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ロッキー・ホラー・ショー2017

■日時:2017年12月9日(土)13:00 1幕50分 休憩20分 2幕60分
■会場:北九州芸術劇場 K列39
■演出:河原雅彦
■出演:古田新太、小池徹平、ISSA、ソニン
上木彩矢、アヴちゃん(女王蜂)、吉田メタル
東京ゲゲゲイ【BOW・MARIE・YUYU・MIKU】
ROLLY、武田真治 ほか

久しぶりのソニン、楽しみにして行ったのよ。
ロッキーホラーショー、作品も楽曲も好きだしね。

でもねえ、ちょっとお祭り騒ぎの度が過ぎてた気がする。
盛り上げることがメインになっていて、
曲をちゃんと聴いたりストーリーを追ったりという
メインにすべきところが堪能できない。

1幕50分なのに、最初の20分くらいは盛り上げのために使ってしまい、
あっという間に1幕終了だった。

確かに、新聞紙を使うシーンとか、前回はどうしていいかわからなかったけど、
今回はステージ上から大きくアピールしてくれるから
みんなさっと取り出してたし、
「タイムワープ」もちゃんと指示が出て、みんなで踊れたわ。

が、全体としては「イェーイ」「ワー」と観客参加型のシーンが多くて、
もっとしっかり歌を聴きたかった。
この作品は曲も大好きなんだもん。

大好きなソニンはやっぱり可愛かったよ。
ブリっ子風な声もキュート☆
で、服を脱いでのブラ姿が長くて、
あのボリュームですからほんとにエロい。
古田さんもかなり触ってました。

ローリーもこの役はまってますよねえ。
かっこいいわあ。
ブラッドも今回の小池徹平君の方が絶対良かった。
アイドルぽいのに演技上手よねえ。

カテコでもタイムワープたっぷりやってくれて
客席全員で踊りました☆

やっぱりそうか…

知念ちゃんが今日20周年ライブを開くことは知っていて、
ちょうどダディも終わったタイミングだし、
もしや…と思ったら、やっぱりねえ。

客席で鑑賞にとどまらず、
共演しましたか…。
そりゃあデュエットはサイゴンでしょう。

知念ちゃんファンってアイドル時代?ミュージカル時代?
王子の偉大さがわかっているのかしら。

これ逆に、王子のコンサートに知念ちゃん登場
なんてことがあれば大変な事態になると思いますが。

いまだに懐の狭いファンでごめんなさいね。

ダディにビリーが!

昨日帰ってからツイッターみてたら、
なんと!和樹くんがダディ観に来てた!
会いたかったなあ。
王子はビリー観たのかなあ?

ダディも好きだけど、ビリーはもっと好きだったよ。

ミュージカル『ダディロングレッグズ』

■日時:2017年11月29日(水)13:30 1幕1時間5分 休憩20分 2幕1時間15分
■会場:久留米シティプラザ E列センターブロック
■出演:井上芳雄、坂本真綾

せっかくの平日昼間に動ける状況ですので、
大好きなダディの再再演に行ってきました。
どこか好きだったのかをすっかり忘れていたのですが、
互いを想う切ない気持ち、それが通じ合った時の喜び
これが、若者向けのドラマや映画とは違い、
中高年にもキュンとくるのです。

坂本真綾ちゃんの歌は相変わらず完璧。
音程の難しい曲ばかりなのに、正確ですねえ。
クラッシックなスカートのふんわり広がるファッションも
よくお似合い。
やせっぽちではなく、程よいボリュームもあるのかしら。

王子の正統派のスーツ姿がこれまたよいのよねえ。
品が良いので、いいとこのお坊ちゃんの正統派紳士がぴったり。
タイトル通りの「あしなが」だし。

で、もちろん歌も素晴らしかったわ。
先日のラジオで、今、声の調子がとてもよいと言ってたけど、
その通りの、とてもクリアで情感あふれる歌声でした。
ほんと、王子の歌って、歌の中にドラマがあるのよねえ。

この作品の残念なのは、ジルーシャが主役だから、
真綾ちゃんより王子の方が歌が少ないこと。
オープニングからしばらくは黙って座ってるだけだから
歌までに結構待ちます。
お客さんの99%は王子ファンではないかと思うのですけどね。

