Category Archives: ミュージカル・お芝居

ナイロン100℃「社長吸血記」

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■日時:2014年10月25日(金)13:00 2時間25分(休憩なし) 
■会場:北九州芸術劇場 中劇場 B列14番
■作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
■出演:三宅弘城、大倉孝二、みのすけ、喜安浩平
犬山イヌコ、峯村リエ、村岡希美、皆戸麻衣
水野小論、猪俣三四郎、小園茉奈、大石将弘
鈴木杏、岩崎う大・槙尾ユウスケ(かもめんたる)、山内圭哉

大好きなナイロン公演。
今さらながら、ナイロンの公演はジャンルとしては
ナンセンスコメディというものに入るのね。
「いい大人がそんなチマチマしたところにこだわらんでいいやん」
というようなどーでもいいところに、みんなが必死で食いつく。
こちらもそれを笑っていながら、なんだか背筋は寒い
これが病みつきになる感覚。

言葉をしっかり追わないと笑いに取り残されるので
一生懸命耳を立てる。

正直、今回はテーマがわからなかった。
パンフレットによると、
この作品も『ゴドーを待ちながら』がヒントになるみたい。
多くの演劇が『ゴドー』につながってるのね。
あと、『ツインピークス』とか別役実さんとか。

でも、上演中はかなりの時間笑ってたし、
セットのイメージとか舞台の雰囲気とか、
とにかくケラが説教してこないので心地よいの。

何回か観てると、役者さんへの愛着も増してくる。
大倉さんや犬山さんだけでなく、
三宅さんもみのすけさんも峯村さんも村岡さんも
ほんと個性が光ってるのよねえ。
この方たちが放つ台詞は聞き逃したくない!と思う。

そして、客演の山内圭哉さんがすっごく良かった。
以前も阿佐ヶ谷スパイダースで拝見したことあるけど、
スキンヘッドと強面のお顔でありながら、笑えるし、チャーミング。
鈴木杏ちゃんもすごいと思うし、
かもめんたるのお2人も、お笑いの方ってお芝居上手よねえ。

ラストがあれ?って感じだったし、
観客のみなさんポカンとした中で終了し、
今回はスタオベ無しでした。
のためか、いつものケラのご挨拶もなし。

テーマわからなくてもケラの世界観が大好きで、次回も、
というか、東京遠征でもナイロン行きます!

予習中☆

『モーツァルト!』予習中。
アッキーバージョンなのですが、
とにかく楽曲の全てが素晴らしい。
今までそれを知らなかったとは!

sasaが観たのは、2005年の博多座1回きり。
当時はリピの習慣もなく、1作品1回観れば満足の時代。
今思えば、そっちの方が良かったか?

で、王子の公式HPでポスター見てみると、
ん?コンスタンツェが西田ひかるになっている。

それはないなあ。西田ひかるちゃんを見た覚えはない。

で、こんな素敵な曲の記憶すらない。
当時の感性はまだまだ未熟だったのだろう。

教えていただいた、王子の『『井上芳雄ウィーン音楽紀行』も
BSフジと聞いて、観られないかと思いきや、
どうも観られるようです。

素顔の王子とモーツァルトの世界が楽しめそうですね。

熊川哲也 Kバレエ カンパニー『カルメン』

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■日時:2014年10月21日(火)18:30
■会場:福岡サンパレス 3階
■出演:白石あゆ美(カルメン)、熊川哲也(ドン・ホセ)
   佐々部佳代(ミカエラ)、遅沢佑介(エスカミーリョ)ほか

はじめてのバレエでした。
オペラの作品をバレエに変え、演出、振付、さらには出演までする
クマテツってすごい。
ミュージカルの中でもダンスシーンを心待ちにしているsasaとしては、
最初から最後まで踊りだけを見ていられるのは嬉しいこと。

とは思ったのですがね、
終わってみて思ったのは、sasaはバレエの形よりも
ダンスのキレとか妖しさが好きなのだ。
素早い動きをピタリと止めたり、妖艶に身体を揺らしたり。

台詞が全くなく、表情や動きだけで表現するわけなので、
いくら想像しながら観ても限界があります。
多少なりとも予習が必須ということでしょうか。
バレエって、みなさん、ストーリー把握してから臨むものなの?

