Category Archives: ミュージカル・お芝居

博多座『ナイツテイルー騎士物語ー』


■日時:2021年11月27日(土)12:30
1幕80分 休憩30分 2幕80分
■会場:博多座F列
■出演:アーサイト 堂本光一
パラモン 井上芳雄
エミーリア 音月 桂
牢番の娘 上白石萌音
シーシアス 岸 祐二
ジェロルド 大澄賢也
ヒポリタ 島田歌穂

折井理子 七瀬りりこ 水野貴以 小西のりゆき 中井智彦
神田恭兵松野乃知
石井亜早実/咲花莉帆/遠藤 令/富田亜希/門間めい
知念紗耶/酒井比那/尾久葉優衣/原 梓
柴田実奈/田中真由/萬谷法英/広瀬斗史輝
山科諒馬/樋口祥久/後藤裕磨/茶谷健太
シュート・チェン/前山義貴/東問一貴/中野太一

初演で大阪まで見に行って感動した記憶はあるけど、
いやあ、やっぱりこれは名作ですね。
王子と光一くんのダブルキャストがキラキラだし、
次から次に名曲オンパレード。

オープニングは長尺とってなかなか始まらない。
待って待って…た~っぷり時間をかけて
じゃじゃ~ん!光り輝くオープニングです。
涙出できたよ。

なにせ2列目なので王子の表情もよく見えて、
最初から最後まで嬉しそう楽しそうなのよ。
この作品、窮地でも辛くはないもんね。
いい意味で内容がお気楽な作品。

最初は王子だけ見てたんだけどね、
まあ、王子はとにかく目立つところにいるから安心。
神田くんを探し、松野くんを確認し、
新たにお友達に山科さんをおすすめされたもんだから
目が足りない。大忙し。
2列目なのにオペラグラスで端から端まで確認。

まあ、これは前回と同じ感想ですけど、
二人で歌わせるのは光一くんに酷じゃない?
王子のふわっと大きく響かせる歌声に対して、
光一くんの歌はふつうの歌手。
王子が気を遣いながらうまく調和させてるのがわかる~
王子の度量の大きさも感じるよね。
ごめんねえ、差をみせつけちゃって。
我らが王子は堂々たるトップです。

で、他にもお楽しみはいっぱいで、
確か上白石萌音ちゃんが歌だけじゃなくてダンスも上手だったよねえ、
あれって気のせいかなあと思ってたら
いやはや、やっぱり踊れるじゃん!
歌も上下のアップダウンが大きい難曲なのに
音程しっかりしてて、何よりそれを自然に歌ってしまうところがすごい。
たとえるとすれば、松たか子さんのような自然な上手さ。
台詞も朝ドラの時とは全然違うの。
歌もダンスもお芝居も実力ある女優さんだなあ。

雄鹿の松野さんはGQ組なのでご贔屓ですが、
期待通りの美しさ。
途中で、後方で開脚しながらうんうんと話を聞いてるシーンがあるのですが、
そこがまたしなやかで可愛い。
森で王子と顔とつきあわせるとことろも
二人でえっ?となって楽しい。

神田くんは重要な家臣役で活躍するのだけど、
ダンスシーンなどを見守る方で参加しないのが残念。
台詞が多いのは嬉しいね。

山科さんは今回お友達からおすすめされたのですが、
バレエダンサー、元ミストフェリーズ客演
というので期待☆
その通りに、前半でかなりピルエットが多く、
細身というよりしっかりした体格で
しっかりした軸でくるくる回転がきれい。

光一くんは、ダンスでエミーリアの結婚相手を競うシーンがあるのですが、
んん?ダンス揃ってないぞ、
ソロのダンスもう~ん…
いや、そんなはずないよね、
ジャニーズだし。
わざとずらしてるのかな?
お辞儀の腰の下がり方も、脚を高く上げるのも
王子の方が柔らかかったぞ。

音月さんは村人と一緒にちょっとだけダンスするのですが、
ほんのちょっとなのに、明らかに形が綺麗。
もっと踊ってほしい。

カテコでは王子、お決まりの博多弁大サービス
「~しとろ?」はまだしも
「好いとう」とか「帰ってきたばい」とかは
福岡におる時から言ったことなかろ?
と突っ込みたくなる。