記憶違いなのか判断できないんだけど、
演出があれ?前回となんか違うと思うところが数か所あり。
ラジオで「マンハッタン」の歌は新曲って聞いてたけど、
もう1曲CDにはない聴きなれない曲がありました。
お山のシーンとか、ジルーシャが着々と作家のキャリアを積み始めたところとか
一番好きな、ジャーヴィスがジェラシーで奥の方でジタバタする様子とか、
好きなとこが若干減ってた気がします。

でも、その演出のブラッシュアップは、作品をわかりやすく
より良いものにするための変更であって、
特に、2幕後半からの追い上げがは増してました。
2人のすれ違う思いとか、ジルーシャが自立していき、
もはやジャーヴィスの支援も必要なくなった時の「チャリティ」。
ここで歌われると、涙なしには聴けません。
どんどん羽ばたくジルーシャより、それを見守ってきたジャーヴスに
気持ちを入れてしまうというのはあるけど、
そこはやはり王子の演技、歌、表現の力だと思う。

会場は去年福岡に登場した久留米シティプラザ。
キャナルが使えないので、よい作品はこちらに流れてます。
とても大きな会場で、こじんまりしたこの作品にはちょっと広過ぎ。
でも、4階席はともかく、しっかり埋まってましたよ。
カテコの時も、上層階のみなさんもスタオベしてたし。
平日の昼間にこの会場まで足を運ぶのはそれなりのファンの集まりだったと思います。

地方都市の、それもちょっと離れた会場なので、
気ぜわしさはなく、温かい雰囲気の中での公演でした。
お話自体がハッピーエンドだから、幸せな気持ちに包まれて帰れるのも嬉しい。

前も書いたかもしれないけど、
ジルーシャ、松たか子さんにやってほしい。
歌の完璧度は真綾ちゃんに及ばないかもしれないけど、
情感とコメディエンヌぶりはぴったりだと思うのよねえ。

観劇3回目でもやはり行ってよかったと思う、愛すべき作品です。

万能グローブガラパゴスダイナモス「ハダシの足音」

■日時:2017年11月19日(日)14:00 上演時間約1時間40分
■会場:イムズホール B列
■作・演出:川口大樹
■出演:椎木樹人、横山祐香里、早樋寛貴、山崎瑞穂、柴田伊吹
隠塚詩織、西山明宏、杉山英美、岡武史

今一番のお気に入り劇団・ガラパ福岡公演の千秋楽です。
地道な活動の積み重ねで、満員御礼でしたよ。

今回のテーマは「記憶」。
人の記憶を抽出したり、挿入したりできるようになった
未来のお話です。

これまでとてもクリアにわかりやすかったんだけど、
今回は、同じ役を違う人が演じてたりして、
伏線の回収にもやや追いつけず。
もう少し整理していただけると良かったな。

舞台もこれまでの作り込みではなく、いたってシンプル。
役者さんも少ない。
椎木さん、横山さん、杉山さん以外は若手メンバーのようです。
若手といっても、みなさんとても上手。

でも、やっぱり好きなのは杉山さんですけどね。
あの普通に話す台詞が個性的なのは何なんでしょうね。

ネットで、今までとは違うガラパという噂でしたが、
そこまでまだ経験がないので、違いはわからず。

未来の話でも、なぜかローリー率いた「すかんち」の
「恋するマリールー」がパーツになってたり、
記憶というからには昔の思い出を辿ったり、
最終的にはココロのお話で、
なんだかわからないけど、ラストは切なく終わるという。

終演後は生コメンタリーというオプション。
役者さんが先ほどの舞台を再現して、
それを川口さんとゲストのブルーエナゴクさんが解説するものです。
川口さんの進行で「見たことある人?」と問いかけると
かなりの人が手を挙げたので、
千秋楽だし、舞台好き、ガラパ好きが集まってるんですね。

解説と言いながら、役者さんにちょっかい出すのがメインになってしまい、
できれば、各シーンでの川口さんのこだわりとか、
ポイントとかを教えてもらった方が
もっと理解できたのになと思ったのでした。

大阪公演いつも苦戦で、今回も20枚しか売れてないらしい。
あんまり褒めてないような記事になりましたが、
やっぱり好きだし、役者さんたち素晴らしいので、
お近くの方は是非♪