Category Archives: ミュージカル・お芝居

ミュージカル『王様と私』


■日時:2024年4月23日(火)12:45
1幕85分 休憩20分 2幕70分
■会場:日生劇場
■出演:
北村一輝(王様)、明日海りお(アンナ)、
朝月希和(タプティム)、竹内將人(ルンタ)、
木村花代(チャン王妃)、中河内雅貴(ラムゼイ卿)、
今 拓哉(オルトン船長)、小西遼生(クララホム首相)、
井口大地、伊藤かの子、風間無限、笠行眞綺、金子桃子、河野駿介、黒田 陸、
酒井 航、島田 彩、鈴木遼太、聖司朗、西尾真由子、福満美帆、松田未莉亜、丸山泰右
宮河愛一郎、村上貴亮、村上すず子、矢野友実、吉田玲菜、植木達也
(スウィング) 油井杏奈
前田武蔵(チュラロンコン王子)
田中誠人(ルイス)
王子・王女
有澤 奏、井澤美遥、猪股怜生、大久保実生、川田玲那、木村日鞠、木村律花、杉山穂乃果
髙橋玲香、戸張 柚、中西 縁、萩沢結夢、古正悠希也、森田みなも、若井愛夏、若杉葉奈

それほど期待してなかったのだけど面白かった。
頑固で威張った王様は家臣たちの頭を常に自分より低くさせる傲慢ぶりで
異国からやってきた家庭教師が心を開く
という、よくあるお話だなあと思いながら観てたら
ラストはちょっと違ってた。

北村さんがミュージカルって珍しいけど
お芝居はもちろん上手で、
歌は明日海さんが一手に担ってるから安心。
少し顎をあげて威張った王様役はなぜかチャーミングさもあってぴったりでした。

タイトルが「王様と私」であっても
カテコのラストが明日海さんだったのだから
やはり明日海さんが主演だね。
朗らかでステージが一気に明るくなります。

1幕はダンスシーンがあまりなかったのですが
2幕はアンクルトムの小屋の劇中劇で
しっかりダンスがありました。
風間さんとか酒井さんが出てるのに
たった1回の観劇では見つけられず。

北村さんは数日前には脚を負傷してると聞いていました。
とりあえず裸足にサポーターをしていて
王様と私のダンスシーンは踊れていたものの
なにせアンナのスカートが長いので
踏まないように踊るのは至難でしょう。
注意して避けてたらすぐひねりそうだし、
踏んで転ぶことも大いに考えられる。

途中で、あらあ、若いカップルがとても歌がうまくて、
ここで、はっとする。
自分が竹内君目当てでこのチケット取ったことを思い出した。
竹内くん、さすがは王子の後輩、福岡出身、素晴らしい。
そして相手役の朝月さんも見事。
完璧なカップルだわ。

チャン王妃もオペラ歌手なのかと思ったら
木村さん、こんなに上手な方だったのね。
「ズボン船長」出てる場合じゃなかったでしょ。
以前出待ちでお話した時
「あらそんなマニアックな舞台観たんですねえ」って笑ってらっしゃいました。

予想と違ったラストは
ハッピーエンドとはならなかったけど
王様の心が解けていく常套の展開で
それも未来を次世代に託す強い意志が見えて
泣けるものでした。

いつもは観劇前にはストーリー予習して
すぐにお話の世界に入り込めるようにするのですが
今回はまあ大体こんな話だろうなんて思って予習なし。
そのおかげで思っていなかった展開が新鮮。
そもそも「Shall we dance?」がこの作品のものだ
と言うことさえ知らぬ無知ぶり。
驚きがあって

良かったと思う。

東京遠征2日目

takiちゃんセレクトの
アントニオさん@アトレ四谷でランチ。
ちゃんとしたお店だなあという雰囲気通り
スープもパスタも美味しかった☆

会うの久しぶりだとは思ってたけど
なんやかんやで1年以上空いてたのね。
激動の1年を拝聴。

再び有明に戻り

終演後、同じく福岡から遠征中のゆうさんとタイご飯。

素敵な公演の感想を語り合うのは楽しい。

東京遠征

日生劇場からの

有明ガーデン

この度初めてバスを利用しました。
初心者には難しいかと思ったら
以外に簡単。
運賃も驚きの安さ。
海外客もどんどん乗り込んで大忙しなのに
運転手さん英語でテキパキ対応。

