Category Archives: ミュージカル・お芝居

『レ・ミゼラブル』製作発表

先日の『レ・ミゼラブル』製作発表、ネットでもあちこちで話題になってますね。
祐さまが残っていることの方が違和感感じるくらい、
sasaには目新しいキャストです。
コゼットなんてお一人も存じ上げません。

アンサンブルからあがってきたのねえ、としみじみしちゃう方もいれば、
昆夏美ちゃんなんてコゼットすっ飛ばしていきなりエポニーヌからなのね。
夏美ちゃんの『オン・マイ・オウン』お涙ちょうだいを押し付けてない感じがよいわ。
低音が得意なのかしら、どんどん下がってもきれいに出るのね。
1曲の中でドラマティックな感情の動きも伝わってくる。
それに、唇がよく動くもんだ。ふにゃふにゃ柔らかそう。

上原くんは去年の製作発表でいきなりの大役にもかかわらず
『民衆の歌』をセンターで引っ張る実力とオーラに感服。

和音さんがあんなにパワーあるのに静々としてるのも素敵。

夏美ちゃんと上原くんはいまだにお目にかかったことがなく、
博多座でのキャストスケジュールがうまいこといくといいなあと願うのであります。
個人的には1度でよいので、ソニンのエポが観てみたい。

工場長〜♪

今週は作業ウィークでした。
中身をセットして袋に詰める…詰める…詰める…。
社員総出でやっても数が多過ぎて終わらない。
この数日間、会社はまるで工場のようでした。

そんな中、一番作業の早いスタッフが「工場長」と呼ばれます。

「工場長」と聞いてミュージカルファンの頭に浮かぶのは
もちろんレミゼであります。
1度頭に浮かんでしまうと、フレーズがエンドレスに流れ続ける。
意味わかんないだろうなあと思いつつ、そのことを話すと、
最近東京からやってきたスタッフからひょんな話が飛び出して来た。

「え、レミゼですか?
僕、子どもの時、親に連れられてオーディション受けたことあるんです」。

「いくつの時?」

「小学校4年生くらい」

そりゃあ間違いなくガブローシュだね。

「2000人くらいまでは残ったんですけどね」。

果たしてそれが結構イケテるのかイケテないのか
よくわからないけど、
ガブローシュと言えば、子役の登竜門。
男の子のガブローシュに、女の子のリトルコゼットね。
東京育ちだとそういうことにもなるのね。

森山開次さん@NHK『日曜美術館』

先週の日曜日、何気なくつけたテレビに開次さんの姿。
sasaの愛する『V!』は博多座公演は新上さんだけでしたが、
東京公演は開次さんとダブルキャストで、
それぞれに素晴らしかったようなので、拝見できず残念。
そうは言っても、シャオチャン出てれば他は目に入らないんだけどね。

つけたのが途中からだったんだけど、
開次さんがアートの島・直島を訪問しているようです。
先日、同僚が行って来て、正直な感想「現代アートってわから〜ん!」
と言っていた、ちょっと前から話題の島です。
安藤忠雄さんの手がけた地中美術館もありますね。

アートの島を探訪すると共に、地元のおばあちゃんたちと
少年のように語り合う開次さん。

印象的だったのは、丸亀市の猪熊弦一郎現代美術館を訪れた時の様子。
入り口正面の巨大な壁画の前で、絵にあわせて動いたりポーズを取る。
開次さん自身も落書きの一部になった愛らしい姿。
ダンサーってどんな形を取っても美しいものなのね。

見始めたのが途中からなので、前半を見逃した。
次の日曜日、再放送でリベンジだ!

速報☆

昨日いただいたチラシです。
「速報」感!溢れるコピー用紙ね。
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三大プリンスコンサート「Stars」福岡公演は確定です。
かえすがえすも、このタイトルつけたことがスゴイと思う。

2013年5月22日、福岡市民会館。
地方公演については地元強し!でありがたい。

ミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ 」


◆日時:2012年10月3日(水) 19:00
◆会場:福岡市民会館
◆出演:井上芳雄、坂本真綾

すっごく良かった。
観た後、幸せな気分だった。
台詞がしっかり作り込まれてて面白いし、
王子は出ずっぱりなので堪能できるし、楽曲も素晴らしい。
sasaの記憶では、王子がコスプレ的でない、普通のスーツスタイル役は
観たことがないなあ。
ダンディな紳士は王子にとてもよく似合う。
ほんとはもう少し年上の方がよいかもしれないけど、
王子にぴったりの役だったと思う。

『足ながおじさん』、子どもの頃に読んで面白かった覚えはあるけど、
こんなに素敵なラブストーリーだったっけ?

軽い気持ちで援助を申し出たつもりが、ジルーシャの手紙に振り回され、
だんだん仕事も手につかなくなり、手紙に男の名前が現れると動揺してオタオタ。
人間関係に慣れてないので、自分の気持ちが嫉妬ということにも気付かない。
大人げなく意地悪したりして、そんなひとつひとつの気持ちの表現が丁寧。
嫉妬深かったり、大人げなかったり、焦る王子はとても愛らしい。

坂本真綾ちゃんは、レミゼで観た時から華がないので苦手だったのだけど、
今日はあれだけ膨大な量の台詞がクリアで完璧。
歌も安定してて安心だけど、アニメ的な歌い回しは好きではないな。
でも、声が強いので、王子とのハーモニーは良かった。

やっぱりきちんと作り込んだ笑いは面白いなあ。
『トライアングル』のような付け焼き刃的なのはイヤだ。

前半大いに笑い、最後はすれ違いだった2人の気持ちが通じあって
「良かった良かった」と涙…。
さらには、とあるご縁でとても嬉しいことも重なり、
帰り道も幸せになるミュージカルでした。