人』

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昨日は料理人のAkkoちゃんと一緒に『南極料理人』観に行きました。

主演は堺雅人さん。
ほんとはあのせせら笑いのような表情が苦手で避けてきたのですが、
実際彼が出ていると面白いことが多く、
注目せざるを得なくなってきました。
あれこれとんでもない引き出しを持つ生瀬さんも出てるしね。

南極、それもペンギンがいるようなかわいい場所ではなく、
動物もウィルスもいない極寒の基地。
そこでの8人の男たちの日々を、料理人西村(堺)を中心に描いています。
特に大事件とか盛り上がりとかはなく、
彼らの任務と生活が続く中で、
クスッとした笑いのネタが数分おきに用意されていました。

そして、出てくるお料理の美味しそうなこと。
いろんな具のおにぎりをにぎっていくシーンがあるのですが、
思わずゴックンと言いそうなほど美味しそうなの。
ごく普通のおにぎりなんだけどね。
これもやっぱり堺さんの力なのでしょう。

次回作の『クヒオ大佐』も結構気になってます。

映画『ココ・シャネル』

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今年はココ・シャネル生誕125周年だそうです。
なんだか中途半端な年数のような気もしますが、
9月公開のオドレイ・トトゥのシャネルと見比べたいなあと思って、
今日はシャーリー・マクレーンの『ココ・シャネル』観てきました。

「混み合います」と書いてあった通り、映画館は整理券が配布されるほどの大入り。
レディースデイ&往年の大女優シャーリー・マクレーン主演ということで、
観客はほぼ全員女性で、年齢層高めです。

レビューではイマイチの評価でしたが、そんなことはなく、
138分存分に楽しめる作品でした。
若き日のココを演じるバルボラ・ボブローヴァは、
ジュリエット・ビノシュのような愛くるしさもあって、とてもチャーミング。
今では当たり前のチェーンベルトやキルティングバッグも
シャネルが生んだものなのね。

でも、シャネルのファッションがたくさん見たい!
仕事人としてのシャネルを見たい!
と期待していくとちょっと違うかも。
ココの女性としての姿を、恋愛を中心に描いてあります。

真実を描いていても、ココ・シャネルの人生はドラマティック。
特に劇的な愛の終結はエディット・ピアフとダブりました。
非凡なる人って非凡なる人生を歩んでいるものなのかしら。
「成功は人を大きくしない。
失敗が人を大きくするの」
とココ自身が語りますが、失敗や挫折を繰り返してこそ、
彼女のような大きな人間になるということでしょうか。

映画『グラン・トリノ』

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「クリント・イーストウッドに外れなし」とのレビューを読んで観に行った
『チェンジリング』が二重丸◎だったので、
ずっと観たかった『グラン・トリノ』。
昨日突然時間が空いたので、すかさず行ってきました。
ソラリアシネマのメルマガ登録してると、再映は500円なの♪

昔ながらの頑固親父ウォルト(クリント・イーストウッド)と
隣人のアジア系移民との交流を描いたお話です。

クリント以外は無名の俳優さん。
クリントのずば抜けた演技が際立ちます。

こんな昔ながらの職人気質は日本人だけのものかと思ったら、
どこの国にもいるのね。
若者のすることはいちいち気に入らなくて
文句たらたら、すぐ不機嫌になるから、みんなに疎まれ、
息子たちからも煙たがれる状況。

でも人に厳しい分、自分にも厳しくて
朝鮮戦争で犯した自分の罪を忘れることは一日もなく、
精神的にはずっと葛藤の日々。

「考える」と言った結論はこういうことなのね、
自分の人生のオトシマエはこうやってつけるのね、
とウォルトの決断には納得できるけど、納得したくないなあ…。

クリントの気骨ある演技に、う〜むと参ってしまう作品です。

映画『サンシャイン・クリーニング』

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英文講座でお友達になったEKAちゃんと初デート♪
『魔法にかけられて』でかなりお気に入りとなったエイミー・アダムス主演の
『サンシャイン・クリーニング』観てきました。

高校時代はチアリーダーで、人気者の彼氏がいて、華やかだったのに、
今はシングルマザーで、ハウスキーパーで、元カレと不倫中。
何をやってもうまくいかず、ダメダメちゃんのローズ(エイミー・アダムス)。

「私は強い
 私はパワフル
 何でもできる」
なんて紙に書いて呪文のように唱えないとやってられないなんて
かなり追いつめられた状況だよね。
心の痛みを丁寧に見せてくれるし、エイミーの演技も上手☆です。

そして同じくダメダメの妹と父親と一緒にさらに状況は悪化し、
遂に事故まで起こって最悪の事態に…。

でもさ、落としたのも家族だけど、
引き上げてくれたのも家族なんだよね。
血のついたマットレスに転んだ妹ノラに、ローズが大笑いしながら
「洗えば落ちるのよ〜!」と叫ぶシーンがありますが、
そういうことなんでしょう。

負け組だっていいじゃん、
辛い思いも悲しい過去も、洗えば落ちるさ、
って元気をもらえる作品です。

映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

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子どもたち夏休みですので、
ハリポタシリーズ第6弾『ハリー・ポッターと謎のプリンス』観てきました。

今作はクライマックスの最終章に続くための途中経過みたいなお話なので、
最後も話がまとまらないまま「つづく…」風に終わり、
気分的にはスカッと締まるエンディングではありません。
内容も、他の方のレビューによると省略されている所が多いらしく、
原作読んでないササにはちょっとキビシイ部分もあり…。
理解不能なところいっぱいでしたもん。
子どもたちは全作3回ずつくらい読んでいるので、
帰りにいろいろ教えてもらってなんとか納得した次第です。

前作からお気に入りなのが不思議ちゃんのルーナ。
かわいい♪
浮世離れした発言も、いきなりライオンのかぶりものをして登場するのも
その違和感がかわいらしいです。

ハリーたちもすっかり大人びてきて
今回は恋の話題満載でした。
へぇ〜、そういう組み合わせなんだあ、ふむふむ。

まあ、今作がぼんやりしている分、次回最終章乞うご期待☆というところかな。