それでも移動に時間がかかり
ほとんど飲まず食わずの1日。

LIVE PERFORMANCE 『3』福岡公演

■日時:2024年3月18日(月)18:30
■会場:福岡中央市民センター
■出演:蔡 暁強 福井 晶一 吉沢 梨絵 阿部 篤志
スペシャルゲスト:増本藍

久しぶりのシャオチャン。
地元の子ども・若者たちを募集しての
ステージでした。

シャオチャンはスーツ着て司会者として登場。
ここにきてのSNSでの宣伝にも力入れてたし、
とても気合が入ってました。

1部はその出演者たちの歌やダンス。
と言っても、増本さんが引っ張っていたからこその成立だね。
まあ発表会にプロの増本さんが華を添える感じ。

2部では、何らかの合格者を決めたとのことで
2人が登場。
歌とダンスを披露しました。
シャオチャンは拍手をしつつも
なんだか満足してない様子。
だって松井絵里ちゃんプロデュースの公演の時だって
「う~ん、まだまだ」って言ってたくらいだもん、
シャオチャンの求めるレベルはものすごく高いから
それには至ってないようです。

シャオチャンずっとスーツだから
え~まさか踊らないの?
って心配してたら
「ちょっと着替えてきます」っていったん消えて
踊れる服とシューズになって戻ってきました。

そしてね、やっぱりシャオチャンのダンスは素晴らしかった。
ひとつひとつの動きが足先まで抜かりなく美しい。
あのレベルを求めてもそりゃ難しいだろ。
人に厳しいだけのことはあります。

シャオチャン、最近SNSで生徒たちに対して
想いを熱く語っています。
それはちょっと説教臭くもありますが、
指導者・プロデュースの側になって
どんどん思いが募っているようです。

パラドックス定数第49項「諜報員」


■日時:2024年3月13日(水)19:00/14日(木)14:00
■会場:東京芸術劇場シアターイースト 自由席
■作・演出:野木萌葱
■出演:植村宏司 西原誠吾 井内勇希
神農直隆 横道毅 小野ゆたか

仕事の都合がつかない中でも
無理やり遠征したのはこのためでした。
昨年のsasaの観劇ベスト1を覚えていらっしゃるでしょうか?
「骨と十字架」の脚本家・野木萌葱さんが主宰の
パラドックス定数の公演、それも神農さんご出演ですよ。

*story
ソビエトの諜報員ゾルゲのお話
というかゾルゲを匿ったとされる協力者=諜報員のお話です。
突然連行された4人は、
最初は「訳が分からない、なんで俺が?」と主張しますが、
まあそう言うのは当然で、
そこから、どういう正体で、真実と嘘の疑心暗鬼の中、
探りあう。

舞台はかなりの暗さで、
シンプルなセットの中での会話劇。
ヒリヒリぞくぞくする。

神農さんも去年の「骨と十字架」で知ったばかりで
他の方々存じ上げないのですが、
全員すごい役者さんです。

緊張感の中での2時間、
聞き逃すと置いていかれるので、
観客もものすごい集中力で観ています。
ゾルゲがスパイだとなんとなく知っているくらいで
大杉栄と小林多喜二くらいはわかりますが、
他にも歴史上の人物名が出てきても
わかりにくいこともなくちゃんと理解できます。

これぞ!と思って遠征し2公演観たので、
初見で全体を通し、
売っていた台本を買って夜読み、
翌日2回目で復習。
しっかり楽しめました。

無理して遠征する意義のある公演でした。
福岡まで来ることはまずないと思われるので、
これは次作も遠征決定です。

#パラドックス定数 #諜報員 #シアターイースト