Category Archives: ミュージカル・お芝居

舞台『ムサシ』


■会場:北九州芸術劇場 O列サブセンター
■日時:2021年10月16日(土)13:30
1幕85分 20分休憩 2幕75分
■作:井上ひさし
■オリジナル演出:蜷川幸雄
演出:吉田鋼太郎
■音楽:宮川彬良
■出演:藤原竜也 溝端淳平 鈴木杏 塚本幸男
吉田鋼太郎 白石加代子
大石継太 飯田邦博 井面猛志 堀源起* 齋藤慎平

観劇から1か月以上経ってしまった。
この作品、ずっと前に映画館で映像として見ました。
井上ひさしさんと蜷川幸雄さんの作品を
今回は出演者である鋼太郎さんが演出。

ご存じ巌流島の戦いで宮本武蔵(藤原竜也)に敗れた佐々木小次郎(溝端淳平)
が実は生き延びていて、
復讐のために武蔵のいる鎌倉の名もなき寺にやってくる。
3日後の果し合いを約束するというお話。

初演のメンバーが再集結なので、
気心が知れてるのが伝わってくる。
ふざけすぎ、調子に乗りすぎ。
時代劇なのに、なぜか音楽はタンゴ。
そのリズムがペーソスを煽る。

テーマはものすごくわかりやすくて、
命の大切さ、復讐の連鎖を断ち切る。
ネタバレしてもよいと思うので、
実はね、二人以外の登場人物はみんな亡霊なの。
亡霊になってでも、どうしても二人の無駄な決闘をやめさせようと
あの世から帰ってきた。
みんなの大芝居で、目的は果たされる。

今回のsasa個人のお目当ては
役者の井面猛志さんが出演されてたこと。
すっかり舞台からいなくなってて
役者辞めたのかなあと思っていました。
実際やめてたのかも、でもこの舞台にはちゃんと帰ってきていました。
そして、あれ?思った以上にお顔が年齢を重ねてる?
まあ、人のこと言えたぎりではないけどね。

久しぶりの大きな劇場は満席で、
北九州劇場では以前にも上演されてて、
その時の観客もいらっしゃったと思われます。
盛り上がりが戻りつつあるかもね。

劇団四季『キャッツ』2回目


■日時:2021年9月29日(水)18:30
■会場:福岡シティ劇場 J列センター
■出演:

2回目のキャッツ。

大好きなキャッツなのに、
なんだかねえ、いまひとつ乗りきれない。
ご贔屓キャストさんがいない。
ニャアニャア客席下りがない。
慣れた演出から変わっている。
それと大きいのは観劇のブランクかなあと思う。
ステージに熱を入れることに隔たりができている。
もう一つ、客席がガラガラ。
sasaの2階最安席はお得なのでまあまあ埋まってるけど
少しお高い前方席とか1階とかは空席多し。

これってキャストさんたちもテンションマックスにはなれないよね。

ステージも客席も盛り上がりに欠けている。

もちろん、今回もガスには気持ち入ったし、
スキンブルは楽しいし、
ミストにはシャオチャン重ねたよ。

博多座『王家の紋章』


■日時:2021年9月23日(木・祝)12:00
■会場:博多座 2階B列サブセンター
■出演:

【メンフィス】浦井健治 海宝直人
【キャロル】木下晴香
【イズミル】大貫勇輔
【アイシス】朝夏まなと
【ライアン】植原卓也
【ミタムン】綺咲愛里
【ナフテラ】出雲綾
【ルカ】前山剛久
【ウナス】大隅勇太
【イムホテップ】山口祐一郎
松原剛志 坂口湧久、天野朋子、小山雲母、堤梨菜、藤咲みどり、
山田裕美子、横関咲栄、米島史子、大山五十和、川口大地、
熊野義貴、五大輝一、折井洋人、佐野隼平、下道純一、
千田真司、長澤風海、橋田康、若泉亮

市民半額観劇会で当選しまして、
久しぶりのA席行ってきました。

浦井×沙也加ちゃん×聖子ちゃん×大貫くん
の11日が見たかったのですが、
この日は1番人気で即完売、ネットでも見つからず
健ちゃんと大貫くんの男性陣だけでもおさえておこうと。

