Category Archives: ミュージカル・お芝居

NHK「光と影二人のダンサー~紅白舞台裏のドラマ~」

タイトルが「ダンサー」だったので観たのです。
昨年末の紅白歌合戦で、平井堅さんの歌う「ノンフィクション」で共演した
義足のダンサー大前光市さんのドキュメンタリー。
テレビで見てとても良かったので興味があり。

が、それ以上に吸い寄せられたのは
振付が辻本知彦さんだったこと。
この番組のもう一人の主役が
シャオチャン公演の「GABBY」に出演していた辻本さんだったのです。

大前さんと辻本さんは同じオーディションを受ける予定だったのに
大前さんは直前の交通事故で左足を切断。
辻本さんは合格し入団、世界に羽ばたく。
その劇団とはシルクのことですね。

初日に辻本さんは振付をほぼ完成させて来て、
大前さんはそれを猛練習して、次の練習日に披露。

振付をきっちり覚えてきれいに踊る。
義足とは思えないダンスにスタッフたちから拍手。

が、辻本さんは不満げな様子。

素人ながらねえ、sasaも感じました。
この段階では「はい、振付きれいに踊りましたよ」だったのです。
今回求められるのは、もっと伝えること、表現すること。

「ノンフィクション」という曲の、生きることの葛藤を
もっと身もだえしながら伝えなければならないのでは…と。

ときどき挟まる辻本さんのダンス映像は
やはり世界のレベル。
「GABBY」の時は、コミカルな役だったから、
そこまで辻本さんの凄さは堪能できてなかったけど、
こんな方だったのね。

辻本さんはいろんな手を使いながら、
大前さんの動きと内面を引き出していきます。

2人で作りあげたダンスが、あの紅白のステージです。

本番やり遂げた大前さんに、辻本さんは泣きながら駆け寄りました。
練習中はとても厳しかったけど、
愛ある方なんだなあと実感。

2018年2月1日(木) 午前1時00分(52分) に再放送。
見逃した方は是非!

愛するビリーズ集合@二度見シアター

1/6に再放送とツイッターで教えてもらっても、
福岡では本放送も再放送もなかったの。
ジタバタジタバタ。

が、今は誰かしらアップしてくれてありがたい。

共有がうまくできないので、下記をクリックでご覧くださいね↓
https://vimeo.com/249896539

またまた観ながら泣けてくる。

コウセイくん、このところバレエ浸けだったと思うけど、
ダンスのレベルも上がってるよね。
サクヤくん、ダンスのセンスいいよねえ。
ハルトくん、やっぱり華があるわ。
カズキくん、まとめるのはやっぱり彼ね。受験大丈夫?
リキくん、途中の短い台詞だけでもピュアだわ。

ビリーまた会いたいよぉ。

2018エンタメ回想

年末恒例のエンタメ回想。
今年は2回転職という激動の年で、
10月までの仕事の出張が多かったせいで観劇数は多く、
前職で行けてた試写会に行けなくなったので、
映画はほとんど観てないという状況です。

なので、観劇部門のみの振り返りとさせていただきますね。

<ミュージカル&演劇>
*博多座『天使にラブソングを』2公演:上口くんダンス注目
*ミュージカル『フランケンシュタイン』:小西くん怪演!
*ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』:心温まるファンタジー
*舞台『陥没』:王子とケラの組合せが遂に!
*YOUYA SHINJO『CRAZY DANCE SHOW』’WEDNESDAY’:新上ワールドはわからん
*博多座『熱血!ブラバン少女。』:全国区の精華女子のブラバン
*ダンス公演『MR.NOBODY』枝光公演:わかりやすいテーマ
*万能グローブガラパゴスダイナモス『星降る夜になったら。』:あちゃーこれレポ書いてないわ。
*春風亭昇太独演会:ノリにノッてる昇太さん
*劇団四季『CATS』大阪公演:豪華猫ちゃんと握手☆
*ダンス公演『SUNNY SIDE』2公演:プロたちのダンス
*ミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』:エマちゃん素晴らしい♪
*劇団四季『アラジン』:楽しい~!
*舞台「クヒオ大佐の妻」:さっぱりわからず
*ダンス公演「MR.NOBODY」アクロス公演:滑り込みで観劇できた
*博多座『グレート・ギャツビー』:王子の歌響き渡る
*博多座『レ・ミゼラブル』:ふうかエポ、海宝マリウスブラボー
*ミュージカル『ビリー・エリオット』東京公演:日本にビリー誕生☆
*ミュージカル『ビューティフル』:歌が押し寄せてきました
*ジョイキッズミュージカル『冒険者たち』:シャオチャン羽ばたく
*博多座『レ・ミゼラブル』:田村マリウス見納め~!
*◆福岡◆夜のヨーロッパ企画
~ヨーロッパ企画「出てこようとしてるトロンプルイユ」キャンペーン福岡編~
「建てましにつぐ建てましポルカ」上映会:お宝発見です!
*劇団四季「リトルマーメイド」:女子力高し
*ミュージカル『レント』:大千秋楽の盛り上がり
*The COLLECTORS 30th Anniversary Tour:武道館行けなかったけど30周年おめでとう!
*舞台「謎の変奏曲」:地味ながら滋味深し
*劇団四季『アラジン』:これは2階席から見るべき演目
*ミュージカル「ビリー・エリオット」大阪公演:りきビリーに会えた!夢のよう。
*万能グローブガラパゴスダイナモス「ハダシの足音」
*ミュージカル『ダディロングレッグズ』:安定した優しさ温かさ
*ヨーロッパ企画第36回公演『出てこようとしてるトロンプルイユ』:くだらなくてセンスある
*ロッキー・ホラー・ショー2017:ちょっとふざけすぎかなあ
*ナイロン100℃ 44TH SESSION「ちょっと、まってください」:若干わかりにくかった

