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DVD『ジャージーボーイズ』

ジャージーボーイズ

確実に、長男のいない隙間を埋めようとしているなあ。

次男も優しいものの、ご飯の時しか出てこないし.

週末はDVD鑑賞に耽ります。

 

「クリント・イーストウッドにハズレなし」の言葉を信じている上に、

ミュージカル映画という、今観るのが遅すぎるくらい。

ザ・フォー・シーズンズを描いた人気ミュージカルを

イーストウッドが映画化した作品です。

 

sasaよりもう少し世代上とはいえ、

代表曲「シェリー」「君の瞳に恋してる」は耳馴染みがありますよね。

ただ、メインボーカルがあんなに特徴ある甲高い声だとは知りませんでした。

音楽が懐かしく、心地よく。

 

7月再演される日本版は、アッキーが主演、藤岡君が登場。

歌声想像しただけでも、魅力的すぎますわ。

カンバーバッチ主演舞台「ハムレット」上映決定!

ってメルマガが来たのよ。

数年前にシャオチャンの『ファンタスティックス』の時にメルマガ会員になってたのよ。

このタイトルには飛びついたわ。

ややちゃんがロンドンで生カンバーバッチ様をご覧になったという

あの作品ではないでしょうか?

 

上演ならともかく、上映ですから、遠征まではできないけどね。

福岡に来ることはないだろうなあ。

http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/16_hamlet.html

映画『海よりもまだ深く』

umiyori

池松壮亮押しのお友達と、王子コンサートの前に映画。

 

是枝裕和監督作品です。

『そして父になる』の時は、仕事一筋で子どもにも厳しい福山父に批判的で、

いい加減で自分にも家族にもユルいリリー父に加担してる気がして、

う~ん…となってたのです。

真面目に頑張ってる人を「あいつは真面目だからなあ」と否定するのは

好きじゃない。

 

で、この映画公開直前にテレビ放映のあった『海街ダイアリー』を観たら、

あ~こういう日常の何でもない描写の監督なのねって知りました。

4人姉妹がそれぞれ魅力的に描かれていてとても素敵でした。

 

今回の映画は、売れない小説家(阿部寛)が、別れた妻と息子にも未練たらたら、

子どもの頃は作文上手だなんて言われて、小説も1作品だけはうまくいったものの、

今はお金に困って養育費も渡せない、

こんなはずじゃなかったのになあ。

今から大逆転も難しいだろうし。

 

子どもの頃は前途洋々、なんでもなれる気がしてても、

誰でもなりたかった大人になれるわけじゃない。

なれなかった大人の方がきっと多い。

 

長男見てて思うのよねえ。

志望校に入れて、これから明るい未来が拓けているはず…と思う。

が、それがいい仕事に就いて、いいお給料もらって

素敵な奥さんもらって、可愛い子どもが生まれて、

と、うまくいくことが確約されているわけではない。

 

そこにはいろんな事情や問題が絡んできて、

順風満帆な人生ってそうそうない。

って、自分自身について思ってしまうのですよ。

 

この日は、この映画を観た後に、王子のコンサートだったわけで

王子は「僕はなりたいと思っていたミュージカル俳優になれました」

と言いました。

小学4年生の時に『キャッツ』を見て、ミュージカルスターを目指し、

そのまま真っすぐ夢を実現した王子。

王子本人も、「実力とか努力とか、そんなものだけで夢が叶うわけじゃないことは

よくわかっている。僕は運が良かった」と言ってました。

 

団地に住む母親(樹木希林)の、何でもないようで、

実は深いような長い台詞も、やけに胸に刺さる。

人生重ねると、これまで考えたこと、感じたことの経験値が高いせいか、

いちいち深入りしてしまいます。

映画『リリーのすべて』

エディ・レッドメイン好きですので、映画の日に。

 

いやあ、なかなかショッキングなお話でした。

もともと普通に結婚をして、夫婦仲良く暮らしていたアイナーとゲルダ。

妻ゲルダの予定していたモデルが来なかったことから、

脚だけでもモデルやってと頼まれたアイナーがタイツを履き、女性のポーズを取り、

そのままパーティにも出かけちゃお!なんてやってるうちに

眠っていた女性に目覚めてしまうのです。

 

美青年のエディが女性と見間違うくらい美しく現れるのかと思いきや、

女装したエディは相変わらずの男性で、女装した男性というのは変わらないのです。

背も高いし、細身とはいえ肩幅もしっかりあるから、

どうみても「男」。

正直、あまり気持ちよいものではない。

男性の姿のエディがあまりに素敵なだけになおさら。

 

で、街に出て、みんなが女装のアイナーをじろじろ見て、

アイナーは自分が美しいから?と思ったようだけど、

明らかに世間の目は好奇心のものなのです。

で、寄ってくる男性も、普通の女性を愛する性癖意外のタイプ。

 

アイナーも自分に何が起こったのか悩むし、

見ている方もこの変化にどう対応しようかと思うけど、

見ているうちに、一番大変なのは、妻であることに気付いてきます。

 

これまで愛し愛されていた夫が突然女性化。

怒るとかいう限度も越えてますからね。

結局、ゲルダは自分の中で決着をつけ、この事態を受け入れ、

アイナーの一番の味方となるのです。これこそ究極の愛かと。

 

エディにアカデミー賞取ってほしかったけど、

これはアリシア・ヴィキャンデルが助演女優賞取ったのも納得。

観終わってみれば、主役はゲルダの方だと思わせる演技でしたもの。

 

ただね、エディの今の突破力もすごいと思う。

もう少し普通の役でもいいんじゃないの?

レミゼでは歌唱披露、『博士と彼女のセオリー』ではホーキング博士、

今回は性別適合手術を初めて受けた男性。

途中全裸で自分の姿を鏡に映し、男性の大事な部分を手で隠すシーンがあるのよ。

 

う~ん、ここまでやらなくても。

普通の正装とか、カジュアルスタイルであっても、十分目に麗しいのだから。

 

それでもこんな難役を受け続ける責めの姿勢は、アカデミー俳優なのでしょう。

 

ホームズ2本

この時期、シャーロックの映画が2本。

『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』と大好きな『SHERLOCK』。

 

Mr.ホームズの方は晩年のホームズ、

SHERLOCKはいつもは現代版なのに、映画ではヴィクトリア時代らしい。

 

予告編では、sasaが昨秋行ったベーカー街/SPEEDYSもチラリとみえる。

ワトソンの奥様メアリーがイギリス人らしく、それほど美人じゃないところが

リアルで結構気に入ってます。

 

いつぞやはココ・シャネルも同時期に日本上映だったと思うけど、

今回も見比べてみたいところです。

https://youtu.be/Ch9VfmhjsyU