はるか東京では、王子の『TRIANGLE~ルームシェアのススメ~』が初日を迎えました。
どうなのかなあ…
と気になる動向はニイロさんブログでチェックしてます。
王子、すっかり影響受けてますねえ。
ニイロさんお得意の舌出しポーズです。
でもちょっとキャラが違うぞ〜!
ふーん、「お客さんも“SHOWのお客さん役”を演じてる」んだあ。
SHOW TIMEな雰囲気なのねん。
ますます楽しみになってきたわん。
先週やっと観ました『おくりびと』。
無理して欧米を真似るより、
日本人であるからには、こうやって日本人にしかできないもので勝負すべきだと思うし、
こんな繊細な感性を持つ日本人という人種でよかったなあと思わされる映画でした。
もっくんの所作は美しいし、
いつもは苦手な広末涼子ちゃんも透明感のある奥さんでした。
でもやっぱり賞なんか関係ない、もっと早い時期に観ておくべきでしたね。
ずっと観たい気持ちはあったのですが、
結局観たのは賞を取ってから。
そうなるとやっぱり邪心入っちゃいます。
「アカデミー賞を取った」
「もっくんがすばらしい」
というのが大前提になりますから。
奥さんや幼なじみが主人公の「おくりびと」という仕事を嫌悪するわけですが、
賞を取った以上、こちらには「尊い仕事」という認識になってしまっているので、
その嫌悪感が宙ぶらりんで、なんだか居心地の悪い状態でした。
作品自体が「期待しすぎてイマイチだった」とかいうことはなく、
期待通りにすばらしい映画でしたが、
個人的には、まっさらな気持ちで観るべきだったというところが残念です。
週に一度通っている英文学講座の冬学期が終了しました。
1〜3月まで全10回。
一度だけ『ミス・サイゴン』に行ってお休みしたけど、
あとはちゃ〜んと真面目に受講しましたよ。
また4月から春学期がスタートするのですが、
とりあえず今日でひと区切り。
最終日ということで、先生を囲んでみんなでお茶しました。
ラ・スール福岡さんでケーキセット。
個室だったので、ゆっくりおしゃべりできました。
会社では年長さんベスト4に入っているのですが、
ここのメンバーではササは超若手…ウフフ♪
「お若い方」なんて呼ばれたりしますの。
若輩者ですから、先生とおばさま方のお話をおとなしーく黙って聞きます。
先生の自伝、オースティンやディケンズ、モームなどの作家論、健康について…
などなど、普段のお友達や同僚とは違った話題で新鮮☆
聞いてるだけでも面白いです。
そして、最後に先生から各自それぞれのイニシャル入りハンカチを
プレゼントしていただきました。
こんなのいただく理由もないのですが、
年末にみんなで喜寿のお祝いをしたことをとても喜んでくださっていたようで、
そのお礼とのことでした。
今日も最初にお礼のご挨拶をされ、
全員が話の輪に入っているか終始全体を見回し、
そしてこんなプレゼント。
先生の気遣いの細やかさに感動します。
日本全国どこでもこうなのかしら。
今週始めから桜が満開です。
たわわに開いてぽってり♪
急いで帰ってご飯つくらなきゃ!だけど
ついつい足を止めちゃいます。
今日は柄本明さんの一人芝居『風のセールスマン』を観てきました。
会場には年輩の男性やご夫婦連れも多く、ほとんど満席。
一人芝居ですから、観客の目的は柄本さん一人な訳で
ずーっと注目しているファンが多いってことですよね。
「風の飛ばされる紙くずのように、街から街を渡り歩く男。
売っているのは水虫防止付靴底シート。
ところで或る日、或る街で、男は突然決心する。
「流れるのをやめて住まおう」と。
住まうための男の悪戦苦闘が始まるが・・・・・・。」
とチラシにあるので、その後どうやってセールスしていくのか
おもしろおかしいお芝居なのかなあと思っていたら
全然違いました。
「住まう」ということ→「人の存在」みたいなものが
テーマだったように感じます。
期待通りの柄本さんの飄々とした演技に
のんびりと見入っていたら、
だんだんと何故「住まおう」とすることにしたかが明らかになってきて
あれあれ、実はそんなに軽い話じゃないぞ
と怖くなってきて、
物悲しくなり、
底が深〜くなり、
もっとちゃんと考えないときちんと理解するのは難しそうです。
一人芝居というものを観るのが初めてでした。
お芝居は役者さんが集中して演じるものを
観客が一言も聞き漏らさず、見逃さないようにする
真剣勝負な感じが好きなのですが、
役者さんが一人だとその臨場感がさらに高まりますね。
生の舞台ってやっぱりいいなあと思います。
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