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エリザ先行

シャオチャン公演にちょうど重なるエリザ、
先行抽選に申し込みましたが、当然のように落選。
まあ、スケジュール的に初日という激戦日狙いということになってしまい、
難しいとは思ってるんだけどね。

次は先行先着です。

エリザといえば、本作は持ってないので、
岡幸二郎さんのCDに入っている3曲を聴いてます。
このCD、演奏は日本フィルだし、
相手役として和音さんとかいくさぶろ君ほかも
共演されてて、とても聴きごたえがある。
エリザ以外も名曲の数々で、これだけの曲を入れるのは
交渉とかも大変そうだし、岡さんの本気度とこだわりが
感じられるのです。

見た目はくどいし、ナルシストっぽいところは苦手だけど、
このCDはゴージャス♪

で、ふと思うと、岡さんってエリザ出演されてましたっけ?
思い当りません。
3曲も入れているからには大好きな作品ってことでしょう。
岡さんが入るとすれば…トートは難しいとして、
あ、フランツはどうでしょう?
年齢的にも歌の旨さでもいいなあ。
禅さんが出ないとあれば岡さんがよいのでは?
なぜ万里生くんなのでしょうね。

映画『フォックスキャッチャー』

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レディースデイに映画はしごしました。
これも話題になってたのでね。
大富豪による金メダリストの暗殺という実話を基にした映画です。

これもそこそこ期待していったわけですが、
こちらは期待以上の素晴らしさ☆

画面じゅうに、狂気が漂っているのです。
ヒタヒタひたひた悲劇が忍び寄ってくる。

というのも、大富豪デュポンを演じる
もともとコメディ役者というスティーヴ・カレルが
とにかく怖いのです。
内になにか抱えてる感がこっちまで陰鬱にさせる。

事件の核となるマーク役・チャニング・テイタムも
内面の弱さ、不安定さが見事。
鍛え上げた強靭な身体との対比も面白い。

殺人鬼が出たり、凄惨なシーンがあるわけでもないのに、
こんなに怖いとは。
というか、淡々と日常的な画面だからこそ、
その先の見えないものが怖いのかもねえ。

明後日はアカデミー賞。
sasa、今年は観ている作品が結構多いのです。
作品賞ノミネートの『アメリカン・スナイパー』
『イミテーション・ゲーム』『博士と彼女のセオリー』
そして主演男優賞に『フォックスキャッチャー』。

どれも素晴らしかったわ。
sasaにとって最強のマリウスエディ・レッドメイン
のホーキング博士も感動もので、
どちらか取ってほしいなあ。

映画『おみおくりの作法』

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今、とても話題になっている作品。
先日の半休がちょうどレディースデイだったので観てきました。

役所の民生係を22年間務める男性が、
身よりもなく、一人で亡くなった方の人生を
遺品や知人に会いながら紐解き、おみおくりする
というお話です。

他人の人生を敬い、静かに温かく送り出していきます。

主人公ジョン・メイを演じるエディ・マーサン、
初見のお方ですが、この役にすっぽりハマってらっしゃいます。
静かで繊細で実直、ユーモアもある。

地味に話題になってるので、開演前は長い行列で、
場内にはパイプ椅子の補助席がずらりと並ぶほど。
sasaもなんとか座れたものの、最前列。
あまりに近すぎて、画面に焦点をあわせるのが大変でした。

あ、今さらですけど、これから観ようという方はあまり読まないでね。
最後にどんでん返し、とか、感動のラスト
とか聞いてしまってたので、
少しばかり予想がついてしまい、
純粋な感動が得られなかったのは確か。

淡々と流れるお話、画面の静かさ、役者さんは素晴らしかったけど、
テーマ的には、『悼む人』の「人の命に差をつけない」
ことの方が響いたかな。
この手のテーマは『おくりびと』や『アントキノイノチ』
などでも扱われてきたしね。

期待しすぎはよくないと思った。
素の状態で観に行けば絶対感動したはず。
でも、名作と話題になってたから行ったわけで、
なってなかったら行ってないのだから、なんともいえないね。

魅力的なカワウソ

大好きな『SHERLOCK』のカンバーバッチ様、結婚されたのね。
お相手は演出家の聡明そうな美人さん。

検索してたらいろいろ面白くて。

そもそも婚約発表が、新聞への投稿。
告知欄に、一般人の人探しかなにかのように。
その文面も古風で、なんてスマートなんでしょ。
「ロンドンのティモシー・カンバーバッチとワンダの息子、ベネディクトと、
ロンドンのチャールズ・ハンター、エジンバラのキャサリン・ハンターの娘、
ソフィーの婚約を発表する。」

さらには「世界で最も美しい顔100人」の98位に選ばれた
コメントも面白い
「僕の顔は魅力的なカワウソ」。

言いえて妙。
冴えてるよねえ。
カンバーバッチ

新作『イミテーションゲーム』では、カッコよさは封印して
野暮ったい、ちょっとブヨッとしたイメージにしてたけど、
とても面白かったわ。
あの変人役はぴったり。
お相手がキーラ・ナイトレイってのが、バリバリ美人過ぎたから
もう少し渋めの女優さんだったら良かったのになと思う。

映画を2本

良かった映画を2本♪

★『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』<公開中>
雰囲気としては『スラムドッグ$ミリオネア』的な
薄汚れた煩雑な世界を
『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』の
スティーヴン・ダルドリー監督が描くので、
映像的にもセンスよく、程よい美しさ。
なんといっても、主役の子どもたちのエネルギーがすごいの。
実際に現地の素人の子どもが演じているらしく
ホンモノのスラム感、そこで生き抜く力がビンビン伝わる。
そして、真面目にやってることが馬鹿らしく思うことがしばしばの現実の中、
正しいことの大切さを思い知らされます。

★『ビッグ・アイズ』<1月23日公開>
これ、ティム・バートン監督なのに、キワモノじゃなくて、
いたってシンプルな映画。
奇想天外でもなく、淡々とした実話を
大好きなエイミー・アダムズがしっかり進めていくのです。
ビッグアイズの子供たちの絵も、
好みではないのに惹きつけられるよね。
http://youtu.be/NDrOmd7qJ90