奮発してA席1回だけにしたけど、
概要理解してからの感動なんだよなあ。
堪能するにはリピが必須。

第50回世界体操競技選手権


■会場:北九州市立総合体育館
■日時:2021年10月24日(日)16:25開始

これも1か月前のお話。

よく書いてますけど、体操観戦大好き。
北九州で世界のトップを生で見られるなんて!
と抽選応募したら当選しまして。
一番人気の男子個人種目別鉄棒の日。
橋本くんと、レジェンド内村くんの出場種目です。

残念ながらナゴルニーは来なかったけどね。

会場で生観戦するのって初めてでね、
テレビとはずいぶん状況が違う。
実況ってのがないのよ。
跳馬で飛んだとしても、テレビだと「リ・ジョンソン」とか
「後方2回転半ひねり」とか言ってもらえるけど、
そういうアナウンスはないの。
なので無言で見守る。
点数発表もテレビみたいな盛り上げとか編集はないから
黙ってただ待つ。
こりゃあテレビの方がわかりやすかったかなあ
なんて思いながら内村くんの登場を待つ。

みんな思いは一緒で内村くん、
なんとか無事に演技を終えてほしい。
なにせオリンピックの記憶が新しいからね。

そして待ってましたの内村くん登場。
客席全員が内村くんに集中。
祈る!
大技を飛ぶ、掴む、飛ぶ、掴む、
足先がピタッとくっついて内側に揃っててきれい。
残るは着地!
完璧に決まりました。
客席おお~と地鳴りのようなどよめきと拍手喝采。
内村くんもガッツボーズ。

やっぱり見に来てよかった。
そして、観客の満足と内村くんの達成感で、
点数はどうでもよくなってたの。

実際ね、この時点ですでに点数は3位だった。
まだ上位選手が演技してないのに。
でも、そんなことは誰も気にしてなかった。

そして、その後、橋本くんも中国の選手も完璧に決めて
内村くんは結果6位だった。

その後録画してたのを見たんだけどね、
途中何度か回転が停滞する時があって
回転を戻すために腕を曲げて力を加えてたの。
あ~こういうところが減点だったんだなあって。
橋本君は常に足も手もまっすぐだったもん。

内村くんは最高難度の技を決める会心の出来でも6位。
橋本くんには及ばないという現実をつきつけられた。
それはいいんだけどね、
もう辞めちゃうかなあと思った。

舞台『ムサシ』


■会場:北九州芸術劇場 O列サブセンター
■日時:2021年10月16日(土)13:30
1幕85分 20分休憩 2幕75分
■作:井上ひさし
■オリジナル演出:蜷川幸雄
演出:吉田鋼太郎
■音楽:宮川彬良
■出演:藤原竜也 溝端淳平 鈴木杏 塚本幸男
吉田鋼太郎 白石加代子
大石継太 飯田邦博 井面猛志 堀源起* 齋藤慎平

観劇から1か月以上経ってしまった。
この作品、ずっと前に映画館で映像として見ました。
井上ひさしさんと蜷川幸雄さんの作品を
今回は出演者である鋼太郎さんが演出。

ご存じ巌流島の戦いで宮本武蔵(藤原竜也)に敗れた佐々木小次郎(溝端淳平)
が実は生き延びていて、
復讐のために武蔵のいる鎌倉の名もなき寺にやってくる。
3日後の果し合いを約束するというお話。

初演のメンバーが再集結なので、
気心が知れてるのが伝わってくる。
ふざけすぎ、調子に乗りすぎ。
時代劇なのに、なぜか音楽はタンゴ。
そのリズムがペーソスを煽る。

テーマはものすごくわかりやすくて、
命の大切さ、復讐の連鎖を断ち切る。
ネタバレしてもよいと思うので、
実はね、二人以外の登場人物はみんな亡霊なの。
亡霊になってでも、どうしても二人の無駄な決闘をやめさせようと
あの世から帰ってきた。
みんなの大芝居で、目的は果たされる。

