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映画『美女と野獣(吹替え版)』

吹替え版が観たいなんて思うことって滅多にないよね。
でも、もし1回しか観られないとすると、
昆ちゃん×いくさぶろ君で観ておきたい。
ので、音響の良いT・ジョイにて吹替え版にしました。

もうねえ、息つく間もないほど、1秒の隙もないほど感動しました。
テンポよいし、エマ・ワトソンの動きもリズミカル。

『ララランド』は最初エマ・ワトソンにオファーがあったのを断って
批判的な記事が出てたけど、
これだけの作品に挑むのですから、同時期に両方は無理でしょ。
小さくてボリュームがちょっと足りないけど、
本が好きで自分の意志が強くて、一風変わったベルにはあってました。

歌は、昆ちゃん完璧ですね。
いくさぶろ君は声に加工が加えられてていくさぶろ感はなし。
濱田めぐみさんは抜群の迫力で引っ張ります。
ポット夫人は岩崎宏美さんだったけど、声の雰囲気ちょっと違ってました。
出番の多いルミエールは成河さんだったけど、あちこちポイントがあるので
堪能できなかったわ。

以前、四季のミュージカルで見たことあるけど、
あんまり感動しなかったのよ。

なのでハンカチ用意してなかったら後半号泣。
野獣の切なさにも、二人の心が通い合っていく様子も
全身で感動しました。

そして、最後に現れる王子様が『ダウントン・アビー』のマシュー。
ここは煌めくような美男子が登場しなければならないところに、
ダン・スティーブンスをもってくるところが
数々の俳優さんの中でも美しいってことよね。

台詞が伝わりやすくて良かったんだけど、
エマとダンの生声が聴きたくなるのも当然の流れで、
時間があればその足で字幕版にハシゴしたかったくらいです。

映画『はじまりへの道』


週末は休んでおかないと体力もたないけど、
休んでると、精神的にリフレッシュできない…。

朝、母を送る用事があって、そのまま映画館へ。
予告編を見て、ロードムービーだし面白そうだったので。

親の方針で文明を離れた山奥で暮らしていた父と6人の子供たち。
昼間は身体的な厳しい訓練、夜は本で勉強。
自分の頭で考える人間に育っている。
病気の治療で入院していた母が亡くなり、
その葬儀に文明社会に向かうロードムービー。

非常識な子育てに共感はできない。
子どもの人生を親が左右してよいのか。

普通は主人公の側に寄ってみるところだけど、
フツーの感覚のsasaはお父さん支持者にはなれなかった。

が、もちろん愛あっての子育てで、
それはちゃあんと子どもたちには伝わっていました。
親だって間違います。
でも、愛があれば修正は可能、と思わせてくれた。

確実に親目線になりますねえ。

目が印象的な長男は、好きな映画『サンシャイン』でも歌が上手だった
俳優さんでした。

映画『ラ・ラ・ランド』

ミュージカルファンとしては大変遅ればせながら
やっと観ました。
テーマ曲に合わせて全員で歌とダンスでスタートし、
明るく楽しいミュージカル映画だと思って見始めたら、
途中から手にハンカチ必須でした。

以下ネタバレあります。

女優を目指すミア(エマ・ストーン)が、
場末の店でのピアノ弾き・セブ(ライアン・ゴズリング)と恋に落ちたものの、
安定した生活が送れるとは思えず、
心配する母親からの電話にもちゃんと答えられない。

その電話が聞こえたセブは、
気乗りのしないバンドの誘いに、とりあえずの収入のために応じることにする。

そして、そのバンドのライブに駆けつけたミア。

スポットライトを浴びたセブのピアノソロで始まり胸ときめく。

が、そこから照明があがり、歌が始まると…

んん?

セブの目指したジャズじゃない!
大衆に迎合したような音楽!
どうして!

ミアの大きな目に影が。

そして、演奏を続けるセブ。
当たり前に演奏してるだけに、
こうなるまでの葛藤と決断を思うと…。

ここで陥落。

台詞一切ないんだけど、切ない。

そして、すれ違いが始まり、不自然なほどいきなり別れが訪れ、5年後。
ラストのミアとセブの表情が、
どうくるかなあと思ってたら、とても素晴らしかった。

その直前に、2人が続いていたらという理想の回想シーンが流れるんだけど、
それを見ながら、あーこうだったらよかったのになあ
と客席全体が共感したところに、
現実をつきつけられるから、さらに辛い。

シェルブールの雨傘やウエストサイドからのシーンも多かったです。

エマ・ストーンはウッディ・アレン作品とバードマンで見て
落っこちそうな大きな目と、
短パンから出たスラリとした脚が印象的だったんだけど、
歌とダンスまでできるなんてすごいわ。

毎日の長い通勤時間に聴きたくて、売店で即サントラ購入しましたよ。

主演女優賞

エマ・ストーン、アカデミー賞主演女優賞受賞したのね。

ウディアレンのミューズで2作品拝見したけど
とても可愛いかった。

そてが歌もダンスも出来るなんて!

