Category Archives: ミュージカル・お芝居

熊川哲也とバレエの世界

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■日時:2014年7月6日(日)14:00
■会場:大野城まどかぴあ

バレエにまで手を出すととんでもないことになるから
気づかないふりしてるのよねえ。
でも、トークショーくらいはいいんじゃない?

福岡で有名な元アナウンサーでまどかぴあ館長の
林田スマさんの進行です。
狙ってなのかどうなのか、程よいおばちゃん度が
場を和ませ、熊川さんも苦笑しながら上機嫌♪

熊川さん、登場する時から立ち姿が美しいのよねえ。
もっと筋肉質なのかと思ったら、細い!
ソファには足を組んで腰かけ、そのポーズも決まる!

お話は盛りだくさんの内容で面白く、
その中から特に印象に残った2点をご紹介しますね。

◆最近、海外のコンクールに日本人が次々と入賞し、
注目されていることについて

自分たちの頃より、コンクールに送り出す先生が増えたから
というのは大きい。
でも、今は特にマスコミが大きく取り扱うから増えたように思うのであって、
昔も素晴らしいダンサーはいっぱいいた。
フィギュアスケートにしても、こんなに注目されはじめたのは最近でしょ?
自分が16歳でローザンヌの金賞をとった時は
新聞に小さく紹介されただけだった。
なので、マスコミによって操作されている。

自分自身については、16歳で北海道から東京を飛び越して西洋に渡った。
西洋人は立っているだけで容姿が美しい。
それに勝つために、自分の最高の武器を出した。
高く飛ぶとか、回るとか、技術的なこと。
「哲也やってくれ」と言われて、テクニック的な見せることばかりで、
西洋人の持つノーブルさ、演劇性を学んでおきたかったと今になって思う。

◆求められる受信力

林田さんがロミジュリ公演をご覧になって
「素晴らしかった」とおっしゃるのに対して、熊川さん
「素晴らしいと思える心があるお客さんが素晴らしい」。
バレエを含め、エンターテイメントにはお客さんの受信力が必要。
観客とステージが常に反響しあうこと。
そのためには常に感動することが大事。
例えば、今日は雨が強い。そのことに感動する。
お客さんたちは来れるだろうかと思う。
何事に対しても常に感じ、吸収する。

感動することの大切さを強調され、
sasa、その点については大いに自信があるわけで、
ステージを観て感動することは、生きていく上で大切なことなんだ
と背中を押してもらった気分。

途中、Kバレエの生徒さん、ちびっこクラスから
お姉さんクラス、そしてソリストまで
のミニステージを拝見し、
その美しさにもまた大感動☆

熊川さんと言えば、もっと気難しいイメージだったのですが、
林田さんのナビゲーションの良さのせいか、
饒舌でとても楽しかったです。

マズいのは、Kバレエ10月公演の『カルメン』に行きたくなってしまった
ことであります。

NHK「オリンピックコンサート2014」

ジャストタイムで観ましたよ。
まるでツイッター。

登場してすぐに場違いな奇声をあげる浦井くん、
で、会場一瞬ひいた?
王子の軽めのジョークも笑いにならない。
王子、絶対焦ってたはず。
あれ?みんな僕たちのこと知らないのかな?

すぐに切り替えて
「みなさん、はじめましての方だと思いますので自己紹介します。
StarSです」

急いで歌に入る。

「民衆の歌」~『レ・ミゼラブル』
王子からスタート。
歌声素晴らしすぎます。
ほんと王子の歌は聴いてるだけで泣けてくるね。
なんでこんなに心に響くのでしょう。
そして、さすがに今や王子様よりもアンジョくらいの兄貴が
しっくりくるようになってきたよね。
今まで観たテレビ出演では、最後、3人で肩組んで
前に進むのに、今回はそれがなかったな。

「星から降る金」~『モーツァルト!』
ほんとはこれ、王子たちが歌うのも変なんだけどね。
後半のメインがいくさぶろ君で、
王子がハーモニーにまわったから
盛り上がりがいまひとつ。

