Category Archives: ミュージカル・お芝居

劇団四季『アラジン』


■日時:2017年6月10日(土)17:30
■会場:自由劇場海 1階14列サイド
■出演:

ほんと今は、ギリギリでもチケットを手にするチャンスがある
便利な時代となりました。
おかげで、ほんとにこれで小遣い稼ぎしている輩が
身近に普通にいたりする事態。

難関チケットなのに定価で譲りいただき、
行けるとは思っていなかった人気のアラジンの世界へ。

ディズニーのアニメも見たことなくてね、ノー予習。

でも、幸いにも、王子がたくさん歌ってくれてましたので、
ここぞという曲はちゃんと馴染みがある。
「proud of your boy」は、王子の歌の方がググッときたけどね。

ストーリーとしてはそんなに深くないし、感動ものでもないのよ。
でも、とにかくダンスシーンが多くて、盛り上がる。
しょっちゅうみんなで歌って踊る。
楽しい。

そして、もちろんタイトルロールのアラジンが主役ではあるんだけど、
もっていくのはランプの精?ジーニーなのね。
今日のジーニーは四季に詳しくないsasaでも知っている阿久津さん。
出てくるだけで盛り上がるし、会場を沸かせる。

なんかあんまり邪悪なキャラもいなくてハッピー☆
これは人気のはずだね。
アラジンは結構キャスト変わってるみたい。
でもさすがにリピは無理だ。

ラジオ「井上芳雄 by MYSELF」

ありがたいことに、毎週日曜日の王子のラジオ番組を
聴くことができています。

これの何が豪華って、ピアノ伴奏つきの王子の生歌。

歌のうまさ、表現力に圧倒されます。
ラジオですから当然、演技も表情もないのに、歌の力だけで魅せられる。

そして、ギャツビーから数曲歌ってくれ、
毎回何らかのギャツビーPRがあるので、
これは観劇への期待も高まる。
名曲、早く舞台で聴きたいなあ。

毎回気になって笑ってしまうのは、
スポンサーがミシンのブラザーで、
その体験教室のPRをするのですが、
「僕も体験してミシンの魅力がわかりました」みたいなコメントが入るのです。
これって本当に体験したのかもしれないけど、
なんか嘘っぽく聞こえるし、ミュージカル俳優が体験する必要はないのでは?

と、いろいろ言いつつ、
トークは上手だし、歌は素晴らしく、王子はさすがだなあ。

映画『美女と野獣(字幕版)』


結局、翌週には字幕版を観るという…。

こちらも文句なく素晴らしかった!

エマ・ワトソン、歌上手~!
こういうのって、キャスト決まる前に歌テストもあるのかしら?

ミュージカルファンとしては、普通の俳優さんと
ミュー俳優さんって違うカテゴリーじゃない?
歌もダンスもできてこそのミュー俳優さん。

が、普通の俳優さんがこんなに問題なく歌えちゃうの?

やっぱ口の動きと歌があってるから自然なのよ。
それと、歌の力強さがやっぱり本場。
昆ちゃん、いくさぶろ君、めぐ様、吉原さん…って日本のトップを揃えているわけだけど、
世界のトップというのは、その上をいく。

そして、実はあのメインテーマをもっていくのはポット夫人→エマ・トンプソンなのね。
こちらも正統女優さんなのに、説得力があるのよ。

こちらを見たら見たで、今度は成河ルミエールをちゃんと聴けてなかったのが惜しくて、
ポット夫人の岩崎宏美さんの声を再確認したくて、
などなどまた吹替え版にも立ち返りたくなる。

が、もしあと1回しか観られないとするとどちらを選ぶのか
と冷静に考えると、字幕版だな。

ということは、sasaの好みは字幕版ということです。

映画『美女と野獣(吹替え版)』

吹替え版が観たいなんて思うことって滅多にないよね。
でも、もし1回しか観られないとすると、
昆ちゃん×いくさぶろ君で観ておきたい。
ので、音響の良いT・ジョイにて吹替え版にしました。

もうねえ、息つく間もないほど、1秒の隙もないほど感動しました。
テンポよいし、エマ・ワトソンの動きもリズミカル。

『ララランド』は最初エマ・ワトソンにオファーがあったのを断って
批判的な記事が出てたけど、
これだけの作品に挑むのですから、同時期に両方は無理でしょ。
小さくてボリュームがちょっと足りないけど、
本が好きで自分の意志が強くて、一風変わったベルにはあってました。

歌は、昆ちゃん完璧ですね。
いくさぶろ君は声に加工が加えられてていくさぶろ感はなし。
濱田めぐみさんは抜群の迫力で引っ張ります。
ポット夫人は岩崎宏美さんだったけど、声の雰囲気ちょっと違ってました。
出番の多いルミエールは成河さんだったけど、あちこちポイントがあるので
堪能できなかったわ。

以前、四季のミュージカルで見たことあるけど、
あんまり感動しなかったのよ。

なのでハンカチ用意してなかったら後半号泣。
野獣の切なさにも、二人の心が通い合っていく様子も
全身で感動しました。

そして、最後に現れる王子様が『ダウントン・アビー』のマシュー。
ここは煌めくような美男子が登場しなければならないところに、
ダン・スティーブンスをもってくるところが
数々の俳優さんの中でも美しいってことよね。

台詞が伝わりやすくて良かったんだけど、
エマとダンの生声が聴きたくなるのも当然の流れで、
時間があればその足で字幕版にハシゴしたかったくらいです。

ミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』


■日時:2017年5月13日(土)12:00
■会場:キャナルシティ劇場 Q列22
■キャスト:
市村正親 柿澤勇人
シルビア・グラブ 宮澤エマ 春風ひとみ
阿部 裕 小原和彦 香取新一 神田恭兵 照井裕隆 安福 毅
彩橋みゆ 折井理子 可知寛子 伽藍 琳 高谷あゆみ RiRiKA

トニー賞受賞作品。
どん底のモンティ(柿澤)に、大富豪の遺産の話が舞い込む。
でも、自分の後継順位は8番目。
遺産を手にするためには、その8人が消える?いや、消すことが必要で…
というお話。

その8人全員を市村さんが演じるのです。
チャラ男あり、誠実派あり、男女あり…。
市村さんが演じると、みんな愛せちゃうよねえ。

ウェンツとのダブルキャストの中、もちろんカッキー日で取ったんだけど
元四季独特の滑舌の良さもなく、とてもフツー、自然なのよね。
これが人気の秘密なのかしら。
肩に力入らず疲れずに見られます。

久しぶりのシルビアは安心。
歌もお色気もいいもんねえ。

シアターアクト以来の宮澤エマちゃんは、改めて歌すごいわ。
オペラ歌手ばりに高音も出るし、音程が正確。

一緒に行ったお友達がミュージカルファンではなかったので、
ピンときてなかったようでしたが、
ミュージカルファンには、市村さん8役の無茶ぶりも
愛らしい春風さんとか、アンサンブルの神田くんとか、
ツボはいっぱい。

カテコでも、市村さん登場で会場が湧くのよねえ。
愛されてるわぁ。