Category Archives: 映画・dvd

映画『重力ピエロ』

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キャッチコピーは
「家族の愛は、
重力を
超える。」

残された落書きとか連続放火事件とか遺伝子暗号とか出てきて
その謎解きによって家族の秘密が明らかになるミステリーですが、
そんなパーツがどこかにいっちゃうくらい
加勢亮演じる兄・泉水と岡田将生演じる弟・春の
深い兄弟愛に感動☆

パッとしない平凡な兄と
絵の才能に溢れ、かっこよくてモテモテの弟。
でも、弟の秘密を知るからこそ守ってやりたいという思いを持ち続ける兄と
なんでも一人でやれるようでいて「大事な時は兄貴がいないとダメなんだよ」と言って
兄を心の支えにしている弟。
そんな2人の想いが表面のキャッチーなミステリーの裏側でじわじわと伝わってくるのです。
作家さんというのはこういうやり方で自分の伝えたいメッセージを送るのね。

うちも男の子2人だからいろいろ考えちゃいます。
しっかり者だけど、超人見知りのお兄ちゃんは、
お友達を誘う勇気もないので、弟に電話をしてもらい、
のんびりしてるけど、お兄ちゃんのピンチにはブンッと正面に出る弟は、
やっぱりお兄ちゃんが全てのお手本。
性格も全然違うし、もし同じクラスにいても仲良くなったかなあと思うけど、
泉水&春のような関係であって欲しいと願うばかりです。

岡田将生くんの儚げで透明感のある美しさも感動的。
加勢亮さんとの淡々とした演技がまたグッときます。
読書家の同僚によれば、本はイマイチだったそうだけど、
映画はとても素敵で、観て良かったなあと思う作品でした。

映画『いとしい人』

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映画『いとしい人』公開初日、行ってきました。
もちろんお目当てはコリン・ファースですが、
『理想の女』のヘレン・ハントがヒロイン&監督の作品ですから
見逃す訳にはまいりませぬ。

*ストーリーは…
39歳の小学校の先生エイプリルは出産適齢期。
子どもが欲しくてたまらないのに、
突然、結婚10ヶ月の夫に別れを告げられます。
そこに実母と名乗るテレビタレントのバーニスが現れます。
彼女の言ってることは本当なんだかどうだか?
そんな中、生徒の父親フランクといい感じに…
というところで、前夫との妊娠が発覚!
さて、エイプリルの幸せの行方は?

とてもおだやかなお話でした。
まあ、夫にいきなり出て行かれたり、
突然ド派手な実の母親が現れたりするのは波瀾万丈ではありますが、
フランクとの恋愛については静かに進んでいきます。
この年代でそんなにラブラブキャピキャピのお話では現実味がないもんね。
ササ世代には等身大なラブストーリーだと思います。

エイプリルの浮気についてはフランクはもちろんすっごく怒ってて、
コリンのブスーッとした顔は『高慢と偏見』ダーシーがダブリます。
でも、よく話をしてみればやっぱりエイプリルのこと忘れられないのね。
っていうか、このシーンは結局エイプリルにうまいこと持っていかれたって感じ?

「ハートウォーミングなラブストーリー」とあるけど、まさしくその通り。
静かにじんわりあったかくなるお話でしたよ。

コリン・ファース☆BBC『高慢と偏見』

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英文学の講座でご一緒の方に貸していただいた名作、
BBC『高慢と偏見』のDVDです。
5時間以上あるのですが、見始めると止まらず、
一気に明け方までかかって観てしまいました。

5人姉妹の次女エリザベスと資産家ダーシーの間の高慢と偏見による反発や誤解〜愛の成就までを、ジェイン・オースティンならではのちまちましたせまーい世界で描いてあります。
この「ちまちまさ」がオースティンの魅力ですからね。
そして、その細かい心の動きを演じるダーシー役のコリン・ファースが素晴らしい!
最初の高慢な態度、
だんだんリジーに惹かれながらもそれを表せず、
リジーの苦境にはいてもたってもいられず、
愛の告白はまるで怒っているかのよう…
ぎこちなく、ちぐはぐな不器用さが、彼の真意がわかった時に
かえっていとおしく感じさせます。

ダーシーと言えばコリン・ファースと言われるのも当然ですね。
そもそもこの作品、エリザベスが主役のはずなのに、DVDジャケットはコリンのアップ。それくらい彼の存在感がすごかったってことですよね。
おかげでコリンは「ブリジット・ジョーンズの日記』でもダーシー役ですし。

今週末5/23(土)はヘレン・ハント/コリン・ファースの
『いとしい人』が公開です。
ハートウォーミングなラブストーリーということ。
期待してます☆

映画『スラムドッグ&ミリオネア』

一風堂ラーメンの後は
せっかく子どもたちをおばあちゃんちに預けたのをいいことに、
この際だからとレイトショーに行くことにしました。
子どもなしでパパとご飯食べたり、映画観たりって
結婚前のデートを思い出すわあ。

アカデミー賞総なめの『スラムドッグ&ミリオネア』。
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スラム出身の主人公ジャマールが、大人気のクイズショーに出演し、
これまでどんな知識人も勝ち残ったことのない、最高額の賞金まで勝ち進む。
何故彼は答えを知っていたのか。
イカサマを疑われて警察の尋問を受ける中で、
彼の人生とクイズの答えがつながっていく…というお話。

彼はもちろんイカサマをはたらいたわけではなく、
これまでの人生の中で答えのヒントを得ていました。
そんなに都合良い巡り合わせがあるわけないじゃん
と普通なら思うところですが、
主人公のこれまでの人生を見ていると
たまにはそんなことあってもいいじゃん
と思ってしまいます。

映像もとても斬新。
ハリウッド映画のようなカーチェイスや追いかけではなく、
子どもたちが走る、走る、走る…のシーンもこれまでに見たことのないような
疾走感とエネルギーがあります。

インドの抱える貧困と不条理が絶対的なものとしてあり、
最後がそこそこハッピーに終わっても、やるせなさの残る映画なのですが、
最後はインド映画のお約束、出演者総出で踊りまくるエンドロール。
このアンバランスさ、インドってすごいわ。
本気出したらエライことになる国ですね、きっと。

映画『ビバリーヒルズチワワ』

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試写会のチケットをいただいたので家族で行ってきました。
ハリーウィストンのダイヤのネックレスに
シャネルの5番をつけた
超セレブ犬、チワワのクロエが誘拐され、
野良犬たちに助けてもらいながらサバイバルするお話ね。

うーん…
今ってペットブームだしね。
実際、ディズニーの作品なのに、来てたのは大人ばかりでした。
チワワ好きさんには楽しいのかもね。

予告編であった『お買いもの中毒な私!』の方が気になるわ。