『ラ・ラ・ランド』早く見たい!

2016エンタメ回想

年末恒例のエンタメ振り返り。
今年のラインナップは

<ミュージカル&演劇>
*ミュージカルのど自慢:歌うま素人さんによるミュージカル曲オンパレード
*DANCE PROJECT『SHOES』:シャオチャンお仲間男性ダンサーのダンスがかっこよい
*漂流劇『ひょっこりひょうたん島』:奥が深くて難しかった
*ミュージカル『DNA-SHARAKU』:小林香さん演出、楽しい♪
*ミュージカル『わがまま』:期待したほどでは…残念
*音楽劇『悪名』:昔とすっかり違うジュリー
*ミュージカル『エドウィン・ドルードの謎』:くだらないにも程がある
*SHOW ル・リアン:奥田弦くんの見事なピアノと大貫くんのアドリブ
*YOSHIO INOUE SINGS DISNEY 福岡公演:歌はもちろんトークも最高☆
*舞台『猟銃』:日本人でよかったぁな美しい言葉と佇まい
*エリザベート5回:ようこそ博多座☆王子トートから浮気しない
*朗読劇『夜と霧』:難しいテーマを王子が優しく伝道
*ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』:大好きなナイロンがう~ん…
*演劇 × ダンス 『BAKED HOTEL』3回:大好きな3人が華麗にキュートに舞う
*muro式.9.5『答え』:しっかり作り込まれた舞台に感動
*ミュージカル「H12」:久しぶりの田村くん、もっと歌が聴きたかった
*スピッツLIVE:マサムネくんの歌は優しく切ない。
*ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」来日版:ソニンで見たかったよぉ
*阿佐ヶ谷スパイダース『はたらくおとこ』:長塚作品、今回も撃沈
*舞台『鱈々』:優しい竜也くんがやるせない
*万能グローブガラパゴスダイナモス『月ろけっと』:福岡の才能に万歳!

<映画>
*マネ―ショート
*僕だけがいない街
*スノーホワイト
*日本で一番悪い奴ら
*リリーのすべて
*海よりもまだ深く
*ジャージーボーイズ(DVD)
*横道世之介(DVD)
*カッコーの巣の上で(DVD)
*教授のおかしな妄想殺人
*リトル・ミス・サンシャイン
*ミッドナイト・イン・パリ
*アフタースクール
*HOME LANDシリーズ(DVD)
*バードマン(DVD)
*シングルマン(DVD)
*モネゲーム(DVD)
*ファーゴTVドラマ(DVD)
*ファーゴ映画(DVD)
*シン・ゴジラ
*アメリカン・ハッスル
*ハドソン川の奇跡
*キャプテンフィリップス
*湯を沸かすほどの熱い愛
*ブリジット・ジョーンズの日記
*マダム・フローレンス!夢見るふたり
*デス・ノート
*ジャック・リーチャー
*ミュージアム
*ザ・コンサルタント

それでは
2016年度sasa的No.1発表です!
ジャカジャカジャカジャカジャ〜ン!

ミュージカル&演劇部門No.1は…

万能グローブガラパゴスダイナモス『月ろけっと』

です!

これ観るまでは、中谷美紀ちゃんの『猟銃』に決めてたのよ。
中谷美紀ちゃんの口から発される言葉の美しさ、
台詞をしゃべりながら肌着から一式の着物を身にまとう
その凛とした所作、圧巻だったからね。

でも、初ガラパの衝撃はそれ以上で、
これまで気になってたのも当然な実力。
観てはいなくても、面白さの雰囲気が漂ってたってことだ。
地元から羽ばたいて欲しい、欲しくない、なフクザツな心境。
まだ初見なので、今後にさらに期待します。

そして、映画部門No.1は…
『リリーのすべて』です。

2年連続で、愛するマリウス エディ・レッドメイン主演作品です。
今は魔法使いやってるし、常に挑戦し続ける姿に敬意!

仕事辞めましたので、来年は確実に映画本数は減ります。
舞台もこれまでのように気軽には観に行けなくなります。
だからこそ週末はさらに充実していく所存です。

来年も素敵な出会いがありますように。
それではみなさま、良いお年をお迎えください。