いやあ、観劇部門だけとはいえ、今年はよく観たなあ。ものすごい数だ。
これも東京出張の力か。
来年はねえ、前半が受験生のために控えめなのですよ。
今手持ちチケット1枚もないしね。

で、2017年度sasa的No.1発表です!

が、ササメモご愛読の方にはもうおかわりですよね。
今年、sasaがどれだけはまり込んでいたことか。
はい、その通りです。
今年のNo.1は、間違いなく

ミュージカル「ビリーエリオット」

これしかないでしょ。
開幕前からビリーちゃんたちに想いを馳せ、
ツイッターで5人の様子を追い、
実際のステージではもちろん涙腺崩壊。
日本でビリーを誕生させてくれたこと、
5人がビリーになってくれたことに感謝するばかりです。

その後、
コウセイくんはバレエの道を突き進み、
ハルトくんは既にテレビ出演、
リキくんはご家族で日本に帰国するみたいだし、
サクヤくんもステージ出演済、
カズキくんは声変わりしながらも歌の仕事してるみたい。

可愛い可愛いビリーズたち、
ビリーエリオットファンたちが、
彼らの未来を応援しています。

では、何度見ても泣けるこの映像で今年を締めくくることにしましょう。
この時からみんな大きく成長しました。
これからますます大きく羽ばたくことでしょう。

1年間、ササメモご愛読ありがとうございました。
みなさまよいお年を。

晴翔くん

ツイッターで告知があってたので録画。

ビリーの晴翔くんがテレビに出ました。
「カウントダウンTV」で西野カナちゃんの曲のイメージドラマ。
主人公の子どもの頃の思い出で、初恋相手の男の子役。
キュンキュンのドラマでした。

ハルトくん、やっぱり注目されるのが早いなあ。

貧しい家の子の設定になっていて、
サイズの合わない靴に
袖の擦り切れたスニーカー。
ハルトくんにはイメージがあわないけどね

と、王子の時も思うのだけど、
テレビの画面の中より、絶対にステージ上の方がいい~!
あの画面の中におさまるとどうもねえ。
それにダンスないと、ハルトくんの魅力が伝わらないよな。

ハルト君、緊張気味で硬かったので、
こっちまでドキドキしてしまいましたよ。

ナイロン100℃ 44th SESSION「ちょっと、まってください」

■日時:2017年12月16日(土)13:00 1幕95分 休憩15分 2幕80分
■会場:北九州芸術劇場 中劇場 E列16
■作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
■出演:三宅弘城、大倉孝二、みのすけ、犬山イヌコ
峯村リエ、村岡希美、藤田秀世、廣川三憲、木乃江祐希、小園茉奈
水野美紀、遠藤雄弥、マギー

大好きなナイロン久しぶり~。
今回は、お金持ち家族と貧乏家族が入れ替わるお話。
いつもの「ナンセンスコメディ」ではなく「不条理喜劇」。
正直、あんまり違いはわかりません。

まあ、不条理なことだらけでお話は進みました。
「私、結婚するの」と言ってる貧乏側の娘は、
まだそのお相手である金持ち側の息子と会ったことさえない。

実際、家に入ると、息子ではなく、父親と結婚。
お母さんは追い出される。

貧乏家族は本当の家族ではなく、
集まって来た貧乏人たちで何の役をやるか決め
お婆さん役を買って出たのは実は男性。

時間経過とそこでのやり取りも巧妙に設計されていて巧いっ!
オープニングのプロジェクションマッピングもカッコイイ!

ケラが敬愛している別役実さんのモチーフが散りばめられているとのこと。
以前、江本明さんの舞台を見た時と同じような電信柱には気づきましたけど。

「そこどうでもいいやん」にチマチマ執着するのがナイロンの好きなところですが
今回は、そのポイントがsasaの好みとは少しズレてました。
ちょっとうっとおしくなってしまった。
というか、お気に入りがヨーロッパ企画にシフトしたのかも。

客演の水野真紀さん、いい感じでハマってました。
みのすけさんのモッタリ感もいいなあ。
峯村さん、村岡さんは声の出し方が好き。
三宅さん、大倉さん、犬山さんは盤石だしね。

テーマもよくわからなかったけど、好きなのは確かです。