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映画「オアシス|ネブワース1996:DAY2 Sunday 11th August」


今期のドラマで一番よかった「しあわせな結婚」
松さんにハズレなしだわあ。

で、さらに良かったのがテーマソングがオアシス。
ロックなのに泣けてくる。

映画館情報をのぞいてみたら
オアシスのライブの限定上映があっていて
明日までだったので行ってみました。

そりゃあまあ素晴らしくかっこよかったです。
結構前の映像だから、画像は粗いし、ガタガタ動くので
見るのがきつかったけど、
後半、アコースティックになってから
落ち着いて見られるようになった。

曲がいいんだから、映像はすっきりでいいのにね。

名曲オンパレードで
お目当ての「Don’t Look Back in Anger」もちゃんと聴けました。
この曲はメインボーカルの弟リアムではなく、
お兄ちゃんのノエルが歌ってるのね。
とても良かったです。

かっこいい

韓国ミュージカル ON SCREEN『ファントム』


■映画館:ユナイテッドシネマキャナルシティ
■出演:
ファントム(エリック):キュヒョン(SUPER JUNIOR)
クリスティーヌ・ダーエ:イム・ソンへ
ほか

『オペラ座の怪人』と同じくガストン・ルルーの原作を
アメリカで制作したミュージカル。
日本でも城田くんが演出・出演してましたね。
日本初演は大沢たかおさんだったとか。

そのミュージカルの映像映画です。

観たことないからどんなお話か観てみようくらいの気持ちで行って、
最初は韓国語の台詞が聞きなれず
「う~ん、歌詞と音楽があわないなあ」とウトウトしてたところ
本格的に歌い出して跳び起きた。

いやあ、圧倒的に歌がうまい。
なんだこれは!
日本、全然負けてる…。

王子が韓国すごいとか、韓国にレッスンに行ったりしてるのがよくわからなかったけど、
こういうことなのか。

クリスティーヌはオペラ専門の歌手のようなので納得なんだけど、
ん?ファントム役はアイドルなの?
ハイレベルのレッスンでこんなことになるの?

いやあ、驚いた。

ちょっと前にやってた『エリザベート』は観られなかったのよ。
なにせ上映期間が短くてね。
残念っ

映画『国宝』

評判よいから見ておかなくちゃね。
吉沢亮くん、お顔が好きで大河の渋沢栄一チャレンジしたんだけど挫折。
ずっと前に井上芳雄くんが誰と共演したいか?みたいな質問に
「吉沢亮くん。実は歌もダンスもいける」
と言ってました。
一時期事件になっても続々出演してるのは実力を証明してるよね。

で、今回は横浜流星くんとのダブルという旬のキャスト。

任侠の家に生まれた喜久雄(吉沢)と、歌舞伎界名門の御曹司・俊介(横浜)。
厳しい師匠・父(渡辺健)の指導を共に受けながら切磋琢磨。
才能ある子が入ってきて嫌悪や焦りもあったろう
本家の将来を約束されたボンボンに妬みや嫉妬もあったろう
そんな二人だけど、目指すものが同じなのと
試練を共にする仲間だから
仲が良く結束が固く、見ていて嬉しかった。

芸の力か
血の力か

挨拶にいった大御所の女形・万菊(田中泯)に
最後に勝つのは血の力だと予言される。

が、師匠は我が子よりも喜久雄の芸の力を取った。
舞台でその実力を目の当たりにして、姿を消す俊介。

から
襲名披露で倒れた師匠の最期の言葉は「俊ぼう」

あまりの衝撃で動けない喜久雄。
師匠の本心を知り敢えて反感をかって歌舞伎界から身を引く。

から
死の間際に万菊から呼び戻され、復活する喜久雄。

芸と血、両方の時代は長く続かない。
病に倒れる俊介。

最後に残ったのは芸。

そこに日陰の道を歩んできた娘が現れる。
芸のため、身を潜めて生きてきた母娘。
決して父とは認めないと厳しい言葉を浴びせるが
それでも結局、芸には圧倒される。

どんなに人を傷つけたとしても
それを上回る力が芸にはある。

好きだったのは
*血の力をもたない喜久雄が舞台に立つのが怖くて化粧出来ない時に
俊介が紅をひいてやるところ
*屋上でボロボロの喜久雄がジョーカーのように踊るところ
*片足になった俊介が舞台で倒れた時に、これが最後の舞台になると感じた二人が
周りに止められても最後まで舞台に立ち続けたところ
*一緒に舞台の上を見上げて二人で同じ景色をみたところ

sasaは見ていて、卒論で書いた
オスカーワイルド『ドリアン・グレイの肖像』が浮かびました。
芸術至上主義。
最後は人を越えて芸術が残った。

芸は全てを凌駕する、そんなテーマだったのかな。

映画『異端者の家』


ちょうどシフト休がレディースデイでしたので
もう一つ映画行ってきました。

はい、ヒュー様主演が目当てです。
宗教ものですので、理解が及びませんでしたわ。

モルモン教のシスターの女の子が布教に行き、
家に招き入れられて出られなくなるホラー。
ヒュー様が相変わらずの甘いマスクで
魅力的な笑顔なものですから、
ついつい家に入ってしまうのです。

リード氏(ヒュー・グラント)は、
恐らくモルモン教以外も幅広く研究しつくした
宗教拗らせ系で、
シスターたちと宗教論をかわすのですが、
駆け出しの女の子たちでは歯が立たない。

でも、なんとなく浄土真宗くらいのsasaには、
リード氏の「で?君たちの信仰は人を救ってくれるのか?」
みたいな論に納得できたりする。

そして、
モノポリーは有名だが、その元となったゲームがあっただけだし、
人気の曲も、それ以前の曲に似ている、
という例を出しつつ
宗教も所詮、それ以前のものの模倣である。

リード氏がこねくりまわしてたどり着いた結論は
「宗教とは支配である」

で、その家には狂気の「支配」があった。

そもそも「異端」って当人以外の宗教は
ひとくくりに「異端」。
「異端」という呼び方に否定的なニュアンスが感じられ、
自分と考え方が違うからといって
そう呼ぶこと自体への疑問も呈してる気がする。

出てくるワードや比喩・引用もわかりにくいので
HPにはキーワード付の解説がついてます。

久しぶりにヒュー様が見られたのは嬉しいけど、
この作品じゃなくてもよかったんじゃね?
と思うのであった。

映画『ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男』

先日のサルメカンパニー『12人のヒトラーの側近』の流れで
ゲッベルスを観る。

ヒトラーの宣伝大使。
サルメではゲッペルスが中心ではあったものの
側近12人の群像劇で、個人的な立場や欲と
ヒトラーを囲む関係性のお話でした。

今回はゲッペルスが主題で
途中、ナチスの実際の映像は挿入されていることもあり、
残虐性が際立つ。
そうそう、ナチスの殺戮は赦されないのに、
サルメでうっかり気を許すところだったよ。

プロパガンダってナチスに限ったことではなく
戦争中はどこの国もやっている。
日本だってそうだったし、今だってそうだし
ネット社会の今はさらにフェイクニュース
に踊らされる。
弱小だったナチスも宣伝で、国民を狂気に導いた。

ナチスはデザインも演説もアートでが
制服も色がかっこいいから
あれでピリッと言われたら、従ってしまう…。

いやいやそうやって操作されることが問題なんだ。

ヒトラーについては題材になりやすく
本も映画もたくさんあるようで
それぞれの角度で描かれ方も
見え方もちがってくる。
どこをどう切り取るか、どの視点で作られているのか。

もう少しいろいろ見てみたい。