が、実際にはダンサーに目を取られて
特にsasaにとっての伝説の公演GQ組の風海くんが出ているものですから
探して追うだけでいっぱいで
ストーリーは追えなかった。
風海くん、小柄で体型がシャオチャンっぽい、
ダンサー4人組で役を変えて登場するので
探すのに大忙し。
でも、アンサンブルさんのダンスとは違って、
ここぞ!というダンスをするのですぐわかります。
ラストも千田さんと一緒に踊って目立ってました。

この作品、聞かせどことはアイシスの歌で
朝夏さんはとっても上手でしたが、
聖子ちゃんで観たかったなあ。
きっと聞きごたえあっただろうなあ。

木下晴香ちゃんは、以前「by myself」で王子とデュエットした時に
王子のレベルとの落差がすごくて残念でしたが、
舞台では上手ですね。

大貫くんは、ダンスがない~!
No dance, No Mr.Ohnuki!
歌頑張ってたけど、歌手じゃないもんなあ。

祐様はお馴染みのあの両手を上げながら
語るような歌声。
なんだかとても痩せてらっしゃって
心配になります。

健ちゃんはきっとよかったんだけど、
なにせ風海くんに集中しててあんまりチェックできず。
カテコの時ね、
みなさんはしずしずと歩いてるのに、
健ちゃんだけ、チョロチョロにやにや出てきて
全く~と可愛かった。

続々と休演が決まって、この作品も
観劇できるか当日までヒヤヒヤでしたからね。
今の状況では上演できるだけでありがたい。

松井英理ダンス公演『秋の声』


■日時:2021年9月20日(日)13:30
■会場:博多市民センター松井英理ちゃん。
シャオチャンのお弟子さんで
6年ほど前にシャオチャン公演に出演されていて、
際立ったダンスの上手さ。
それから地味に応援させていただいてますが、
フォローしているインスタで公演を知って行ってきました。

タイトルは、英理ちゃんとサルサダンサーMariYOGOさんとの
コラボ公演のようですが、
実際はダンススクールの生徒さんの発表会も兼ねていました。

生徒さんといっても
英理ちゃんの生徒さんは優秀ですからね、
見ごたえ十分。
以前の公演から注目している
星野朱璃ちゃんもご出演。
ライオンキングのヤングナラもされてましたね、
ダンスもだけど表情も表現力も秀逸。
男の子のバレエもよかったです。

が、なんといっても英理ちゃん。
もうねえ、かっこよすぎて涙が出たわ。
キレと速さとカタチが圧倒的なのです。
あ~こんな素晴らしいダンスを拝見できて
幸せです。

ギンギラ太陽’s「おしまイムズ、吹き抜けよ永遠に!」


■日時:2021年8月26日(木)18:30
■会場:イムズホール
■演出・作・出演:大塚ムネト
■出演:上田裕子 杉山英美 宗真樹子(劇団きらら) 福澤究
大城真和(Aプロ) 松尾佳苗 関岡マーク 他

8月31日でイムズが閉館します。
地元福岡の被り物劇団ギンギラ太陽’sが
思い出のイムズホールで
イムズへの感謝を込めて、イムズ全面協力の公演。

こんな時期ですが、4日間のチケットはほぼ完売で、
別れを惜しむ中高年観客の多い観劇となりました。

いつものように、事実をしっかり調べた上でのお話なので
ほ~と知らなかった事実に驚かされる。

あの地に何を作るかのコンペがあって
数社の中から「モノ」ではなく「コト」を発信する
というコンセプトで選ばれたらしい。

イムズはsasaが大学4年生の時にできて、
入社した会社から近かったことと
広告関係の仕事だったので
思い出深いビルです。

大塚さんにとっても、地元に根付いたネタを試行錯誤している時に
イムズマンを思いつき、
イムズに無許可で公演。
それを何も言わずにいてくれたイムズあってこその劇団だと
大感謝。
今回の脚本についても、イムズの古い資料も公開して
協力してもらったそうです。

イムズとソラリアが兄弟分のような関係で
天神の未来をソラリアに託していました。