例えば、ホセがミカエラから手紙を受け取って、
大きくショックを受けるところ。

ミカエラは婚約者で、その手紙はお母さんの訃報だったって、
表情だけで理解できる人はいるのかしら?
sasaは不十分ながらもストーリーの確認と
ファンクラブの方に教えていただいてブログをチェックしてたから
いくらかでも理解できたけど、
予習なしの初見では全くわからなかっただろうと思う。

いや、もちろん、クマテツもお相手の白石さんも
高いジャンプやブレない軸、シナリとした首の傾きなど
それはそれは美しかったのよ。
でも、これはもう好みの問題だからね。

そして、sasaにとっては歌も大事な要素なの。
生オケはあるにしても、音楽にのせた言葉で、
意志は明確に伝わるし、ウワァーっと盛り上がるし。

セットが大がかりなのか、場の転換も時間がかかるし、
ラストもあれ?という感じで終わりました。
たった1回だし、ほんとの良さは全くわかってないだろうけど、
幸いにも深く足を突っ込まないで済みそうです。

終演後ね、ロビーで宮尾さんの握手会がありました。
Kバレエの次代を担う宮尾俊太郎さんが、
若手ダンサー5人の「Ballet Gents(バレエジェンツ)」を結成し、
そのPRのためだけに、来福されていたのです。

この5人のイケメンダンサーが一人ずつ握手をしてくださるのですが、
両手で、相手の顔をみつめて、それも視線をいつまでも外さない。
「え?何かあるの?」と思わせるほど見つめられます。
これ、すごいや。
教育が行き届いているというか、営業力がすごいね。
宮尾さんなんてほんとに美しい。
正直、今晩一番メロメロになったのはこの時だったかも。

ぴあのリセール

東京遠征の時、浦井くんの『星ノ数ホド』を観ようと思い、
チケットとったものの、
あれこれ調整してると別日の方が都合よくなり、
チケットがダブりました。

完売の日曜日だったので、
ぴあのリセールシステムにかけてみた。

10%の手数料がかかるものの、
先行特別料やシステム利用料なども一式返ってくる。
ぴあとしても、1枚のチケットを2回売って、
手数料取れるなら悪い話ではないのでしょう。

ただ、このシステム、リセール対象になるチケットは限られていて、
『星ノ数ホド』に関しては、浦井くんであることと、劇場が小さいこと
から完売を予測して、対象に設定していたと思われます。

リセールのアラートをかけている人に情報がいくようで、
昨晩申込みをしたら、今日にはもう売れてました。
それほど良いお席でもなかったのだけど、
なにせ完売日程でしたからね。

浦井くんの人気のほどがうかがえます。

チケット合戦

今日はたくさんのチケットの発売日でした。
なのに、朝から法事で、チケット合戦に大きく出遅れる。
結局、昼からの参戦となりました。

東京遠征『モーツァルト!』のマチネ2回観るとして、
ソワレ2日と最終日のマチネ、計3公演観られるのです。

セレクトしたのは
●浦井くんの『星ノ数ホド』
●ナイロンの『【雨の降る日は天気が悪い』
●『キレイ』
●森田くんの『ブエノスアイレス』
●鋼太郎さんほかの『海をゆく者』

ナイロンはキマリ!で
あとは…
マチソワだと、あまり重たいのはきついかなあとか
上演時間と移動時間も考えて
『星ノ数ホド』と『海をゆく者』にしました。
実は『星ノ数ホド』はかぶってしまたので、お嫁に出さないとね。