Daily Archives: 2025年5月7日

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映画『異端者の家』


ちょうどシフト休がレディースデイでしたので
もう一つ映画行ってきました。

はい、ヒュー様ご出演です。
宗教ものですので、理解が及びませんでしたわ。

モルモン教のシスターの女の子が布教に行き、
家に招き入れられて出られなくなるホラー。
ヒュー様が相変わらずの甘いマスクで
魅力的な笑顔なものですから、
ついつい家に入ってしまうのです。

リード氏(ヒュー・グラント)は、
恐らくモルモン教以外も幅広く研究しつくした
宗教拗らせ系で、
シスターたちと宗教論をかわすのですが、
駆け出しの女の子たちでは歯が立たない。

でも、なんとなく浄土真宗くらいのsasaには、
ヒュー様の「で?君たちの信仰は人を救ってくれるのか?」
みたいな論の方が納得できたりする。

そして、
モノポリーは有名だが、その元となったゲームがあっただけだし、
人気の曲も、それ以前の曲に似ている、
という例を出しつつ
宗教も所詮、それ以前のものの模倣である。

ヒュー様がこねくりまわしてたどり着いた結論は
「宗教とは支配である」

で、その家にはその「支配」があった。

そもそも「異端」って当人以外の宗教は
ひとくくりに「異端」。
「異端」という言い方には否定的なニュアンスが感じられ、
自分と考え方が違うからといって
そう呼ぶこと自体への疑問も呈してる気がする。

出てくるワードや比喩・引用もわかりにくいので
HPにはキーワード付の解説がついてます。

久しぶりにヒュー様が見られたのは嬉しいけど、
この作品じゃなくてもよかったんじゃね?
と思うのであった。

映画『ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男』

先日のサルメカンパニー『12人のヒトラーの側近』の流れで
ゲッベルスを観る。

ヒトラーの宣伝大使。
サルメではゲッペルスが中心ではあったものの
側近12人の群像劇で、個人的な立場や欲と
ヒトラーを囲む関係性のお話でした。

今回はゲッペルスが主題で
途中、ナチスの実際の映像は挿入されていることもあり、
残虐性が際立つ。
そうそう、ナチスの殺戮は赦されないのに、
サルメでうっかり気を許すところだったよ。

プロパガンダってナチスに限ったことではなく
戦争中はどこの国もやっている。
日本だってそうだったし、今だってそうだし
ネット社会の今はさらにフェイクニュース
に踊らされる。
弱小だったナチスも宣伝で、国民を狂気に導いた。

ナチスはデザインも演説もアートでが
制服も色がかっこいいから
あれでピリッと言われたら、従ってしまう…。

いやいやそれが問題なんだ。

ヒトラーについては題材になりやすく
本も映画もたくさんあるようで
それぞれの角度で描かれ方も
見え方もちがってくる。
どこを切り取るか、その視点で作られているのか。

もう少しいろいろ見てみたい。