ほんとはジキハイ「This is the Moment」も歌ったみたいね。

浦井くんがしょっちゅう王子の方を向いて
「リーダー、僕これでいい?」的に見つめるのが
子犬のようで、愛されキャラ。

なんかさあ、王子の実力ずば抜けてて
2人が気の毒になるわ。
今年は単独公演しかないから堪能できないなあ。
じっくり聴きたいよお。

劇団四季『キャッツ』4回目

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■日時:2014年6月29日(日)13:00
■会場:キャナルシティ劇場 2階G列19
■出演:
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雌猫ちゃんたちが前回拝見した時と大幅チェンジでした。
グリドルボーン岡村さんが変わってる~!
永野ミストはセーフ!
なんだかねえ、雌猫ちゃんたちの歌は結構ブレが気になりました。
増本さんが帰って来てたのは嬉しいな。

4回目にして、今回初めて感じたのは
読んだことないけど、T.Sエリオットの詩を思わせるような
台詞調の歌が多いなあって。
「The Naming of Cats」なんて朗読されてるみたいだもんね。
英語で聞けば、韻がきっと素敵なはず。
詩の授業って意味わからなくて退屈だったけど、
その素敵さが理解できるレベルになっておきたかったなあ。

永野ミストは胸をピーンと張ってるのが
タキシード姿によく似合う。
大事なソロ曲の時は、お疲れだったのかしら、結構息切れ。
オーデュトロミーを探し出すため堂々とマジックした後、
ちゃんと見つけられたのがドキドキして赤い布を持ちながら
モジモジするところが可愛いよねえ。
みんなに凄い凄い言われて自信たっぷりにやってるようで、
実は普通に心配してるってとても人間っぽい。

マキャベティの群舞で関節をポトンポトン落とす動きとか
うわ~!と胸高鳴る局面がいっぱいあるのに、
やっぱりメモってないとダメですなあ。
すっかり忘れてしまう。
でも、メモってるとステージに集中できないしねえ。

なにせたくさん猫ちゃんいるから
今でもまだまだ認識不足なのが痛い。

10月4日千秋楽ということは、
あと3か月、あと何回行けるかなあ。

広島公演

ほんとは昨日はシャオチャンの広島公演。
情報いいただいてて、
広島って近いから、それも土曜日だし、かなりのチャンス!
でもねえ、次男の貴重な試合のため、泣く泣く断念。

2月の『Delicous』が不調だったから
シャオチャン本調子のお姿はしばらく拝見してないのだ。
って、sasaまだレポ書いてないぞ~!

楽しみにしていたズボン船長のキャストにもお名前がなく、
次回はいつお目にかかれるのでしょうか。

劇団四季『キャッツ』3回目

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■日時:2014年6月8日(日)13:00
■会場:キャナルシティ劇場 2階F列32
■出演:
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5月はお休みしてましたが、まだまだ行きたい『キャッツ』。
まずはキャスト表で岡村ジェリーと永野ミストを確認してホッ。

今回はマンカスとタガーが変わっていました。
タガー芝さんは、かなりアレンジ加えてたけどいいのかな?
いつか見たテレビでは浅利慶太さんが基本に忠実に
と厳しく指導しているシーンが印象的だったんだけど。
おかげで、いやらし~いタガーだったし、
ミスト紹介も軽く冷やかしっぽくて楽しい。

どの作品でも思うけど、複数回観ていると、
どのシーンも魅力が倍増してくるよね。
最初はなんてことないと思ってた
マンゴとランペのアクロバティックな掛け合いダンスは
なんとも緻密に組まれた動きで、
一歩間違って失敗したら、一気に興ざめ~なところを
完璧に踊り上げる。

マキャベティのディミータとボンバルリーナのダンスは
最高にセクシーだし。
高倉さん、なんてお顔が小さくてスタイルがいいんでしょ。

ジェリーロラムが大事なポイントには必ず登場してることも確認。
そして、ミストをあちこちで確認する度に、
またまたシャオチャンを思う。
ジェニエニドッツと一緒にタップしたんだろうなあとか
海賊の時は猫なのにあんな和風衣装だったんだろうなあとか
メモリーでの後ろ姿は、『ファミリー』のお父さんが
じ~っと肩を落として座っているシーンとかぶる。
何度見てもこういうことになるのだろうなあ。

今回は2階後方ながらA2席でしたので、握手ありでした。
だけどソロ猫さんではなく、まだまだ勉強不足のため、
どの方なのか判明できず。
でも、オープニングの暗闇に目のライトで近づいて来たのは
あのヒョウ柄さんでしたよ。