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福岡市民会館閉館記念式典&ギンギラ太陽’s 特別ステージ


■会場:福岡市民会館
■日時:2025年3月23日(日)14:00~15:30

福岡市民にはなじみ深い
といっても老朽化が否めなかった福岡市民会館。
閉館セレモニーの難関抽選に見事当選し、
見届けてきました。

子どもの頃はピアノの発表会もあったし
子どもたちの合唱コンクールも懐かしい。

市長が参加しての閉館式典
劇団ショーマンシップの仲谷一志が司会でしたが
高島市長のお名前を間違えたあと、
さらに市議会議長の名前を間違える。
おかげで会場は大爆笑。
あれは狙ってたのか!?

市長も気を悪くするのではなく「高島 宗一『郎』です」
とあえて強調する懐の深さは素晴らしい。

の後は、ギンギラ高橋さんが登場し、
いつものカブリモノステージで
福岡の歴史を振り返る。

天井とかよく見渡すと
これが60年前にできたって当時は画期的だったんじゃないかな。
次は福岡市民ホールにつながります。

映画『ウィキッド ふたりの魔女』


10年以上前、福岡ロングランの時通ったミュージカル。
最近はミュージカルの映画化多いですね。

楽しみであるとともにどんな表現になっているのかは
ドキドキします。
大好きな世界観がなくなっていたら相当悲しい。

エルファバの内面にグリンダが気付き自分から心を寄せていくシーン、
息をのみました。
映画ってミュージカル以上に繊細な心のうちが伝わります。

「ポピュラー」でグリンダがファッションをプロデュースしてからは
エルファバはお洋服も髪型も似合う。

アリアナグランデ、お名前くらいしか存じ上げなかったのですが、
演技も素晴らしいんですね。
愛らしくおまぬけなキャラがぴったりで
かつ高音がきれい。
ピンクがとびきり似合ってて、「ポピュラー」最高に可愛かった。

フィエロはどうかなあと思ったら、
登場シーンは「え?結構年齢高い?」
が、なんといっても身体能力が高くてダンスはもちろん
バック転もいけちゃう。

客席は、平日だったので大人ばかり、
それもみなさんかなり本気度高くて
映画に集中できて本当によかった。

で、知らずに見に行ってて、
最後が「つづく」
え?
2時間40分もあったのに、後篇あるの?

自作が楽しみ、
の前に、可能ならもう1回リピしたいな。

パラドックス定数第50項 「ズベズダ‐荒野より宙へ‐」


■日時:2025年2月26日(木)第一部14:00 第二部19:00、27日(金)第三部14:00
■会場:@ザ・ポケット
■作・演出:野木萌葱
■出演:植村宏司 神農直隆 酒巻誉洋 大柿友哉
渡辺芳博 松本寛子 前園あかり 鍛治本大樹
岡本篤 谷仲恵輔 今里真

はい、この遠征の目的はこれです。
「骨と十字架」「諜報員」からすっかりハマったパラドックス定数。
1年前から「来年2月にやります」と公表されてたので
1年間ウズウズしてました。

ソビエトの天才ロケット設計士コロリョフと
登場しないけどアメリカNASAに属するドイツ人工学者ブラウン
を中心とした宇宙開発戦争のお話。
各部2時間×3部作=計6時間の大長編。
宇宙への夢でもありつつ、国と国との闘いでもあり、
歴史的背景、技術用語、登場人物、人間関係
頭をフル回転しながら挑む気持ちで観劇しました。

内容書ききれないし、書くほどの知識もないので
感想だけになりますが、
とても面白かった。

事実なので相当研究しないと脚本できないだろうし、
諸説ある中からこれでいこう!と決める決断力も必要。
今回も入場時にお迎えしてくださり、
注意事項もご自身でアナウンスされる野木さん、
普通のおばさまなのに、どこにこんなエネルギーがあるのでしょう。
ずっと緊張感がある作品なのです。

そして役者さんたちも素晴らしい。
パラドックス所属は植村さんだけで、
客演は精鋭人を集めたのでしょう。
植村さんは声をつぶしてコロリョフに臨まれ、
神農さんはもちろん、みなさん声もとてもいい。

コロリョフは仲間に裏切られ、過酷な抑留生活を送り
身体はボロボロだったらしい。
その仲間との関係や、
ガガーリンは戻って来れないと思ってたとか
戻ってからは広告塔に利用されたとか
初めて知ることばかり。

宇宙関連の話題は苦手で
仕事でその分野の時は苦労してますが、
sasaはやはりドラマが好きなのだ。
そこで起きる人の心の動きとか関係性の変化とか
そういうものであれば気持ちがキューっと惹かれていく。

体力いるだろうと思ったので1部ずつ見ましたが、
縦断上映という1日に3部完走する日もありまして、
演者さんもですが、観る方も一緒にゴールを目指すような一日だったようで
その一体感はsasaも感じたかったなあ。

今年は次回作についてのコメントがなかったのですが
次が待ち遠しい。

よしもと「独身ブラザーズ」


■日時:2025年2月25日(月)20:15
■会場:ルミネtheよしもと P列サイド
■出演:アインシュタイン河井、相席スタート山添、トット多田

すみません、他にめぼしい公演がなくてね。
他にないから行った次第。
お笑い好きですが、生ライブは初めて。
(以前、M1ライブビューイングは行ったけどね)
よしもとの劇場ってこんな感じなのね。
でもぎりぎりにチケットとったsasaは最後列で、
ほぼ満席。

このメンバーだと河井さんが先輩で、
こういう世界って上下関係ぴしゃっとしてるのね。
ワイワイ言いながらも先輩後輩関係が表れてくる。
恐らく一番後輩の多田さんは控えめで発言も少ない。

タイトルが「独身」なので話題は、
結婚したい、どうすれば出会いがあるか、
に終始します。
ずっとやっきたシリーズ、
結婚したメンバーは抜けていくらしい。

話題はだいたい言い尽くされたもので
あまり盛り上がるものでもないのを
さすがの先輩河井さんはなんとか成立させてました。

でもこんな有名芸人さんんに彼女いないわけではないだろうから
ちょっと現実味がない。

舞台『しばしとてこそ』


■日時:2025年2月25日(火)14:00
■会場:新国立劇場 小劇場
■作:大歳倫弘(ヨーロッパ企画)
■出演:阿久津仁愛 押田 岳 坪倉康晴 小島梨里杏
富山えり子 中川晴樹 安西慎太郎 池津祥子 大鷹明良

遠征のため朝4時から仕事してたもので
前半寝落ち。
一体なんのために遠征したんだか…
が、作品は内容自体あんまり…
作がヨーロッパ企画だから観たんですけどね。

「卒業するタイミングは自由に自分で決めることができる」
という世界が舞台。
高校生活にやり残したことがある3人組が
〈N学年〉の教室に足を踏み入れると
年齢不詳のクラスメイトたちがいて。
基本的に青春時代のお話なので仕方ないよね。

自分の意思で決める高校生のお話を見ながら遠い昔を思い出した。
sasaの高校は校則のようなものがなく、
当時からパーマとかカラフルなシューズとか問題なかった。
そんな中、ちょっと考え直そうと全校集会が開かれ、
自律の精神を全員で確かめ合う話し合いがなされた。
自由には責任が伴う、ただ好き勝手やるのではなく
自分で考えることの大切さ、をみんなで確認した。

な~んてことを思い出したよ。

sasaには響かなかったけど、
ネットでは面白かったという声も多いので
若者には通じたのかな。