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映画「ハドソン川の奇跡」

直木賞作家の東山彰良さんが西日本新聞に映画コラムを連載されていた時
「イーストッドに外れなし!」と明言されてたのが印象に残っていて、
それ以来、必ず見るようにしています。

そして、今回もその通りでした。

エンジンが動くなった危機に際し、
飛行場に戻るのは不可能、川幅の広いハドソン川に降りると判断し、
無事に着水する。

それで終わりではなく、この大混乱の中、
155人全員の無事を確認して初めて
一息つく。

155人の命を救ったヒーロー!

のはずが、
その判断は正しかったのか、
実は危険にさらしたのではないか、
といきなり容疑者となり、裁判にかけられる機長と副機長。

この不条理にも、冷静に事実を伝える機長サリー。

愉快なイメージのトム・ハンクスが実直に演じています。
色っぽいイメージのアーロン・エッカートがいいおっちゃんになってるのも
面白い。
この2人の信頼関係も重要なカギです。

機長というのは、頭脳や技術だけでなく、
人格を備えた人がなるのだなあ、
そして、人を救うのはコンピューターではなく、人だ
と実感するのでした。

DVD『アメリカン・ハッスル』

GEOで、何見ようかなあと物色しているうち
「おすすめ」とか「アカデミー賞ノミネート」とか書いてあったのでセレクト。
エイミー・アダムスが出てるってのも大きかった。

詐欺師のお話で、主演はクリスチャン・ベール。
確かバットマンではかっこよかったはず。

が、そのカッコよさを惜しげなく捨て去ったブヨブヨのお腹とカツラ
という潔さ。
調べてみると、役作りが凄まじい方らしい。
過激なまでにやせ細ったこともあるらしい。

今をときめくブラッドリー・クーパーだって、煌めきがない。
大好きなエイミーも似合わないセクシー路線でう~ん…。
みなさんイケてないキャラたちなのですよ。
美男美女が揃いも揃って。

で、そんな熱演にもかかわらず、お話自体は
それほど面白いわけでも、破天荒に盛り上がるわけでもなく。

残念ながら期待外れでした。

映画『シン・ゴジラ』

あまりに評判がよいものですから、
sasaのカテゴリー外なのに観に行ってしまいましたよ。

そして、面白かった!

※若干、ネタバレあり。注意。

なんだ?なんだ?
の未知との遭遇から、だんだん状況が見えてくる。
登場人物と一緒に焦り、探る感じ。
最初からずっと緊張感。

なんだかたくさんのオマージュが散りばめられているようですが、
ゴジラ初見のsasaにはわからず。

でも、今の日本が一番痛いところを突かれました。

そして、出演陣が豪華すぎ。
役者さん全員出動じゃない?ってくらい。
これに呼ばれなかった方がショックかも。

なので、エンドロールでは、主演の3人のみがトップで後は全員アイウエオ順。
江本明さんも、高橋一生さんも、斎藤工さんも、余貴美子さんも、
まとめてその他大勢。

石原さとみちゃんが、米国官僚役で出てきて、
英語でしゃべりまくる、それも日本語の中に単語だけ英語とか、
が大きく違和感ですが、
なんだかそれはそれで突っ込みどころになってくれてホッとする。

結局、ゴジラはドンっとそこにいて、確かに破壊しまくっているけれど、
本人にとっては、壊そうと思ってるというより、
歩くと周りが壊れるという状態?
人間との間に意志の疎通があるわけでもなく、
人間の方が一方的にジタバタしている。

そして、最後は凍結されて動かなくなる。

sasaは見落としたのだけど、尻尾の中に人間がウヨウヨしてるとか。

とにかく、予想外に面白く、sasaも同じく周りにおススメしまくっている。

映画『シン・ゴジラ』

海外ドラマ『HOMELAND』

ここのところの週末DVD鑑賞。
ドラマと映画を借りることにしていて、
先日まで見ていたのが『HOMELAND』。

レンタルショップには映画以上に広いドラマコーナーがあって、
その半分くらいは韓流。
今のところ韓流にはハマってないので、欧米もので探します。
ものすごくたくさんあって選ぶのが難しい。
好みとしては、ミステリーもので、グロくないもの。

『24』はいまいち好きではなくて、
『LOST』と『プリズンブレイク』が好きだった。
同じ系列から探してこれにしました。

ものすごい長く続くものが多い中、
こちらはまだシーズン4まで。
放映は続いているものの、最新作はまだレンタルされてません。

シーズン4まで観終わりましたが、なかなか面白かったですよ。
最初に登場するブロディ軍曹というのが、なんともミステリアス。
いい人なのか悪い奴なのかわからないのです。
この不気味さで最初は苦手だったんだけど、
だんだんと悪い人じゃなく、戦争の被害者だとわかってくると
かっこよくも見えてくる。

この演技で受賞したらしいけど、納得です。

主役キャリーのクレア・デインズは肩もがっしりしてるし、
アクション派なのかと思ったら、
映画ロミジュリでデカプリオの相手役だった
清純派女優さんだったらしい。

見事にイメチェンです。

とりあえずレンタルできたのはシーズン4まで。

シーズン5は購入しないと観られないみたいね。
海外ドラマは全てのシーズンが終了していない限り
こういうことになります。

途中までのまま、次の作品に移るのです。

DVD『アフタースクール』

なんとこれも二回目だったのだ。

内田けんじ監督作品は『鍵泥棒のメソッド』が大好きだったので、
これを観てないはずはなかったのに、これまたすっかり忘れていた。

お話の展開としては、伊坂幸太郎に似たイメージだと思う。
ただ、内田作品は、観客をもだます。
すっかりだまされる。

プロットが複雑すぎてよくわからなくなるから
2回目だったにもかかわらず、2回観た。

これはストーリーの展開もだけど、
大泉洋、堺雅人、佐々木蔵之介、この3人の魅力が素晴らしい。

堺雅人さんの飄々と呑気なようでいて周到に作戦を練る、
佐々木さんの人を信じられない悪人でいて、結局罠にはまる。

が、なんといっても大泉洋。
抜けてるようでいて、最終的にカッコよすぎ。
結局同じシーンで泣けた。

内田作品はあと一つ『運命じゃない人』を見なくては!