志の輔落語に思う

昨日の寄席では笑いだけでなく、
うんうんと納得できるお話もいっぱい聞けました。

落語って日本古来のものだから「情」ってのが大切で、
とかく今、日本人ははっきりしない、Yes or Noがちゃんと言えない
ことが批判的に言われるけど、その曖昧さの中には
相手を傷つけまいとする気持ちや人情という日本人の大切な部分があるんだから
はっきり言うことだけがいいことではないということ。

昔はラジオから入ってテレビという段階を追えたけど、
今の子どもは生まれた時からでっかいテレビやゲームがある。
想像を膨らませる状況は昔より格段に少ない。
落語って舞台や衣装や歌や踊りがある訳ではなく、
落語家さんが一人で出て来て、いろんな役を声と首の方向で演じ分けるくらい。
それを楽しむには集中力と想像力が多分に必要だと思うの。

ササはもちろん華やかなミュージカル大好きだし、
子どもたちに『ライオン・キング』は見せておくべきかなあと思ってたんだけど、
路線変更しました。
シンプルの極みである落語をどれだけ楽しむことができるか。
今の段階で大笑いできたら結構すごいと思うのよね。
チャンスがあれば是非連れて行きたいと思います。

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