今回のsasa個人のお目当ては
役者の井面猛志さんが出演されてたこと。
すっかり舞台からいなくなってて
役者辞めたのかなあと思っていました。
実際やめてたのかも、でもこの舞台にはちゃんと帰ってきていました。
そして、あれ?思った以上にお顔が年齢を重ねてる?
まあ、人のこと言えたぎりではないけどね。

久しぶりの大きな劇場は満席で、
北九州劇場では以前にも上演されてて、
その時の観客もいらっしゃったと思われます。
盛り上がりが戻りつつあるかもね。

劇団四季『キャッツ』2回目


■日時:2021年9月29日(水)18:30
■会場:福岡シティ劇場 J列センター
■出演:

2回目のキャッツ。

大好きなキャッツなのに、
なんだかねえ、いまひとつ乗りきれない。
ご贔屓キャストさんがいない。
ニャアニャア客席下りがない。
慣れた演出から変わっている。
それと大きいのは観劇のブランクかなあと思う。
ステージに熱を入れることに隔たりができている。
もう一つ、客席がガラガラ。
sasaの2階最安席はお得なのでまあまあ埋まってるけど
少しお高い前方席とか1階とかは空席多し。

これってキャストさんたちもテンションマックスにはなれないよね。

ステージも客席も盛り上がりに欠けている。

もちろん、今回もガスには気持ち入ったし、
スキンブルは楽しいし、
ミストにはシャオチャン重ねたよ。

博多座『王家の紋章』


■日時:2021年9月23日(木・祝)12:00
■会場:博多座 2階B列サブセンター
■出演:

【メンフィス】浦井健治 海宝直人
【キャロル】木下晴香
【イズミル】大貫勇輔
【アイシス】朝夏まなと
【ライアン】植原卓也
【ミタムン】綺咲愛里
【ナフテラ】出雲綾
【ルカ】前山剛久
【ウナス】大隅勇太
【イムホテップ】山口祐一郎
松原剛志 坂口湧久、天野朋子、小山雲母、堤梨菜、藤咲みどり、
山田裕美子、横関咲栄、米島史子、大山五十和、川口大地、
熊野義貴、五大輝一、折井洋人、佐野隼平、下道純一、
千田真司、長澤風海、橋田康、若泉亮

市民半額観劇会で当選しまして、
久しぶりのA席行ってきました。

浦井×沙也加ちゃん×聖子ちゃん×大貫くん
の11日が見たかったのですが、
この日は1番人気で即完売、ネットでも見つからず
健ちゃんと大貫くんの男性陣だけでもおさえておこうと。

が、実際にはダンサーに目を取られて
特にsasaにとっての伝説の公演GQ組の風海くんが出ているものですから
探して追うだけでいっぱいで
ストーリーは追えなかった。
風海くん、小柄で体型がシャオチャンっぽい、
ダンサー4人組で役を変えて登場するので
探すのに大忙し。
でも、アンサンブルさんのダンスとは違って、
ここぞ!というダンスをするのですぐわかります。
ラストも千田さんと一緒に踊って目立ってました。

この作品、聞かせどことはアイシスの歌で
朝夏さんはとっても上手でしたが、
聖子ちゃんで観たかったなあ。
きっと聞きごたえあっただろうなあ。

木下晴香ちゃんは、以前「by myself」で王子とデュエットした時に
王子のレベルとの落差がすごくて残念でしたが、
舞台では上手ですね。

大貫くんは、ダンスがない~!
No dance, No Mr.Ohnuki!
歌頑張ってたけど、歌手じゃないもんなあ。

祐様はお馴染みのあの両手を上げながら
語るような歌声。
なんだかとても痩せてらっしゃって
心配になります。

健ちゃんはきっとよかったんだけど、
なにせ風海くんに集中しててあんまりチェックできず。
カテコの時ね、
みなさんはしずしずと歩いてるのに、
健ちゃんだけ、チョロチョロにやにや出てきて
全く~と可愛かった。

続々と休演が決まって、この作品も
観劇できるか当日までヒヤヒヤでしたからね。
今の状況では上演できるだけでありがたい。